ココニコのキモチ

心(ココロ)+笑顔(ニコニコ)=ココニコ

いろどり工房ココニコ管理人(ボランティア)のキモチブログです。日常生活と本職(教育分野)の気づきのお話をしています。

好きな作家の名前

大、美大受験の相談を先日、受けました。
相手はお父さん。
娘の受験の時の様子を交えながら話をしました。

 

デザイン系で合格するには学科試験の力が必須。
デッサン力も必要。
但し、実技試験は描ければいいというわけではなくて、出題者の意図を読み取る洞察力、観察力、読解力、理解力も必要。
実技は見た目上手ではだめで、技術的に確固たる基礎力が大前提。プラスαで、発想力。
あとは、瞬発力+スピード力と体力です。

こんな話をまずしました。

 

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そして準備に必要でもっとも大事なのは人です。
指導を仰ぐ師匠が必要です。
厳しい講評をしてくださる師匠の元での特別な訓練が必要です。

最近は絵が描けなくても合格できる学科も増えてきていますので、AO入試や推薦入試で入るという方法もありますが、あまりオススメできません。
入学後の4年間での成長度合いがまるで違うからです。
描くことを学ぶのが大学ではないですし、デザイン系では、それこそ経営学も学ぶ必要が高まってきているのが今の実態です。

 

タマビグラフィックデザイン学科とムサビの視覚伝達デザイン学科はどう違うのかという質問もされました。タマグラと視デを両方とも合格して視デを選んだ娘の例を出した時には質問攻めにあいましたが、この難問の正解は一人ひとりで違ってきたりするので、理解して頂くのに苦労しました。
藝大は入る時に天才の悟りが必要だなと思いますが、タマグラと視デはデザインに対する姿勢が根底のところで違います。
まずそれを理解できる土台を作らないと、判断できないと思います。


娘の場合は結果的に本人が自分の意志で選択した(たぶん…)と思っていますが、両方合格した後に悩んでいる時に、プロの視点で、娘のことをよくわかった上でアドバイスしてくださった師匠と言える方には本当に今でも感謝しています。

 

娘の頃と今とではまったく異なる受験環境なのですが、志望分野が娘と一緒のデザイン系だったので、受験よりも卒業後の進路についての話も長くなりました。

 

最終的には美大予備校をまず訪ねるようにアドバイスしました。
普通の進学校に通っている娘さんのお父さんでしたので、師匠が必要だからです。
現在の受験情勢を把握した上でのプロの進路指導も必要です。
特殊な受験作法、戦略も必要になるので、やはり美大予備校の右に出るものはありません。

 

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娘は高1の時から美大予備校に通いましたが、今でも想い出すと笑ってしまうのが、申し込みに行った日のことです。
東京では当時3か所の突出して力のある美大予備校があり、体験と説明を本人が聞いて決めました。相性も大事ですし、自分の意思がもっと大事です。

支払いもあったので、私がひとりで申し込みに行ったのですが、申込用紙を出したところ、その場で一旦却下されました。
裏側にアンケート欄があり、記入していなかったのです。アンケートは任意だと思っていたのでした。

 

娘に電話をして記入しますと伝え、一旦、予備校の前にあった喫茶店へ。
聞いて書くなんて面倒くさいと思ったので、勝手に記入して、再度、受付へ
先ほどの受付女子の方が確認をして受理してくださったのですが、裏のアンケートの欄を見て、なぜか微笑んでいます。
微笑んでいるというより、クスクスという感じです。必死に笑いをこらえているようにも思えました。

 

家に帰ってから、まったく悪気もなく、娘にアンケートは勝手に書いておいたからと伝えたのですが、何と書いたかを聞かれたので伝えたところ、1か所の所で怒られました。
そのアンケート項目は「好きな作家の名前」でした。
娘の好きな作家など、わかるわけがないので、実は私の好きな作家の名前を書きました。

 

好きな作家の名前は宮部みゆき

烈火のごとく叱られました。

 

美大予備校で好きな作家と言われたら、小説家のわけがないでしょうと。こう言われた時は衝撃でした。
創作系の作家の名前を書くべきだったのかと気づかされたのですが、やっと受付女子の微妙な微笑みの意味がわかりました。
自分ながら、やれやれと思ったのはなつかしい想い出です。

 

予備校、師匠の先生のお陰様で意味のある大学生活につながりました。今ではある企業の宣伝部で仕事をしていますが、今年から勤務先の主力製品の担当をしています。
毎日、CMで見ない日はほとんどないというような商品ですが、これから娘の独自色が出てくるのが楽しみです。
これも娘の予備校、大学での師匠があってのことです。


ホンモノは人からしか学べないというのを心から実感しています。

ビニール傘を大事にしていますか?

りたたみ傘を毎日、持ち歩いています。
天気予報に関係なく、カバンにいつも入れています。

 

折りたたみ傘を持ち歩く人は慎重派で、用意周到な人物だそうです。

何でも準備を完璧にしないと気になって仕方がないから、いつも折りたたみ傘を持ち歩いている。
心配性の一面がある。

 

逆に傘は持ち歩かないという人は、雨が降っても何とかなるさと楽天的で我が道を行くという性格だそうです。


心理学ではまずこういう分析をするとある高名な大学の先生に教わったのですが、自分にあてはめるとあたっているようで、あたっていません。
軽さと丈夫さを兼ね備えた折りたたみ傘を娘からプレゼントされてから、持ち歩くようになったのですが、それまでは重いので、天気予報次第で持ち歩くかどうかを決めていました。
今の私の傘の持ち歩き習慣は、統計学が土台にある心理学的な分析にはあわないのです。

 

折りたたみ傘は軽いとサイズが小さいものが多いですが、娘からもらったものは適度な大きさで便利で、かつ、自分では買わないデザインでした。美大を卒業しているだけあって、個性的なデザインで、自分では選ばないものを誕生日とか父の日にいつももらいます。美大デザインを追究したせいでしょうか、見た目と実用性と丈夫さがいつもあるので、結果的に愛用&ものすごく長持ちになります。付加価値として、新たな生活提案とか新たなキモチ作りなどもあるなと感じています。
このあたりがデザイン学を学ぶものにとっての基礎基本の結果なのでしょう。

 

さて、我が家の傘立てを見ると、かなりのビニール傘が差し込まれています。
日本では、毎年数千万本のビニール傘が消費されているそうです。
つまり、毎年ほぼ同じ数だけ捨てられていることも意味します。
ビニール傘は構造や素材からも仕方ないと思いますが、燃えないゴミとして処理されます。雨に遭遇すると数百円でコンビニなどでも買えるので、使い捨てにされる傾向があります。

 

数百円だから乱雑に扱われるのだと思いますが、今の時代感覚では仕方ないことなのでしょう。もったいないビニール傘の運命です。
子供の頃から数百円の使い捨て感覚で扱われるビニール傘も大事にする精神を養うことができていると、大分違うのになと思います。訪問先に着いた時に、濡れた傘の雨水を静かに切ってから、外でたたむということが自然にできるべきだと思いますが、満員電車での傘の扱い方を見ていても、そうではない人が増えてきているように思います。びしょびしょの傘をたたみもせずに乗ってくる人がいますが、残念なキモチになります。

 

一方で、ビニール傘もちょっとしたデザインの力で大きく変わることができます。
こんなビニール傘をいただきました。

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しろねこがプリントされたビニール傘です。
武蔵野美術大学の油絵学科の遠藤彰子先生の描きおろしです。
美大生は荷物が多いのでサイズも65センチでゆったりしています。
ほかに「くろねこ」のもあるそうです。ねこがビニール傘に新たな命を吹き込んでいます。

 

ビニール傘は安いから、また買えばいい。
乱雑に扱っても気にしない。
結局、お金を大事にしないコスト意識もない感覚で包まれてしまうと思いますが、ちょっとした絵の力と工夫で変えられるなと思いました。ビニール傘も大事にされて、喜ぶことでしょう。

 

ぱるるの日めくりカレンダー

が届いたの?
先日、配達されてきた薄い段ボールを開けていたら、怪訝な表情で我が奥様から詰問されました。

薄い段ボールから出てきたのは、これです。

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島崎遥香さんの日めくりカレンダーなのです。
毎月、ひと月分ずつ届くのです。

島崎遥香さん作の言葉が毎日ひとつ書かれています。
4月15日(日)の一枚はこれです。

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文章、レイアウト、文字のバランスなど細かなところまで、ご自身でデザインした日めくりカレンダーです。島崎遥香さんの感性が伝わってくるその日の言葉は独特です。絵も個性的で愛嬌があっていいと思います。

翌日の4月16日(月)の一枚はこれです。

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1年間分を申し込んでいて、今年の1月から毎月一冊ずつ送られてきます。

B5の縦サイズで、表紙と裏表紙は毎月個性的な写真になっています。

 

島崎遥香さんは元AKBで、通称ぱるる、今は女優さんとして活躍されています。
今月はついに舞台にも進出されていました。

結構な頻度で、島崎遥香さんをテレビドラマで見かけますが、存在感があり、すごいと思って観ています。
個性的な演技はすごく魅力的だと思います。
どんな役でも、島崎遥香さんでなければできない予測不能な演技をされているのではないかと思います。

 

言葉の捉え方、感性もただ者ではないと思います。
ドラマの同じセリフでも、島崎遥香さんにしかできない個性、インパクト、存在感、そして不思議感の味付けがあるいい演技になっているなと感心していました。
たぶん評価については賛否両論が起きやすい面があると思うのですが、そういうところも女優としての需要につながっていると思います。

 

島崎遥香さんのひと言、ひと言の中にとてつもない力と感情的なスゴさ、心地よい雰囲気を感じていたのですが、そこに日めくりカレンダーの情報が届きました。
本人が一日一枚を作る日めくりカレンダーが登場すると聞き、毎月、届くようにしたのです。

 

毎日、めくるたびに出会う言葉やメッセージを受け取ると、とてつもない化学反応を自分にもたらすのではないかと思ったのです。毎日、刺激を受けられるなら、きっといい意味での自分自身のハプニングや行動、発想を起こすきっかけになると思ったのです。

 

今年の1月1日から使い始めて、4か月半。
今は1日の生活の中の大事な味付けと時々爆弾が爆発するかのごとくになっているという感じです。
最初の頃は朝にめくっていたのですが、途中から前日の夜にめくるようにしました。
翌日のメッセージやヒントを受け取って、醸成することができるので、その日の余韻もすっきり払拭できるし、これはいいなと思って続けています。

 

あたり前ですが、毎日、日めくりの中身は違います。
それも一定のテイストではありません。
一日一枚を作るというのは、とてつもなく大変なことです。


私も過去に仕事で毎日、ひとつ作るというのをいろいろな事柄でしています。
例えばその中のひとつ、今日は何の日?というあるサイトのひとつのコーナーを366日分、毎日ひとつ書きおこした日々は、コツコツと続けることのつらさと、やり遂げた時の爽快感は半端なかったものでした。

 

実際に掲載した文章の5倍ぐらいのネタ文を作っていましたが、このネタ文のほうがかなり自分にとって役立つものになっていたりします。今も私の宝物で、データベースのごとく、整理されて、さらに拡充されて続けています。

 

ひめくりカレンダーを毎日考えるという時間はとてつもなく大変で苦しい時間だと思うのですが、文章を書くというのは、間違いなくその人にとって、次に向けたパワーになります。


恐らく、島崎遥香さんは実際にできあがったその日の日めくりにたどり着くまでに、没の日めくりが大量に出ているのではないかと思います。ここが、すごいことにつながります。きっと演技の土台作りにもなっているのではと推察します。

 

日めくりカレンダーは普通どさっと1年分を販売していますが、島崎遥香さんの日めくりカレンダーはひと月ごとに届く仕組みです。一度に送ることができないのは、現在も日々一枚ずつご本人が制作を続けているからだと思われます。ものすごく苦しみながら、没を重ねながら、作られているかと思うと、毎晩、一枚ずつめくるのも厳粛な儀式になるものです。

 

1年分を申し込むと、1年分の日めくりカレンダーが綴じることができるぱるる特製オリジナルバインダー」が付いてきます。毎日めくったカレンダーが保存できるのですが、毎日じ〜と見ると、おっ、ふむふむ、へぇ〜、あっ、・・・と言ったリアクションが脳内で起きたりするいい刺激物なので、大事に保管しておきたいというキモチは自然とわきあがってきます。

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最初はバインダーはいるのか?と思っていたのですが、自分にとっては様々な場面でのアクションの素にもなる貴重な一枚一枚になっているので、今では大事なバインダーのひとつです。

 

ぱるる
島崎遥香
元AKBの人?
???
やっぱり、変わっている・・・と家の中では思われている様子が感じられますが、本人はいたって大真面目に毎日めくっているのです。

 

カレンダーというと
日付や曜日の確認、
先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口六曜の確認、
カレンダーに書き込んだ予定の確認、
などが今までの用途だったのですが、
まったく新しいカレンダーの使い道を島崎遥香さんは提案してくれました。

 

最後にバインダーの中のいくつかをご紹介して終わりにします。
お金を払って買うカレンダーなので、とっておきのものはご紹介しずらいので、当たり障りのないものの紹介にとどめますがご了承くださいませ。

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国分寺駅がすごいことに・・・

日、西武線国分寺駅まで出て、そこから中央線を利用しています。
この国分寺駅に隣接して建設されていたふたつの高層マンションが立ち並ぶ、ツインタワーが完成しました。国分寺駅の改札を出てすぐ左手にツインタワーのひとつがそびえ立っています。

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線路沿いに道路をひとつだけ間にはさんでもうひとつの高層ビルが並んでいます。

駅と一体化しているかのように立つタワーの1階から4階までにミーツ国分寺という名前のショッピングセンターができました。国分寺駅直結で、食品や衣料、雑貨などの専門店49店が入っています。

さっそく開店初日の土曜日に見に行ってきました。

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国分寺には元々、国分寺マルイとセレオ国分寺が駅ビルの地下から8階にはいる形で存在していて、ちょっとした買い物にはまったく困らなかったので、ミーツ国分寺ができると画期的に便利になるに違いないということでワクワクしたキモチで向かいました。

 

まず、最上階の5階へ。ここはミーツ国分寺ではなく、国分寺市の運営するフロアです。
最大260席のホール、行政サービスコーナーがある市の施設cocobunjiプラザ、屋上庭園があります。

 

実は一週間前にもここに来ています。
4月1日の日曜日にマルイ・セレオチームのほうにある紀伊國屋書店に寄った帰りに駅の反対側もぶらぶらしていたら、とんでもないイベントをしているのに気づきました。
チラシを何気なくもらって、何気なく見ました。
これです。

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左のところの小さな部分を拡大してみます。

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なぜ1日だけしかしないのかわからなかったのですが、1日だけ月の石が展示されていました。びっくりです。

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日本の宇宙開発は昭和30年4月12日に東大の糸川英夫教授らが実施したペンシルロケットの発射実験国分寺市で行われたのが始まりだそうです。
ロケットの大きさはわずか23センチ。

 

今日は月の石はありませんが、ペンシルロケットの模型や最近のロケットの模型などが展示してあります。

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こんなティッシュも頂きました。

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同じ階にあるリオンホールもちょっとのぞいてみました。

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最大で260席なので、市民のための小さなスペースですね。

 

屋上庭園はこんな感じで今は空間があるだけです。

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4階に降ります。

東急ハンズがあるフロアです。


マルイ・セレオチームのほうにあるロフトよりは広いですが、やっぱり普通の東急ハンズに比べると小さいです。元々国分寺のロフトも小さいので、ロフトと東急ハンズを足すと、必要なものに近いものはどちらかで手に入る・・・という感じでしょうか。品揃えは違っていたので、お互いに補完し合っていて、利用者からするとよいかと思います。本当はどちらでもよいので、ド〜ンと広〜いスペースで出店してくれると便利なのになぁと思います。

 

東急ハンズの隣にKEYUCAがあったのには、え~と思いました。
実は、マルイ・セレオチームのほうの紀伊國屋書店の隣に3月末まで店舗がありました。マルイ・セレオチームのほうの閉店の後には、こんな張り紙が今も貼ってあります。

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移転とは書いていないのは、ちょっとなんだなぁと思いますが、大人の論理では仕方のないことなのでしょう。


同じ、4階にはメガネのパリミキがありました。マルイ・セレオチームにはJINSがありますので、みごとに競合ですね。品揃えや価格帯、客層はまるで違うので、よいのかもしれません。

 

3階に降ります。
Hmv BOOK storeというHMVとしては初となる小型書店がありました。
確かに小さい本屋さんです。
ちょうど必要だった本があったので、購入しましたが、品揃えに大きな特徴が感じられなかったので、もっとクセのある本の選び方をすればいいのになぁと思いました。
購入したら、こんなトートバックをお土産に頂きました。

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トートバッグだけで、自分にはHmv BOOK storeが突如イメージアップ。

 

HMVは何をしたいのか、よくわかりませんでしたが、マルイ・セレオチームには十分な広さの新星堂があるので、CDやプルーレイのお店にしなかったのは正解かもしれません。でもマルイ・セレオチームにはかなり広い紀伊國屋書店があるので、小さな書店にするなら、やはりとんがった品揃えが必要かなと思います。

 

2階は自分の趣味にはあわず。

女性向けのお店が多いフロアです。

 

1階には薬屋さんとクイーンズ伊勢丹
マルイ・セレオチームにはマツモトキヨシがあるし、成城石井・マルイ食遊館があるし・・・。クイーンズ伊勢丹は高級スーパーと聞いていましたが、おじさんにはちょっと難しい品揃えでした。ここでこれを買ってきてと言われても、買えないだろうなと思いました。

 

ふむふむ。
新しいミーツ国分寺というものができて便利さが増すのだろうぐらいにしか思っていませんでしたが、行ってみて、見終わってから、ものすごくびっくりしました。
ミーツ国分寺国分寺マルイ&セレオ国分寺でお店の分野がかなりかぶっていたのです。

 

「ミーツ VS マルイ・セレオチーム」という図式で書き出してみます。
以下、左にミーツ、真ん中にVSの文字、右にマルイ・セレオチームの順です。

 

Hmv BOOK store  VS  紀伊國屋書店
東急ハンズ  VS  ロフト
スターバックス  VS  タリーズ
コクミンドラッグ  VS  マツモトキヨシ
クイーンズ伊勢丹  VS  成城石井・マルイ食遊館
神戸屋、箱根ベーカリー  VS  アンデルセンポンパドウル
レ ミルフォイユ ドゥ リベルチ  VS  青山フラワーマーケット
パリミキ  VS  JINS

まだまだいろいろありますが、これぐらいで。

ふむふむ。同じような分野が両方にあると、両方見に行かないといけない。時間がもったいない。

 

ミーツのほうはチラシとかを読むと、どうも女性を意識して、ちょっと高級感のある店舗作りをしている様子なのですが、実際に見てみると、おじさんにはよくわかりませんでした。
女性から見ると違って見えるのでしょうか。


できる前までは、大型商業施設とうわさでは聞いていたのですが、マルイ・セレオチームに入っている店と似たような小規模店舗がポンポン並んでいる感じでした。
商圏の競合店舗に何があるのかをよく調べずに出店するお店を決めて行ったのかしらと思ってしまいました。
これから競争して、本当に国分寺に両方あってよかったとなるようにして欲しいなと思います。

 

よかったのは、喫茶店や飲食店は増えたことでしょうか。
混雑度が分散するのは大歓迎。
再開発前にほぼ同じ場所にあったマクドナルドも出店。
花火寿司なるお店ができたのもうれしい。今日は半額でものすごい行列でした。
西友国分寺店のスターバックスコーヒーはつぶれたのかと思っていたら、ミーツに来ていました。

 

東急ハンズが一番広かったお店でしたが、でも普通の東急ハンズのイメージからすると小さすぎるのが残念。厳選された品揃えにはなっていたけれど、ちっとさびしい。

 

それにしてもミーツ国分寺ってどういう意味なのだろう。

三越伊勢丹ホールディングスが全体を運営しているそうですが、国分寺の新しい雰囲気や空気作りを頑張って欲しいと思います。国分寺の駅前の再開発を工事の最初から眺めていた自分としては、もっとやれることはあるのにと思いました。

 

個人的には西友国分寺店にも頑張って欲しいなと思います。

帰りに寄ってみましたが、特に混雑度に変化はないようでした。

 

ミーツの上は高層マンションです。
マンションシティタワー国分寺ザ・ツイン。
全583戸。
西街区が地上36階、地下3階、東街区が、地上35階、地下2階。

 

見上げていたら、ものすごく心配になってきたことがあります。
中央線のラッシュです。
大丈夫でしょうか。


都市開発はインフラも考えてやってほしいものですね。
大丈夫でしょうか。やっぱり心配になってきました。
電車が混みすぎることのないように祈るばかりです。

姿勢を正す道具のお買い物

週間ほど前、我が奥様に頼まれお買い物をしました。
これです。

ボディメイクシートスタイル(Body Make Seat Style)レッド

ボディメイクシートスタイル(Body Make Seat Style)レッド

  • 出版社/メーカー: MTG(エムティージー)
  • メディア: ヘルスケア&ケア用品
  •  
 

姿勢を矯正する器具です。
椅子の上に置いて、その上に座ります。
定期的に行っている病院で紹介されたそうです。
病院で実際に座って確かめてみたら、よいと思ったと相談を受け、Amazon君で価格を調べると、Amazon君の勝利。
ということですぐさま注文。
翌々日には到着しました。

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実はこれ、私自身が興味を持っていました。

 

パソコンと向き合っている時間が毎日あまりにも長いので、体全体をかなり酷使しているなという感覚がありました。
座る時間が長くなると、どうしても姿勢が悪くなります。悪い姿勢というよりも、楽な姿勢になりやすいなと思います。両肩が落ちた前屈みの姿勢、いわゆる猫背に近い姿勢と言ってよいかと思います。

 

猫背などの楽な姿勢を正そうとする時に人間の体は筋肉を使うことになるのですが、私の場合、かなりの頻度、時間で筋肉がやるべき仕事をしていないという状態です。猫背は楽な姿勢ですが、いい姿勢ではありません。
筋肉が仕事をしていないので、結果的に調子がおかしくなる原因になるそうです。

 

姿勢が悪くなると、肺が広がらないため、深い呼吸ができません。さらに、血管が伸びて細くなり、血流の量が減り、脳へ送られる酸素やブドウ糖が減り、結果的に脳の活動が低下します。脳の酸素が不足すると、眠くなったりします。

つまり、姿勢が悪くなると、脳の動きも低下するのです。
受験生で姿勢が悪いまま、勉強していても、効果が出にくくなるのですが、医学的に理由があるのです。

 

さて、この種の椅子の上に置く機器には実は2種類あります。
ひとつは座りやすさを追究して、腰の負担を減らすもの。
もうひとつが、姿勢のゆがみを修正し、正しい姿勢の型を身につけさせるもの。
今回購入したのは、後者のほうです。

 

ある量販店で見かけて、ちょこっと試したみたことがあり、気になっていたのですが、また変なものを買ったと言われそうなので我慢していたのでした。

 

最初に座ると、楽な姿勢に慣れている人ほど腰が痛くなります。
Amazonのレビユーであまりよくない評価をしている人のコメントを読むと、本来のこの椅子の目的を知らずに買っているのだなと思います。
正しい姿勢の型というのは、厳しい訓練が必要なのです。
道具は作られた目的を知ることが大切ですね。

 

我が奥様は届いて試したところ、痛いと言っていましたが、使い方を会得してからは15分ぐらいの短時間から慣らすようにして利用しているようです。
私も休日に我が奥様が外出している時などに活用していますが、最初はすぐに腰が痛くなる感じでしたが、今では数時間座ったままでも大丈夫になりました。
もっともこの商品は長時間座ることは目的にしておらず、姿勢を正しくするのが役割です。最終目的はこの機器を使わなくても、姿勢がよくなることです。

 

ちなみに、ふだんの歩く姿勢もピン!となってきたように思います。

本当は勤務先でも使ってみたいなと思いますが、今以上に変な人と見られるかなと思うので、我慢、我慢。

 

悪い姿勢は楽。
背筋をピンとしたい姿勢は体の構造的にはつらい状態です。
だから、いい姿勢をしようというのは、やっかいなのです。
いい姿勢は意図的に筋肉も使いながら、型をあてはめていかないといけないのです。

 

いい姿勢は本人には実感はないかもしれませんが、体が実は疲れないので、集中力を高めやすくなります。結果として、やる気を高めやすくなります。いい姿勢は左右の目から入ってくる情報のバランスがよくなります。逆に姿勢が悪いと左右の目から入ってくる情報を補正する力が必要になり、脳が疲れやすくなります。

 

アスリートと呼ばれる人は見ていると、立っていても、歩いていても姿勢がいい人が多いなと思うのですが、科学的な根拠があるのです。

 

子供が勉強している時は、正しい姿勢が大切です。

目線は水平に
背筋をピン!
肩の高さは左右同じ

この3つが大切です!

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同時に適度な時間感覚で体をほぐし、動かすことも大事です。この時間感覚は人によって違います。短くて10分、長くて50分かなと思います。

この作法が、脳と体の機能を最大限に引き出しやすくなるのです。

トラ愛の次はエヴァ

回は、トラ愛に満ちた国語辞典について取り上げました。

 今回もつい最近手に入れた辞典を取り上げます。

「ことば選び実用辞典」という辞典なのですが、見た目がとても特殊です。
これです。

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エヴァンゲリオンとコラボをしている辞典です。
ケースには碇シンジ、表紙にはエヴァンゲリオン初号機が描かれています。

 

エヴァンゲリオン×ことば選び実用辞典 01 (エヴァンゲリオン×ことば選び辞典)

エヴァンゲリオン×ことば選び実用辞典 01 (エヴァンゲリオン×ことば選び辞典)

 

例えば「わかる」という言葉。

「わかる」ということを違う表現で言いたい時とか、覚えていた言い回しがあったけれど、忘れてしまって思い出せないという時などに使います。

 

意味と言葉と用例のセットになって掲載されています。
実際に「わかる」を引くと、こんな感じで書かれています。

 

意味 意味を理解して自分のものにする
言葉 会得
用例 パソコンの操作を会得する

 

では、「わかる」で引くと登場している言葉を意味、言葉、用例の順で抜き出してみます。

 

意味を受けての側から理解説明する
解釈
難文を解釈する

 

承知する。うなずく。納得する。
合点
合点承知した

 

感じて会得する。真理を語り合う。
感得
人間の本質を感得する

 

相手の言動にわざと別の解釈をする
曲解
問題が曲解されて伝わった

 

意味をとり違えて謝った理解をする
誤解
誤解されやすい人物だ

 

悟得
誤認
悟る
自得
首肯
承知
疎通

 

「わかる」だけで32の言葉が並んでいました。
さらに、「知る」、「認める」を調べよという記載が最後にあります。

「わかる」から様々な言葉の広がりがあります。

 

「学ぶ」を調べて見ると、
荒行、温習、学修、既習、教練、苦学、研鑽、修行、習熟、習得、修得、、、

使い方次第でこれは面白いことができます。

約580の言葉で引くことができます。


実は、もう一冊の辞典を同時に手に入れました。
これです。

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「感情ことば選び辞典」です。
こちらのケースには綾波レイ、表紙にはエヴァンゲリオン零号機が描かれています。

 

 

エヴァンゲリオン×感情ことば選び辞典 00 (エヴァンゲリオン×ことば選び辞典)

エヴァンゲリオン×感情ことば選び辞典 00 (エヴァンゲリオン×ことば選び辞典)

 

 


呆れる
美しい
落ち込む
賢い
・・・
といった、感情にまつわる言葉をひくと、たくさんの意味、言葉、用例が並んでいます。

 

ためしに「考える」を引いてみます。


考えるを巡らす
案じる
我が身の行く末を案じる

 

他の人と異なった考え
異見
異見を述べることが許されない

 

他と異なった考え。特に、反対意見
異存
リーダーの提案に異存はない

 

自分だけの考え、判断
一存
私の一存では進退を決めかねる

 

ちょっと考える。一度考える
一考
一考の余地がある

 

異なった考えや意見
異論
異論を唱える

 
一考、臆見、愚行、苦慮、考察、考慮、考量、顧慮、思案、私意、私見、思考、思索、思弁、思慮、、、

 

43個も並んでいます。

 

さらに、カタカナ表現、やわらか表現の一覧があり、「思う」と「感じる」の項目も引いてみなさいと書いてあります。

 

約200語の言葉で引くことができます。

 

例えば「考える」ということを子供たちに「考えさせる」きっかけのアイデアを「考える」時などに威力を発揮しましたが、こういうキモチをどう言い表せばよかったかなとふと思った時に便利ですし、大活躍します。

 

言葉の知識がないと国語辞書は調べられませんが、キモチで引けばいいので、すごく画期的な辞典です。

 

このふたつの辞典があると、いろいろな場面で解決のヒントに出会えそうです。
最強のペアだと思いました。

 

このふたつの辞書、実は大きさも画期的です。

 

厚さわずか1センチちょっとです。

ボールペンと比べると手軽に扱えるのがわかっていただけるでしょうか。

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字が大きいので非常に読みやすく作られています。気軽に利用するキモチを形からも演出しています。

 

エヴァンゲリオンでは、国際連合直属非公開組織の特務機関NERV(ネルフ)が進める3大計画があります。
E計画、アダム計画と並ぶ最大の謎の計画が人類補完計画ですが、今回の辞典は「文章補完計画、発動」が合い言葉だそうです。

 

遊びココロと実用性が詰まった辞典です。

 

なお、実はこのエヴァとコラボした遊びココロ満載の辞典は全部で5種類あります。
大規模書店に行くとこんな感じで陳列されています。

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ことば選び実用辞典、感情ことば選び辞典、ことばの結びつき辞典、創作ネーミング辞典、難読漢字選び辞典の5種類です。ケースはパイロットたちが彩り、カバーにはそれぞれのパイロットが搭乗するエヴァンゲリオンが描かれています。5冊がワンセットになった豪華BOXセットもあります。

 

エヴァンゲリオン×ことば選び辞典 全5巻 BOXセット

エヴァンゲリオン×ことば選び辞典 全5巻 BOXセット

 

  

今、我が家のリビングのテーブルには、トラとエヴァが鎮座しています。

 呆れられているのか、「これは何?」と何も尋ねられません。ふむふむ。

トラ愛に満ちた国語辞典

事で紙の国語辞典を使う機会がかなりあります。

使っていた紙の国語辞典がボロボロになってきたので新しいのを買おうかなと思っていたら、タイミングよくすばらしい国語辞典が発売されたので、手配しました。
これです!

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これがウワサの三省堂国語辞典・第七版・阪神タイガース仕様」です。
ケースをはじめとして、全てが阪神タイガースであふれています。
トラ愛に満ちている一品です。

 

三省堂国語辞典 第七版 阪神タイガース仕様

三省堂国語辞典 第七版 阪神タイガース仕様

 

 

ケースには阪神タイガースの大きなロゴマーク
縦じまのデザイン。
中のビニールの表紙もチームカラーの黄色でした。
帯の裏側には阪神タイガースの歌六甲おろし」の歌詞が掲載されています。
表紙をめくると阪神甲子園球場の写真。

 

三省堂国語辞典の第七版は2013年の12月の発行でかなりこなれてきている時期なので、発売開始当初によくある誤植や間違いも解消されているだろうという安心感もあります。
さらに、今回は用語の使用例として載っている例文の中に3か所だけのようですが、阪神タイガースにまつわるものが載っていますので、実用と遊び心が詰まった一品なのです。

 

国語辞典は勉強のためだけに使うものではありませんが、何事も楽しさがあると結果が異なります。

 

用例は阪神一色にするとさすがに国語辞典として不思議な雰囲気になるので、そこは良心が働いたようです。ごく限られたところだけにトラ風味がほどこされていました。
国語辞典として普通に使用できるので大満足です。

 

三省堂国語辞典は新語を積極的に取り入れているので有名なのですが、最近よく見かける「裁量労働」という言葉もちゃんと掲載されていました。
ちなみに、私は裁量労働を10年以上前からず~と続けています。「裁量労働」は悪者のようにみている人もいるようですが、悪い裁量労働、変な裁量労働もあれば、心地よい緊張感のある裁量労働もあるように思います。どんなルールも使い方次第ではないかと思いますが、悪用されることが多いようです。

 

紙の国語辞典は持ち運びが不便ですが、手を動かしてめくることには様々なメリットもあります。これは実感できない限りはわからないかもしれません。
言葉をネットで調べることも日常化していますが、アナログとデジタルを使い分け、相乗効果をだすのが大切だと思います。
目的や用途に応じて変えることが大切で、遊びココロももっと大事だと思います。

 

遊びココロと言っても、例えば子どもは大人度合いによっては注意が必要だと思います。
伸び伸びさせようとすると好きなほうへいく。
楽しくさせようとすると楽なほうにいく。
絶えずあたたかな引き締めが必要なのが今のニッポンの子どもたちだなと思います。

 

もちろん、そんな心配無用の子どもたちもいますので、冷静に一人ひとり、別々だという大前提で決めないといけません。

 

スマホで言葉を調べる、知らないことを調べるのはよいことですが、見ているとそれをきっかけにして長時間、楽しいことに逃避してしまうということはよくあることです。
スマホは子どももあたり前がどんどん進行していっていますが、使い方や作法を間違えると堕落する道具になったり、逆に賢くする道具にもなります

何事も使い方次第ですね。

 

うれしい連絡、そして高校受験と大学受験の昨今

回は、小中高のそれぞれのお話です。

 

まずは小。

 

東京都狛江市で3年間だけ開いていた小中高校生のための塾のようで塾ではない場がありました。最後までがんばってくれた、今、小6の男子とお母さんから手書きのお手紙が届きました。
私立中学に合格しましたという知らせでした。

 

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私と出会った時は私立中学なんて考えていなかったと思います。

単に学校の試験が思わしくないので、家のすぐそばなのでやってきましたという感じでした。
最初の頃は長年の経験に基づく勘でしたが、普通の中学では枠に収まらない子ではないかと思いました。

 

のめり込むととてつもない集中力と学習力を発揮しますが、嫌なことは嫌だとはっきりしています。次の行動がまったく読めない子ですが、その行動には本人なりの理由があります。自分のキモチに素直すぎる形で突っ走り出すので、学校では誤解を受けやすいだろうなと思いました。

 

打ち解けていく中で、学校での様子を少しずつ本人から聞き出していくと、やはりというか、悲しい接し方をされていることがわかりました。でも、とてつもない才能にあふれているのは毎回接する度にわかりました。多人数の教室運営では、やんちゃな部分を受け入れ、眠っている才能に気づき、伸ばすのは余裕もなく困難なのでしょう。

 

このまま近くの公立中学に進学した場合の授業での様子やその後が手に取るように予測できたので、お母さんとの個別面談で私立中学を受験することを勧めました。
かなりびっくりされていました。
面談の前に、あらかじめ候補にできる私学に何度も訪問し、入学した後に彼の可能性を最大限に引き上げてくれる体制があるかを設備、シラバス、中長期計画、必要な費用、先生方、組織運営、その他もろもろのことを把握し、選定した上でお母さんに話をしました。

 

とんでもない。

何を言い出すのだとお母さんは思われたことだと思います。

 

ご家族も本人も気持ちが決まった頃、ちょうど1年前ですが、残念ながら勤務先の決定が出て運営していた施設を閉鎖することになりました。心残りでしたが、この塾なら、この先生方なら大丈夫だろうと思えるところに移っていきました。

どうしたかなぁと思っていた頃、合格しました!という手紙を受け取り、嬉しい、嬉しいキモチになりました。

 

お母さんの手紙によると、他の私学めぐりもし、進学先の私学には結局10回も見に行ったと書いてありました。本人のキモチが一番大切なのですが、伝えていた受験作法を実行してくれたこともわかり、ますます嬉しいキモチになりました。
結局、本人がこの私学1本で受験したいと決め、保護者もそれを後押しし、入りたい1校のみを受け、見事合格特待生にもなったというおまけ付きでした。
大変革を宣言し、形も中身も変える取り組みを数年前から実行してきている私学で、6年後の大学受験の時には注目を集めているに違いないと思います。

 

嬉しい手紙でした。


次は中。

 

高校入試は東京と神奈川は終了。千葉の後期試験と埼玉が3月1日にひかえています。

 

全体的な傾向として、今年の東京の中3生は私学への進学に舵を切る割合が増えているように思います。肌感覚でも感じられます。
2020年大学入試改革への不安と私立高校無償化の影響が思っている以上に大きくなってきていると感じました。単に勝負を避けるためではなく、自分の未来を最善の結果にしていくための舵取りであって欲しいと思います。

 

狛江で接していた中3生からも私学が第一志望で、合格したので、進学しますという連絡が複数来ています。私から見てもとてもいい私学で本人たちにとっても相性のよい選択をしていたので、ほっとしているところです。残りの中3生も先週、都立高校の入試に挑んでいます。後は結果を待つばかりです。

 

今年から日比谷高校や西高校など難関校は自校作成問題になりましたが、受験した中3生に聞くと、スピードと時間配分で差がつくような問題だったということでした。都立西高校の国語では説明文の問題は佐伯啓思さんの「経済成長主義への訣別」だったそうです。去年の7月に発売された書籍です。経済成長が人々を幸福にするというのは誤解だという指摘をしている経済というよりは、経済哲学の本でした。西高校としてのキモチを感じました。西高が生徒に求める生徒の力量、生徒の姿を感じさせる題材だなぁというのが正直な感想です。哲学は生きる上で大切だと思うのですが、それも入試問題から感じ取ってくれたらと思いました。

今回から久しぶりに自校作成問題が復活したのは、各高校の心意気が全面に出せてとてもいいと思いました。

 

理社は共通問題ですが、公表された問題を見ると、問題に異議ありとならないように今年は例年になくおとなしい作問になっていると感じました。


最後に高。

 

国公立大学は今日から2次試験がスタートしました。
多くの国公立大学では、今日の日曜のみの場合と2日間の大学があります。
医学部は2日間が多いですが、東大と京大などの医学部は3日間もあります。
東京藝大だと2次試験の中でさらに二段階選抜になっていて1次試験と2次試験があり、3月の9日までと長期間の戦いです。

 

こんな中、2月22日(木)に東京新聞を読んでいて、目が釘付けになりました。著作権のこともあるのでほとんどをモザイクにしましたが、かなりの広さの紙面を使っているのはわかって頂けると思います。

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タイトルは「相次ぐ出題ミス なぜ起きる」
大阪大、京都大での入試問題の出題ミスを最初に取り上げているのですが、途中でこんなことが書かれています。

 

「ある難関大学の教授によると、試験の当日、ファクスで大手予備校に問題用紙を送り、誤りがないかどうかをチェックしてもらう」・・・・・という知らない人にとってはけっこうびっくりするような内容です。

 

いわば受験産業の表に出しづらいメニューの仕事がいろいろあるというのは、長いこと教育分野で仕事をしていると、自然に伝わってくることがありますが、普通は表に出てきません。
正直、えっ、これ報道していいの?と思いました。
教育の世界の複雑怪奇な相関図が垣間見えてきます。

 

入試問題を作るという仕事は大学の先生にとっては本職ではないので大変だと思いますが、できるだけミスをなくし、公平性を担保する仕組み作りは永遠の課題だと思います。

 

入試問題の作問改善の取り組みとしては、岐阜大を中心としてスタートした過去の入試問題の相互利用というのがあり、現在は100大学以上になっています。

 

入試過去問題活用宣言

http://www.nyushikakomon.jp/index.html

 

東大、京大のように独自性の高い良問を作り続けている国立大学や早慶をはじめとするいわゆる私立の難関大学は元々作問を維持する体制作りが可能だからでしょうか、参加していませんが、相互利用で難問奇問が減り、良問で受験できるのはいいことだと思います。

 

作問の外部委託というのも存在しますが、ブームや過渡期は過ぎて、一部でのみ続いているようです。
偶然問題が漏れるというリスクが高いからだと思いますが、入試問題の作問を請け負っていると公表していた河合塾は10年程前に中止宣言をしました。今は、作問力のある予備校の一部では請け負っていますが、かなり大変そうです。悪意がなくても問題が漏れるリスクがあるので、仕事の大変さに比べて利益が出せないので、仕事としてするのはかなり大変なことだと思います。

 

今年の入試では作問や採点のミスのない正しい選抜がおこなわれることを祈るばかりです。

 

続:医師国家試験と高校入試

回は、医師国家試験と都立高校入試の倍率、神奈川県の私立高校無償化についてのお話でした。 


この話題はこれで終わりにしようと思ったのですが、質問をそれぞれ頂いたので前回の続きになるとどうかは定かではありませんが、書いてみます。

 

医師国家試験が終わり、後は結果を待つばかりになりました。
合格率は例年90%前後です。
この数字を見ると合格はあたり前のようにうつるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
医学部は6年間です。
6年間、地道に勉強すれば難しくありませんとは言えるかもしれません。
逆に6年生の時だけの勉強とか、半年しか勉強しなかった医学生はかなり厳しかったのではないかと思います。

 

普通の学部と違い、医学部は医師になるための職業トレーニングに特化したカリキュラムになっています。本人の気持ち次第で、やりたいことが学べる普通の学部とは異なります。
医学部は医師養成機関なのです。
医師になるには、医師国家試験に合格しなければいけません。

 

途中、大学4年の終わりには、CBT・OSCEという二大試験があります。

CBTとは、Computer Based Testing。
パソコンを使って受験する試験です。

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パソコンを使って、たくさんの問題データベースからランダムに選ばれた問題を解きます。隣の学生とは解いている問題が違うという仕組みです。
出題の仕組みもとても複雑怪奇でよく考えられたロジックで出題され、320問との勝負をするのがCBTです。

 

320問のうち、240問はプール問題と呼ばれ、前年度までの試行で正答率などにより良問と判定された問題からの出題で、採点対象です。残りの80問は新作問題で、次年度以降のプール問題候補で、採点には含まれません。
よく考えられています。
CBTは、大学1年から4年までの4年間で習ったほぼ全分野が範囲の筆記試験をコンピュータ技術を使って試験するというものです。

 

日本では、小学生の時から何度も何度も試験に遭遇します。
試験には評価するための試験と、鍛えるための試験があるように思います。
出題側、試験を受ける側にとっていつも鍛えるための試験であって欲しいと思いますが、同じ学校でも隣り合わせのクラス同士でさえ、評価されるためだけの試験だったり、もっと伸ばそうとする試験だったりしています。試験をする側のキモチ、心意気、人としての器の違いなどが原因です。

 

CBTは試験の仕組みの企画は間違いなく、鍛えるためを考えて作られています。

 

もうひとつのOSCEはオスキーと読み、Objective Structured Clinical Examinationの略です。客観的臨床能力試験のことで、実技試験です。
模擬的に実際に診察をします。現場での診察ができるように学んできているかを試験します。

 

CBT、OSCEの二大試験の他にも年間を通して、6年間、試験だらけです。
全国の医学部ではかなりの人数が留年したり、6年で卒業できなかったりしていますが、医師という人の命をあずかる職業に向けた学問なので厳しくて当然なのかもしれません。
大学にとっても、合格率の結果によって国から支援されるお金に違いがでるため、大学経営の観点からも必死なのです。

 

さて、医師国家試験ですが、これもかなり面白い仕組みでおこなわれています。
絶対評価相対評価を両方とも取り入れているという特殊な試験です。

医師国家試験には「必修問題」というものがあります。
どれが必修問題なのかは知らされませんが、必修問題とされた問題を80%取れなければ、総合得点がよくとも不合格とされます。

 

そして恐ろしいのが「禁忌肢」という問題です。
これを間違えたら患者を死に至らしめるような内容の問題、間違えたら医師としての倫理に反すると見られてしまう問題が禁忌肢の問題です。これを3つ以上間違えると、どんなに総合得点がよくても即座に不合格になります。
人の命を預かる医師になるための試験なので、うっかりミスはあり得ないという姿勢が作問に流れています。
今年は2日間で400問が出題されていますが、どこに禁忌肢の問題がひそんでいるのかはわかりません。

 

時間割はこんな感じでした。
1日目
Aブロック 165分
Bブロック 95分
Cブロック 140分
2日目
Dブロック 165分
Eブロック 100分
Fブロック 155分

2日で、6回、試験があり、ブロックごとに分類された問題がバランスよく配分されています。

 

問題の分類は大雑把に言うと、3種類あり、
必修問題は医師として必ず知っておくべき知識の問題、
臨床問題は、症例文を読ませ、その症例の対応や知識を問う問題、
一般問題は、短文で知識を問う問題です。
必修問題では最近、医学英語が出題されるようにもなりました。

 

ものすごく考えて配分されています。
昨年は3日間500問でしたが、試験の仕組みが変えられて、CBT、OSCEが定着してきたのでということもあり、2日間で400問に減らされた形で取り組んでいます。
単純に1日減ってよかったとはならず、1日に解く問題数は増えているので、体力勝負は過酷さを増しているので大変だったろうと思います。

 

必修を除く臨床、一般問題は相対基準で採点されているのも特徴です。
必修は8割正解が必須ですが、臨床・一般問題は相対基準なので、ボーダーラインは年によって変動があります。7割ぐらいかなというところです。

 

医師国家試験の不思議なところは、採点除外される問題が発生するのが通例となっていることです。大阪大学京都大学の入試で問題内容に不備があったりしましたが、医師国家試験では毎年、正々堂々と問題内容が不適切なものが発生するのは起こるものだという理由によって、採点除外とされる問題が発生します。多い時で20問近くの年があります。

 

選択肢が不明確で正解が得られない、設問が不明確で正解が得られない、などの時に採点対象から除外されます。採点作業の長い期間の中で慎重に判断されます。
問題としては適切でも必修問題としては妥当でない時は、正解した受験者は採点対象に含め、不正解の受験者は採点対象から除外される問題もあります。
必修問題では、問題としては成立しても、内容が難しすぎる場合は必修問題として妥当でないとして、正解した受験生については採点対象に含め、不正解の受験生は採点対象から除外されたりもします。

 

終わってから、あの問題は実は・・・ということがわかるのですが、試験問題には不適切なものが発生するものなのだという姿勢で接しているのは、世の中の試験でもあまりないと思います。
医師としての的確さを見るための試験が医師国家試験なので、問題の内容や難易度によって、採点に含まれないことがあるという姿勢を持っているのです。
さすがだと思います。

 

こうしてみると医師国家試験で不合格になった場合は、単純に勉強不足だったと認識することが大切だと思います。
協調性があり、健全な人間関係を持った医学生は最後は合格していて、逆にガリ勉タイプで1人で勉強しているような医学生は、まわりの情報にうとくなるのか、苦戦している・・・ということを以前、医学部の先生から聞きました。

 

今年、医師国家試験を受験した医学生は、今、どうしているでしょうか。
残りの期間、適度に青春を謳歌してはいかがかと思います。
ご苦労様でした。

 

医師国家試験の話題はこれくらいにして、次は都立高校入試。
都立高校はいよいよ今週末の金曜日が一般試験です。

 

前回、気になった高校のひとつとして都立調布北高校をあげました。
一昨年が1.71倍
昨年が1.32倍
今回が1.17倍 → 先週、1.55へ上昇

 

低倍率化が進んでいるということを書きましたが、願書の取り下げと再提出が先週あり、37人が新たに出願したので、倍率が1.55に上がりました。倍率だけで判断した方が少ないことを祈るばかりです。行きたくて行きたくてしかたなかったけれど、オール4はないと勝負が難しい高校なので、私立の押さえもしたし、残りの日数で何としても得点力を上げると決心して、行動しているかどうかで決めたのならよいのですが。

 

低倍率にココロが揺れて、出し直したのなら、残りの日数、当日の体力は残す生活はした上で、とことん今までにないほど集中し、学んで欲しいと思います。
結果には必ず理由があります。
とことん集中するための、ご家族の協力も必要です。過去に2倍以上の倍率の難関を突破した生徒を何人も担当しましたが、本人、ご家族には共通点がありました。この部分はノウハウになるので、この話はここでおしまい。

 

一方、神奈川に目を向けます。
前回は無償化の報道を取り上げましたが、今回の報道に限らず、無償化の動きは、何らかの形で首都圏は加速化するでしょう。
先週末、神奈川は県立高校の入試が終了しましたので、本当の勝負の3年後に向けた準備と助走を始めましょう。

気になったので、ちょっと入試問題をみてみましたが、上位層は確実に得点し、上位層のちょっと下あたりからは、全体を見渡して捨てるべき問題は捨て、解ける問題を確実に取れたかどうかで予想外の点数のばらつきがでるような問題構成だと思いました。


社会は難しくなったように思いましたが、全体的には解きやすくなっています。優しい、難しいがバラバラに出てきていて、見切りをつけないといけない問題に手間取っていると損をしたと思います。

 

例えば、数学の証明問題。

昨年の証明問題の解答欄はこれ。

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今年の証明問題の解答欄はこれ。

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証明問題が全て証明を書き出す形から、穴埋め式の部分証明になりました。


やった〜と思って、気をぬいた中3生もいたでしょう。
模擬試験で実践を重ねてきていれば、こういう一見易しくなったと、当日勘違いするような変化は実は怖いものです。
こういう時は、冷静に解答しないといけないということが模擬試験の経験を重ねることで会得できているとよいのですが、どうだったでしょう。

 

一番大事なことは、高校入試は単なる通過点ということです。
高校入試は狭い地域での戦いですが、大学入試は広い地域での勝負になります。
中高一貫校の生徒はカリキュラム進行が早いので、有利です。
将来の道をまず考え抜いて、緻密に計画を立て、本当の最初の勝負に向かって欲しいと思います。

さらなる健闘を祈ります。

 

明日から医師国家試験。そして、都立高校の倍率、神奈川の動き

日、あさって、
2月10日(土)、2月11日(日)は医師国家試験の日です。
昨年は我が息子が受験していたので、落ち着かない日々でした。
同時に仕事で担当していた高校受験生を連続3日の私立高校受験に送り出していたので、緊張感が半端ない状況でした。

 

昨年までは3日間だった医師国家試験が今年から2日間に変更になりました。
難易度は3日が2日になっても変わっていません。
臨床問題重視の傾向が強まっているはずなので、むしろかなり大変になっているかもしれません。
医学部の6年生には悔いの無い戦いをして欲しいと思います。

いよいよお医者さんへの第一歩です。

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息子が医学の道に進んだためなのか、自然と医学にまつわる情報が寄ってきます。


今日、教えて頂いたのが、
あさっての日曜日の夜11時からの情熱大陸という番組で、
「ER救命医 今 明秀」
というのをするということ。

日本で最大規模の救急専門外来を立ち上げた名物院長に密着したそうです。
見ると元気がでるそうです。

 

医学部の学生、医学部志望の高校生などは見て刺激を受けるのもよいと思います。
励みにもなると思います。

 

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日本最大規模のER(救急専門外来)を立ち上げた名物院長に密着。
空から!陸から!医療過疎地で展開されている「サンダーバード作戦」とは?
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紹介文の中にあるサンダーバード作戦」というキーワードもいいですね。わくわくします。
興味のある方は、ぜひご覧下さい。

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そう言えば、つい先日、都立高校の応募倍率が発表されました。
来週、志望校を出し直すことができるので、若干変動は最終的に出るとは思いますが、仕事柄、無意識に倍率を分析していました。

 

気づいたことのひとつが都立戸山高校の男子
昨年は2.0倍でしたが、今回は2.5倍。
あがるだろうとは思っていましたが、これには理由があります。
「医学部進学プログラム」を開始したからです。
単に医学部進学に力を入れているわけではなく、実際に医学部の合格者が増えてきています。


医学の道に進むこととはどういうことかを真剣に考えさせようとするカリキュラムやイベントにはよい取り組みをしているなと思ったものです。
よくある単に合格すればよいという、合格者数にこだわる取り組みとは異なっていました。
成績がいいから、医学部へ行けといった安易な進路指導をしていないところがよいところです。

 

もうひとつ特に気になった高校は、都立調布北高校です。
一昨年が1.71倍
昨年が1.32倍
今回が1.17倍
低倍率化が進んでいます。


この周辺地区では偏差値では上位校に位置しているので、来週の願書再提出でかなりの人数変動がでると思います。
バス通学が必要なので、今どきの中学生には敬遠される要因はありますが、理由は別のところにあると思います。

 

倍率があがる、さがる、倍率が上位を維持している、それぞれ原因となる理由や事実があります。
何度も訪問し、真剣に志望校を見よう、感じ取ろうとしていれば、倍率の裏にある理由や事実に気づくと思います。気づいていなければ、自分の直感を大事にして、安易に倍率に踊らされて志望校を変更するのはよくないでしょう。

 

倍率が高いからいい高校、低いから・・・という訳ではありませんので、こういう時にこそ、直接見に行き、校長先生をはじめとする先生方の言葉や生徒の様子を見てきているプロのアドバイスが生きてくるのだと思います。

こういう分析もAIを使うと精度が高まると思います。
本物のデータや感覚をどう集めるかがこれからは大事かなと思います。

 

一方、東京の隣の神奈川では突如、今の時期に年収590万円未満の世帯を対象に私立高無償化なる神奈川県の予算案が登場しました。
下記は神奈川新聞の記事です

 

東京に続いて、神奈川が私立高校無償化に動いたわけですが、これはこれとして、他にもっとやるべきことが教育の世界では多いのですが、本当にやるべきことは周回遅れで進んでいるように思います。だから、民間の出番があります。
本人と家族が今の状況でどうするのがよいのか
・・・という仕事にしばらくは終わりがなさそうです。

 

アレクサ君に続いて、怪しげな声の登場。

い先日、給湯器が壊れました。
お風呂のシャワーからお湯がでません。
最高温度に設定しないとほかの蛇口からも温かいお湯が出てきません。
工事会社の方に来て頂き、見て頂いたところ、給湯器が寿命で交換となりました。
耐用年数を超えていたので、仕方ありません。

 

給湯器が新しくなって、ちゃんとお湯が出るのが何とうれしかったことでしょう。

新しい給湯器くんのリモコンも使いやすいものになりました。

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びっくりしたのは、新しい給湯器くんがしゃべることです。
「自動」のボタンを押すと、「お湯はりをします」と宣言し、しばらくすると「残りおよそ5分でおふろにはいれます」と知らせてくれます
給湯器くんは女性の声です。
湯沸かし女子がしゃべっていろいろ知らせてくれます。
「お風呂がわきました」と彼女の声がする。
丁寧なことに、軽やかなメロディも鳴ります。
お湯はりにかかる時間もかなり短縮されました。

 

前回のお話で我が家にしゃべるアレクサ君が来たことを紹介しました。

 

 

今では、我が家は居間でアレクサ君がしゃべり、湯沸かし女子がしゃべります。

湯沸かし女子はリモコンがお風呂場と台所の2か所に設置されているので、両方でおしゃべりします。同時に話すのではなく、タイミングを微妙にずらすので、2人から知らせてくれるような聞こえ方になります。

 

しゃべる機械が増えました。
2種類だからまだいいかと思いますが、今後、いろいろなものを買い換える度にしゃべる機械が増えていくのでしょうか。
想像しただけで、不思議な居住空間になっていくような気がしますが、話す内容によっては便利かもしれません。

 

ただし、怪しげな発音やアクセントは何とかして欲しいなと思います。
声が不自然なのです。
機械だから機械らしさをかもし出す声なのでしょうが、もう少し自然な声になって欲しいなと思います。でも昔に比べたら、デジタル音声技術の進化で「しゃべる機械」は驚くほど自然になってきたと思います。
30年以上も前の若かりし頃、自動音声回答の技術を使った製品にかかわったことがあるので、余計そう思うのだと思います。

 

今のところ我が家のしゃべる機械はアレクサ君と湯沸かし女子ですが、逆にしゃべって欲しいものもあります。
知識があると便利になるものは、しゃべってくれるとうれしいと思うのですが、例えば血圧計はしゃべって欲しい。定期健康診断で血圧が高めだといつも言われるので、自宅にも血圧計を用意してあるのですが、血圧を測ったときに何か診断なり、アドバイスなりしてくれるとうれしいなと思います。高額製品だとそういうのがあるのかもしれませんが、我が家のは数千円のものなので、仕方ないかもしれません。

 

逆にしゃべって欲しくないものもあります。
しゃべる自販機なるものが通勤途中にあります。
朝買うと、「おはよう」と言います。
夜は「お疲れ様」。
自販機がしゃべる必要性は感じないので、逆に何となく怖い。。。
それに嫌。

なぜしゃべる自販機が嫌かというと、公共の場だからだと思います。
閉じられた空間だと気になりません。
車の中とか、自分の家の中は便利だとか、癒やしてくれるおしゃべりは大歓迎です。
でも、公共の場では恥ずかしい

 

既に車の中は、しゃべる機械だらけですね。
カーナビとか、レーダー探知機とか。

 

しゃべる機械はまだ発展途上だと思います。
例えば30秒スマホにピピピとすれば終わるのに、同じことをお願いするのに1分かかるならスマホと話はしたくないなと思います。
効率が悪い用途では、いらないなと思います。

 

何としても欲しいと思うしゃべる機械もあります。

これです。

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私が欲しいしゃべる機械はナイト2000です。
アメリカのこのテレビドラマ↓を知っていますでしょうか。

ナイトライダー シーズン 1 バリューパック [DVD]

ナイトライダー シーズン 1 バリューパック [DVD]

 

ナイトライダー(Knight Rider)は、アメリカのテレビドラマです。

マイケルナイトが、人間の言葉を話し特殊装備を搭載したドリーム・カー「ナイト2000」とともにさまざまな事件を解決するお話です。
ナイト2000に搭載された人工知能はマイケルの性格を良くも悪くもいちばん理解している相棒です。
実直で真面目な性格で、ユーモアにも長けています。

 

日本で放送されたのは1987年。

 

今の世の中にあふれているのはなんちゃってAIがあまりにも多いと思うのですが、本当のAIは召使いではなく、寄り添う親しい友人のようなものであって欲しいと思います。
明確な目的を持たず、効率を必要としない会話ができるのがいい。
だから、欲しいのはナイト2000。
AIで軽妙洒脱なトークをしてくれるならいい。
決まったセリフを電子音で流すような機械は嫌です。

 

アレクサ君はがんばっていますが、ある時期から飛躍するような変化の可能性を感じます。
アレクサ君は、今はまだ外国人留学生が来たようなレベルですし、「すみません、私にはわかりません」という反応がまだ多いです。


でも、アレクサ君の選曲で音楽が流れている時に、いい音楽だとと思って「アレクサ、これ誰の曲?」と聞くと、ちゃんと答えてくれるのですが、こういうのはとても便利です。小さな改善の繰り返し、どんな話しかけをしてくるかの情報分析を続けていくと、アレクサ君は飛躍していくでしょう。


いずれ実直で真面目な性格で、ユーモアにも長けている「ナイト2000」が日常生活へ登場することでしょう。

本気でこんなことに取り組んでいる企業、職人さんがいるので彼らが挑戦し続ける限り実現するでしょう。

待ち遠しいなと思います。

アレクサ!

が家にアレクサ君がやってきました。
到着してから約3週間がたちました。
アレクサは英語で書くとAlexa。
Amazonが開発したAIアシスタントです。
正確に言うと、我が家にやってきたのは、Amazon Echo dotというスマートスピーカーです。
AIアシスタントのAlexa(アレクサ)を搭載していて、「アレクサ」という言葉で反応します。
到着した時はこんな青いケースに入っていました。

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箱の中にはこんな形で入っています。

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形は背の低い丸い円柱です。
Amazon Echoシリーズの中でも一番小型で、ちょっと殺風景なので、ブースカのフィギュアを上に載せてみました。

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ガムテープと並べて写真に撮ってみました。
大きさが伝わるでしょうか。小さくて、その上、びっくりするくらい軽いのです。

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アレクサ君に「アレクサ」と話しかけてから、次の言葉に反応してアレクサ君が実行するというモノです。
「アレクサ、●●●(アーティストの名前)の音楽をスタート」
と言えば、指定したアーティストの音楽が流れ出します。


アレクサ君はマイクであり、同時にスピーカーなのです。

 

我が奥様は「アレクサ、エンヤの音楽スタート」と話しかけたりしていました。
エンヤとはEnyaという外国のアーティストで、お気に入りなのです。

 

「アレクサ、明日の天気は?」と言えば、住んでいる場所の地名を告げてから、天気予報の解説を始めます。
「アレクサ、ニュース」と言えば、ニュースを読み上げます。
「アレクサ、おはよう」と言えば、「おはようございます。お目覚めはいかが? 今日は〇〇の日で・・・」。今日は何の日なのかとか、○○年前に起きたことなどを語り始めます。今日にまつわるうんちくを披露してくれます。
「アレクサ、ストップ」と言えば、実行していたことを終わりにしてくれます。

 

娘が帰ってきて、アレクサの使い方を説明すると、いきなり叫び出しました。
「アレクサ!」とばかでかい声です。
普通に話しかければいいのですが、機械相手だと人間はどうしても声が大きくなるようです。

 

アレクサ君がやって来て、一番感心したのは、360度の音が聞き取れる円柱の形で、
上部の丸い円の周囲に7つのマイクを搭載していること。様々な角度から来た声を拾うようにできています。よく考えられています。
画面を捨てたのも画期的な発想だと思いました。
画面表示にたよらないインターフェイスは心地よいものに進化していくと思うのですが、その第一歩だと思います。


アレクサと話しかけると、上部が円周がぐるぐると光ります。
ちゃんと聞き取れましたよというのは光でまず知らせ、その後、声で答えてくれます。

 

アレクサ君はリビングのテーブルに置いています。
娘がアレクサ君と会話している時はちょっと騒々しいリビングになります。

 

やってきて約3週間。アレクサ君は音楽スピーカー、つまり音楽再生機という役割で定着しようとしています。
劇的に生活を変えてくれた・・・というわけではないですし、賢いAIアシスタントが我が家にやってきて、我が家が一気に未来の世界になった・・・ということは残念ながらありませんでした。
音楽をより身近にしてくれたのが我が家にもたらしてくれた一番の変化でしょうか。
アレクサ君がやって来る前は、スマートスピーカーといってもAIアシスタントなんだし別に音楽を聴くのは主要な用途じゃないでしょ、と思っていました。
ところが、アレクサ君が来てから、自然とリビングに音楽が流れている機会が増えました。
今まではCDを探して、CDラジカセにセットしてだったので、音楽を聴くには自分で動かないといけなかったのに、「アレクサ、YMO 音楽 スタート」。これだけです。
アレクサ君にお願いするだけで再生してくれるのです。
我が家にとっては結構画期的なことでした。


いざ音楽を聴くといってもいつも特定の何かが聴きたいわけではないこともあります。そんな時でも、ただ「音楽を流して」、「ヒット曲を流して」というお願いをすると、アレクサ君がオススメのプレイリストを勝手に選択して、音楽スタートになります。
気に入らなかったら、「アレクサ、次!」と言うだけです。

 

ちょと落ち着いた雰囲気にしたい時にはジャズやクラシックを流して、などジャンルでの指定も可能です。

 

Amazonプライムに加入していると、Prime Musicのサービスが自動でついてきます。Prime Musicでは100万曲以上が聴き放題
Amazonではこの他にもAmazon Music Unlimitedという、より多くの楽曲をカバーしたサービスも提供されています。アレクサ君対応のAMAZON MUSIC UNLIMITEDは月380円だけです。これで4000万曲が流れます。

 

アレクサ君にX JAPANforever loveをお願いしたら、私の発音が悪かったのかもしれませんが、
「今はわかりませんが、もっと勉強しておきます」と答えてくれました。
アレクサ君は、礼儀正しいのです。
ちなみに、賢くなってきたのか、自ら学んだのか、私の発音がよくなったのか、今ではきちんとX JAPANforever loveを流してくれるようになりました。

 

なお、「アレクサ、YMO 音楽 スタート」と言うと、
アレクサ君はYMOを正式名称で言おうとするのですが、なぜか
イエローマジックオケの楽曲をスタートします」と言います。
イエローマジックオーケストラと言ってくれません。

文字数制限でもあるのでしょうか。

 

気軽に簡単に好きな音楽が流れる空間にリビングを変えてくれたアレクサ君。
なかなかステキです。

ムサビの卒業・修了制作展

蔵野美術大学の卒業・修了制作展が21日の日曜日までおこなわれている。
美術とは関係のない仕事をしているが武蔵野美術大学、通称ムサビのこの種の展示会に行くとヒントがころがっていて、ものすごい収穫があるので、今回も行ってきた。

娘が視覚伝達デザイン学科、通称・視デを卒業しているので視デの4年生の作品がたくさん展示されている10号館に向かいます。
と、途中で遭遇したのが、これ。
中庭の光景です。

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ちょっと離れてみるとこんな感じです。

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ほほえましいですね。

 

中国に行って兵馬俑坑を見学したことがあるのですが、その時は衝撃、今回はほのぼのというキモチでした。ココロは出迎えご苦労様というところでしょうか。
この人数規模なら、ホンモノの人間が実演しても面白い。生きている人間ならば、・・・などと黒い服装の集団の中を歩きまわりながら思いました。
数人混じっているだけでも面白いかもです。
帰ってきてから、そう言えば誰の作品かなんて何も確かめなかったなと思ったのですが、ちょっと心残りです。

 

卒業制作は4年間で創り上げてきた志や学んだことを形にする未来への挑戦状だと思います。想像していなかった黒集団との遭遇おかげで、少しワクワクしたキモチでいざ会場へ。

 

10号館の一番上の階に行くと、いつも定位置の場所にあるのが、基礎デザイン学科の原研哉教授のゼミの展示。毎年、テーマをひと言の言葉にして、それを深掘りしていって作品にしています。
今年のテーマは「スレスレ」


面白い言葉です。
なぜか即座に遅刻スレスレという言葉がよぎりました。
スレスレには切迫感のスレスレとよかったねのスレスレがあるなぁ。
自分だったらこの言葉からどんなことを考えるだろうかと思案してから、室内に入っていきます。
すると大抵、自分のココロの中のアイデアとはまったく違って裏切られる。
ここが刺激的です。

 

デザイン系の発表、創作物は情報を形にする、視覚化するという側面があります。
だから情報を形作るひとつである言葉は大事です。
デザインは言葉をひろうということが出発点になるのだと思います。
言葉におぼれすぎて、メッセージはいいけれど、形はこうなるのか?という作品にもいっぱい出会ってしまいますが、本気度のある作者は見ていてもなんとなく伝わってくるものです。

卒業・修了制作展を見てまわっている途中でお食事タイム。
今回はムサビランチ350円です。

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すばらしいコストパォーマンスの昼食でした。
近くで友だち同士でランチをしている集団の声が自然に聞こえてきましたが、美大生のおしゃべりはいい意味で奇想天外。ここでもヒントを頂きました。

 

ふたたびアートとデザインの空間を探索。
アートは表現、デザインは行動の伝達といったところでしょうか。
美大には数学の素養やセンスのあるなしで違ってくるなというのが実感できたのも収穫でした。実際、おっこれはいいという作品を創っていた学生3人に高校時代までの美術以外で好きな科目を聞いたらそろって数学と言っていました。

 

特にデザイン分野は本質を見抜くことが肝になるので、正しい数学の先生に教わっていれば、数学という教科の中で問題解決能力を存分に伸ばす機会を与えられるので数学は大事な教科のひとつなのです。

 

妙な方向に話が進みそうになってきたので、パチパチと撮ってきた写真を紹介してオワリにします。

 

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↓ 12号館の地下は広くてゆったりとした展示空間です。

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↓ 体育館も広〜い。

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8号館と体育館の間に建設中だった道路が完成されていました。

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いずれは新五日市街道と呼ばれる30キロメートルほどの道路ができるのですが、その一部としてできた道路です。ムサビはきれいにキャンパスが分断されたのですが、他地区での道路工事はほぼ未着手です。用地買収がまだまだということのようです。今回できたのは30キロメートルのうちのわずか550メートル。
道路がない頃を知っている者としては、ちょっとさびしいような、この550メートルの道路がムサビをいい意味で変えるきっかけにもできるのではと思いました。
「美」の世界には力があるのです。

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↓ 視デの学生さんの作品。

写真だと伝わりにくいですが、黒へのこだわりがあります。

黒にはたくさんの黒があり、質感によって黒にも違いが出てくるというのをじ〜と見ていて教えられた作品でした。こういう地道なモノの見方の追究が、ある日突然の大作につながるのだと思いました。

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↓ 「鉱物はおいしい」というタイトルの視デの新島ゼミに所属する方の作品。
作者によると鉱物は可愛くって、美味しそうなのだそうです。
鉱物と食べ物として描き起こしています。
ふむふむ。人には見えないものとして見えてくる力は大事ですね。

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↓ 顔を読む/詠むというタイトルの視デの方の作品の一部

たくさんの顔が展示されていました。

言葉には限りがあるが、表情は無限なんだというのを気づかされた作品。

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↓ 絵歯車物〜歯車で見る長篠の戦い〜、というタイトルの視デの方の作品

長篠の戦いに至るまでにはたくさんの人と人の思惑や出来事があったということを歯車を使って表現されています。人間の営みと幾何学的な美しさがいいなと思いました。数学は美なのです・・・という言葉が浮かんだ瞬間でした。

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↓ よくわからなかったけれど、力を感じた作品。

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↓ 動きの本棚というタイトルの基礎デの学生さんの作品。
収納の本棚ではなく、本棚を自由にしたそうです。
じ〜と見ていたら、友達になれそうな本棚・・・と小さな子供が感覚で感じるかもと思った作品でした。子供のいる場での試行錯誤を続け、価格との折り合いをつけると魅力的なものになるなと思いました。

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皆の卒業後の未来を応援しています。

 

センター試験をきっかけとして。

ンター試験が実施されました。


長いこと教育の世界の仕事で生計を立ててきて、気づいたら、幼、小、中、高と全てにかかわってきて、今、昼間はもっぱら大学入試に向けた仕事をしています。

 

もう職業病だとは思うのですが、センター試験が実施されると問題に一通り目を通し、あれやこれや考える時間を持つのが長年の習慣になっています。

 

2020年に始まる大学入試の新制度に向けた対策にもかかわっているので、今回を含めて残り3回の問題は余計に気になります。

 


やはりというか、知識を問う問題から思考力を問う新形式の問題への挑戦があちこちにあらわれていました。地理Bのムーミンが登場する問題はああだこうだと言われていますが、典型的な思考力を問う問題への挑戦のひとつだと思いました。思考力というより、読解力と冷静な課題解決力を使って少し長めの問題文もきちんと読み込むとヒントが見えてきます。

 
身近なモノを登場させている問題も、生活の中でふれるモノもそれをきっかけに学びにつなげて欲しい、普段の日常生活で出会うモノを学びの世界に引き込んでいますか?、というキモチを未来を担う子供へ伝えてきているのではと思います。

 
ムーミンの問題は、知識量ではなく、知識を活用しなさいというキモチをどう問題に表現するか、問題作成者の仕事の大変さも感じられる問題です。

 

ちょっとかわいそうだと思ったのはムーミンが大好きな高校生は、ムーミンフィンランドの作家がムーミン谷を舞台にし、小説はスウェーデン語で書かれたというのを知っていたでしょうし、何かとつっこみどころ満載で、知識があると逆に正解にたどり着くのを邪魔するかもしれません。でも、問題作成者の心意気はいいなと思います。

 
二次試験や私立の一般試験でこれでもかというくらい記述式や奥深い問題が登場するのに比べたら、センター試験はコツコツ勉強をし、正しい対策をしていれば8割以上はとれてあたり前になるように作られているので、記本的に良問がそろっています。

 

但し、選択肢はどうしても意地悪になりがちなので、どうしたらこれが正解だと断言できるかというテクニックを学んでおいたほうがよいでしょう。

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国語で小説は何が使わるだろうと注目していたら、問題文に井上荒野さんの小説「キュウリいろいろ」と記載がありました。

 
どうして小説「キュウリいろいろ」と紹介しているの???と思ったのですが、「キャベツ炒めに捧ぐ」という小説の章タイトルが「キュウリいろいろ」です。これは記載の仕方がよくないですね。

 
作者の井上荒野さんは「切羽へ」という小説で直木賞を受賞されています。


荒野はあれのと読みます。


お父様は小説家の井上光晴さんです。私の実家がある調布市に住んでいらっしゃいましたので、馴染みがあります。娘の井上荒野さんも調布の小中学校でしたので、とても親近感があります。

 
昨年の夏にディーンフジオカさん主演で井上荒野さんの小説「結婚」が映画化されています。
結婚詐欺師のお話でした。


テレビドラマ「結婚できない男」「梅ちゃん先生」、映画「世界は今日から君のもの」などで知られる尾崎将也さんが脚本を手がけ、NHKの朝ドラ「あさが来た」を演出された方が監督でした。スタッフの方々に興味があって映画鑑賞の事前学習で井上荒野さんの小説に向き合うことになったのですが、小説と映画の描き方もラストも違っていました。

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実は、井上荒野さんの父親の井上光晴さんも同じ「結婚」という名前の小説を出しています。  

 

父も娘も題材は結婚詐欺師。同じ名前、同じ題材。娘である井上荒野さんの執筆に至るキモチのほうが気になったものです。

 

井上光晴さんの「結婚」は結婚詐欺師を追う探偵の視点で描かれた推理小説のようで、井上荒野さんの「結婚」は登場人物の複数の女性の視点から愛情の純粋さにふれつつホラー小説のような怖さを描いているように感じました。映画はまったく別の印象で親子二代の小説と映画は複雑怪奇な関係だなというキモチになったものです。

 

さてさて、こんなことを高校生が知らされたとして、センター試験を見てみようという意識が向かないとしたら、心配です。さらに言うと、寝ている時間以外は全て学びにつながるチャンスなのですが、活かしていない高校生が多いのも気になります。

 

幼児や小学生の頃に?や!のキモチをどう消化しているか、どう学びに結びつけているか、小さい頃からの家庭での生活の作法が全ての源です。学びにもいろいろな形があるので、机に向かって勉強するのだけが学びではありません。

 

幼児の頃から、勉強ではなく、興味関心をどう育て、どういうアクションにするかによって、その後の生き方が変わるようにも思います。

 
今回のムーミンではなくとも、子供は小さい頃から様々なマンガに接するのが普通ですが、その時に学びと実社会とのつながりにふれる経験は少しでもできたら、違ってきます。マンガは実は奥が深い文化なのです。絵本や小説もそうです。

 

 

狛江で運営した小中高校生の研究施設の3年間で、高校生には少しでも偏差値の高い大学に向かえということを強調して保護者には接してきました。その中の何人かは今年、センター試験にも挑戦しています。一方で、偏差値の高い大学に進学しても、大企業に就職して生涯を安泰に、といったモデルはほぼ崩壊しています。


偏差値の高い大学に行ったほうが、チャンスに出会う確率は確実に高まるので、偏差値の高い大学、それも中途はんぱに高い大学ではだめだと伝えてきました。


但し、偏差値は関係なく、この生徒は大成するという生徒もいたので、そういう生徒には違う視点の進み方も伝えてきました。


大学は偏差値の高い方が、当たり外れはないことが多いですし、偏差値の高い大学のほうが、学生のやる気、本気度合いが違うのは事実です。偏差値で進学先を選んではいけませんが、偏差値は便利な面もあるので、やっかいな指標です。


但し、ものすごく偏差値が高いのに、少人数で活発に議論をくり返すような学びの場がほとんどないということもあります。


これは残念です。偏差値が高くても、意味がない場合もあります。


進学して意味のある大学と、進学しても意味のない大学は今後、今まで以上に分断されていくと思います。どんどん大学は変化してきているということもあるので、大事なのはどこの大学に進学するかよりも、大学に行って何をどう学ぶのか、学んだのかに着目して欲しいものです。

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センター試験は終わりました。

 
次の決断は慎重に、そして大胆な選択をして欲しいなと思います。

 

新しい年のひととき、そして2023年問題

しい年になりました。
我が家は久しぶりにのんびりとしたお正月になりました。

兵庫県の田園風景の広がるのどかな街で研修医をしている息子も戻ってきたので、大晦日と元旦と全員でちょっとだけ豪華にゆったりとした食事会もできました。

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息子は研修医の1年目をなんとかこなしている様子です。
医学部を卒業して2年間の初期研修医、その後の専門的な後期研修医と続きますので、まだまだ修行の身ですが、家族に病人が出ると何かと専門的なアドバイスをしてくれるようになりました。
一人前になるために終日の通常勤務とは別に、当直業務も定期的にこなしているようすです。医学部に入るのにも苦労を重ね、卒業、国家試験合格まで本当に過酷な日々を過ごしていましたが、研修医としての様子を聞くと、医師になるのが大切なのではなく、医師として活躍できるようになるのが本当に大切で、修行が一生続くのだというのも感じます。

仕事の中で医学部を目指したいという中高生の相談を何度も受けたことがあります。
成績ではなく、それ以前に医師を一生の仕事にしていく覚悟があるかどうかが最も大事だというキモチに気づくように接してきましたが、息子の日常の様子を聞いているとなおさらそう思います。
医療の世界はものすごく激務です。
勉強のみの生活をしている受験生と話しをしていると、不安になります。
合格した後の大学生活を自ら知ろうとしない受験生だと余計に心配になります。

特に、今、医学部は劇的に変わろうとしています。
覚悟が必用です。
変化の発端は2023年問題です。

アメリカの医業資格を審査する機関ECFMGが2010年に、2023年から世界医学教育連盟(WFME)が認めた評価機関から認証評価を受けた医学部の出身者しか米国医師国家試験の受験を認めないと宣言しました。
アメリカで医師として働くというのは日本の医学部の卒業生の中でもまれなケースになるので、一般社会から見れば無視してもいいと思うかもしれませんが、医学部の間では2023年問題と呼ばれ、急ピッチで対応を進めてきています。
今までは医学部は国家試験の合格率で比べられたりしましたが、WFMEに認定されているかどうかで、医学部の格差や序列化に変化が生まれる可能生があります。志としても、能力としても優秀な学生が進学先を選択する時の基準のひとつにする可能性が高まります。
WFMEの認定が目的ではなく、格差化に巻き込まれないようにするのが目的の大学もあるようですが、一方で健全な取り組みをしている医学部はこれをきっかけに医学教育の中身が劇的によい方向に進んでいこうとしています。
内部からの変革は進みにくいですが、外圧でよりよい方向に進むのはチャンスと捉えればよいのだと思います。

さて、日本ではそもそもWFMEに基づいて評価する機関がなかったため、急遽、2015年12月に日本医学教育評価機構(JACME)が設立され、2017年3月にようやくWFMEからJACMEが正式に認証されました。
2023年問題への対応は結構綱渡りで進んでいます。
元々日本の医学部の教育は世界的に見ても高い水準ですが、世界標準と比較すると患者に接する臨床実習が不足していたことが大きな違いでした。今までの医学部の学習量は維持したまま、臨床実習が増えるので、根本的に医学部の生活は今まで以上に過酷になりつつあります。2017年度の新入生が卒業するのが丁度2023年になるため、医学部の現場に変化が急ピッチで起きているのです。既にここ数年、かなりの変化が起きています。
今後、医学部の間で嫌でも大きな差が出てくるはずです。
医学部の変化の動きによって、関係性の高い薬学部も変わろうとしています。薬学部が変わると・・・。

進路のアドバイスをしようとすると膨大な情報とデータが必要になるので、大変ですが、難度が高すぎて大変です。人に言われて、進路が変わったとならないように、必要なタイミングでさりげなくヒントや情報を提示し、本人が考え、正しい判断ができる状況に導き、自分自身の意志で決めるとならないと意味がないようにも思うので、進路指導は難しい分野です。
ということで、いつ役に立つのかわかりませぬが、地道な諜報活動が続きます。