ココニコのキモチ

心(ココロ)+笑顔(ニコニコ)=ココニコ

いろどり工房ココニコ管理人(ボランティア)のキモチブログです。日常生活と本職(教育分野)の気づきのお話をしています。

吉祥寺でちょっと寄り道

は初台に仕事場がある。
初台は新宿駅から京王新線でひとつ目だが、なぜか地名は渋谷区だ。
自宅は小平にあるので、初台から自宅に向かう時、普通は中央線で新宿から一気に国分寺まで行き、小平方面の西武に乗るものらしいが、私は初台→笹塚→明大前→吉祥寺→国分寺のルートでたどり着く。これには大きな理由があるのだが、どうして?と言われることがあるので、一応、電車賃がこのほうが安いからともっともらしい理由を言うのだが、このルートが私の将来の仕事に大きなメリットをもたらすので選択している。

 

そんな途中駅の吉祥寺で我が奥様が期間限定の展示をはじめた。
ちょっと寄り道をしてから、昨日、寄ってきた。
午後8時ちょっと前。
丸井吉祥寺の5階にその場所はあった。
これがその場所のタイトルというかイベントの名称のポスターだ。

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遊木アートとクラフト作家展
我が奥様は「クラフト作家」の方を担当するのだが、11月6日(火)までの期間のみで、7日からは別の方のクラフト作品になるので、このブログをお読みの方で吉祥寺へ行かれる方はぜひ11月6日(火)までの期間に行っていただきたい。

 

さて、到着すると、不思議な雰囲気のおじさまときちんとした雰囲気のおじさまがいた。きちんとした雰囲気の方は吉祥寺丸井の営業の部長さんとのことで、挨拶をさせて頂いたが、やっぱり第一印象と仕事上の役割が一致していた。

 

不思議な雰囲気のおじさまは、立ち居振る舞いは全く違うが自分と同じ空気感を感じたので、キモチが伝染し合って、仕事に支障が出ると感じ、本能で避けようとしたのだが、この方が今回の展示のもうひとつのほうの「遊木アート」の作家の方だと判明した。ものすごく大雑把で自由をいい意味で追究している方だと感じたので、またもや本能がじゃまをしようとしたが、すぐに我が奥様にその後の時間帯のこの場の運営を任せて帰られた。

 

ココロの底からほっとした。
別にその方を悪く言っているわけではないので、この点は誤解しないでいただきたい。いい人である。八代繁広さんという。
人には目標があり、それに向かって進んでいると思うのだが、その目標に向かう時にココロを乱す波動を受けそうな人だったというだけで、私のその後の時間に影響すると感じただけだ。いい影響なのかがわからなかったので、その方を観察しようとしたら、帰られたということだ。

 

まず、「遊木アート」というのがよくない。「遊」という字だ。仕事上、ちょっとシリアスで一直線な空気が必要だったので、よくない字が目に入った途端に、その方の空気も「遊」だったのだ。家に帰ってから、真一文字の空気の中で仕事をする必要があったので、うわぁ~と思ったのだ。残念ながら、この日は取りかかる前にバタッとなり、そのままおやすみなさいとなった。

 

さてさて、その方が帰られてから、その作品を見てみると、おやおや。
木への愛、ココロがあるではないか。
遊木アートと銘打っているが、使っているのは流木だった。

 

作品の材料は元々は流木だが、それを時間をかけて作られた作品には微妙で考え抜かれたバランスと愛の空気がある。ちょっと写真でご紹介しよう。

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伊豆に住んでいると我が奥様から教えられた。
不謹慎だが、伊豆と聞いた瞬間に、なぜかバナナワニ園の光景が頭に浮かんだ。

 

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時々、自分の世界に入っていると言われることがあちこちであるのだが、伊豆に住んでいると聞かされた時に私の頭の中にはバナナワニ園があった。
我が子供たちが幼いころ、連れて行ったのがバナナワニ園だ。
伊豆と言う言葉からバナナワニ園が私の脳内に広がっていたなどというのは、誰にも想像がつかないに違いない。


一見、むすっとした変なおじさんに見られているはずだが、時々、私の頭の中をのぞかれたら、恐らく驚愕の目で見られるに違いない。

大きな口をあけて、喉の奥まで見せてくれているワニ、ワニ、ワニの姿が遊木アートだという作品を見ながら、頭の中で繰り広げられていたのだ。妙な組み合わせの図が実は、仕事のヒントになっているので、これはこれで健全ではある。

 

伊豆。
海岸に行くと流木が流れ着いているのに出くわすことがある。
流木を見ながら、きっとできあがりの作品の姿をこねくりまわしながら、作られているのであろう。
自然を材料にするというのは、すばらしいことだ。

 

終了の8時半前に通りがかった幼児が作品の椅子のひとつに腰掛けて、ものすごくニンマリとしていたが、この子のこのキモチはかけがえのないものだ。この子がこの時の感じるキモチをできるだけ、年を重ねても持っていてほしいと思う。子供には本能で価値のココロがわかるものだ。時間を重ねるにつれて大人になり、ココロが変化する。
素直なココロの部分をいつまでも持ち続けて欲しいものだ。

 

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最後に我が奥様に怒られそうなので、奥様の作品も紹介しておしまいにします。
11月6日(火)までが我が奥様の展示の期間です。

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追記(2018年11月16日)

吉祥寺丸井の展示は無事に終了しました。

ご来場頂いた皆様、ありがとうございました。 

2002年の満面の笑顔と2018年9月

会人になって数年がたった娘は、会社では不思議ちゃんと見られているそうだ。
普通の大学とはかなり違う生活をする美大を卒業しているというのもあり、行動が普通とは異なり、そう見られているようだが、不思議ちゃんと認識されているのは遺伝と育て方が根本の原因だと思っている。
遺伝については我が奥様から批判を浴びそうで、あまり大きな声で言えないので、割愛することにする。


息子が医大卒、娘は美大卒ということもあり、子育てについて話をして欲しいと言われることが結構ある。
医大美大も普通の育て方ではたどりつかない…というのが一般的な見方らしい。
確かに育て方のエピソードや考え方を話すとびっくりされることがある。

 

何が幸せなのかは、結果論でしかないが、2人の子供の様子を見ていると、育て方は変わっていたが、今のところ間違ってはいなかったようだ…と信じることにしている。

 

人は好きなことに打ち込めるのが一番幸せだと思う。
娘の場合、それを見いだすのに、親としてはものすごく苦労した。
習い事もいろいろしたし、様々な体験をさせまくった。
きっと本人は親の試行錯誤の苦労は知らないだろう。
どこかで本人がピンと来るものに出会うに違いないというのもあり、これはどうだ、こっちはどうだと挑戦させる日々だった。表面的な挑戦はさせてはいないので、大変だ。

 

娘の場合、何度か子育ての大きな転機のタイミングがある。
そのひとつが、2002年の夏

 

娘はこの時、まだ小学校の低学年

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この夏、母親、つまり我が奥様は人生二度目の大学生活をしていて、夏のスクーリングに通っていた。娘は平日は私の実家と近所の仲良し家族との間を行ったり来たりしながら、過ごしていた。恐らく、夏なのに、なぜ私の家族はひとりぼっちにするのだろうと思っていたに違いない。土日だけは私があちこちに連れ回し、さびしさを癒やしていた。
土日は海、山、遊園地…、、、最初はよかつたが、だんだんと連れて行く場所がなくなってきた。
高尾山や箱根は複数回行った。
困った。
困った。
真剣に困った。
………

 

ある日、知り合いの方と会った時に、娘をどこに連れて行くかという話になった。
たまたまその方がこれに行くか?と言って、譲って頂いたのがあるミュージカルのチケットだった。
大人向けのミュージカルであり、どうみても小学生が行く代物ではないと思ったのだが、娘は静かにと言うと、静かにできるタイプだったので、ひょっとするとすごい体験に出会えるかもということで連れて行くことにした。

 

その日、娘にどこへ何をしに行くのかはうまく説明ができなかったと記憶している。
行き先は演劇である。
舞台で人がお芝居をする。
娘にとっては、知らない人が出てくるとは言わなかった。
大人向けとも言わなかったが、すごくおもしろいのだと伝えた。
楽しいよ。
……
いろいろ言い訳していたような気がする。

 

知人から譲り受けたはいいが、後で冷静になって考えた時に、娘が面白いと思えるかは定かではなかった。
小学生には、つまらないかもしれない。
どうしよう……。

 

ひたすら、静かにしないといけないよと向かう電車の中で諭した。
お芝居はマナーが大事だ。
じっとしているんだよ。
会場が近づくにつれて、娘よりも自分のほうがドキドキしていた記憶しか残っていない。

 

会場に到着した。
場所は赤坂ACTシアターだ。
入り口にポスターが貼ってあった。
これを見るんだよと話したが、じっとポスターを見た娘は無言で無表情だった。
列に並んで入っていくが、小学生なんてまわりにいない。
おじさん、おばさんだらけだ。
恐らくその日の最年少だったはずだ。

 

当時のチラシとパンフレットは家に残っている。
これだ。

 

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財津和夫さんが率いるバンド・チューリップが九州で結成され、あこがれの東京に出て行くまでを描いたミュージカル「魔法の黄色い靴」である。
出演は山本耕史さん、河相我聞さん、遠山景織子さん…。
山本耕史さんは今は立派ですばらしい役者さんだが、当時は若手のこれからという時期の方だったと思う。私は名前と顔が一致していなかった。

 

ミュージカルのお話はデビューの決まった大学生が、新たなメンバーを集めつつ、悩み、苦悩しながら、チューリップの原型を創り、東京に出ていくまでの物語だ。
かなりわかりやすい物語になっていたので、私はほっとしたが、娘はあきらかに緊張をしたまま席で固まっていた。
席のまわりもかなりの年齢のおじさま、おばさまばかりだった。

 

確か前から五列目ぐらいで、後ろから多くの観客の姿を見る、感じるという席ではなかったので、ひたすら舞台に意識を集中できたのがよかったのかも知れないが、娘は真剣に見ていた。私は娘の様子が気になり、あまりミュージカルに集中できなかった記憶があるが、主役の山本耕史さんの歌声と迫力にびっくりしたのは鮮明に覚えている。こんなに歌や演技がうまい俳優さんなのかというのが心に刻まれた。この他の出演者もすばらしかった。

 

実にいいミュージカルだった。

 

テレビで見る俳優さんを、舞台で見るとこんなに雰囲気が違うのかと感動もした。

実は、この頃、財津和夫さんが率いていたバンド・チューリップは解散していた
解散していたが、チューリップ30周年記念公演ということで、ミュージカルが終了した後の場面で、チューリップの皆さんが登場し、演奏することになっていた。
この日だけの再結成だ。
ということで、昔からの大ファンが集結していたミュージカルだったのだ。どう考えても小学生が行くようなものではない。

 

ミュージカルが終わり、一旦、幕が下りる。
娘にどうだった?と聞くと、しかめっ面をしながら、うなずくだけだった。
後日、あとで聞いた時の感想では、どうして私のような小学生がまわりにまったくいないところに連れて行かれたのか、最初はとても嫌だったようだ。

 

しばらくするとまた幕があがり、今度はチューリップが登場した。
ミュージカル終了時だけの、再結成だ。
拍手喝采
音楽が始まる。
会場は皆が立ち上がり、盛り上がる。
すばらしい音楽だった。

 

生の音楽はいいと本当に実感した。
チューリープのコンサートの時、実は最初はすっかり娘のことを忘れていたが、ちらっと左隣を見ると、立ち上がって、手拍子をしている。
一生懸命に手拍子をしている。
私の視線に気づいたのか、顔をこちらに向けると、今まで見たことのないような満面の笑顔を見せた。
思いっきりの笑顔だ。
連れてきてよかったと思った一瞬だった。

 

教育業界ではSTEMという言葉がある。
STEMとはScience、Technology、Engineering、Mathematicsの頭文字だ。
これからはSTEMだと、訳知り顔で主張する教育関係者の方はとても多い。
これにAをいれてSTEAMと主張する方もいる。
AはArtsだ。
だが、私はこれからの教育はSTELAMだと主張している。
LはLiveだ。

 

娘がデザインの道に進むことを真剣に考え、行動するようになってからは、かなりの数のライブに連れて行ったが、ライブの刺激はデザインにとって計り知れないものがある。ライブは何も音楽だけではない。リアルな場での本物との出会いはすべてライブだ。デザインの世界を目指さなくても、Liveは重要なミライの入り口になりうる。
子供のお稽古もそうだが、STELAMという視点で経験をさせるとミライが見つかる可能性が高まる。
間違いない。

 

MはMathematicsだが、子供によってはMusicと見てもよい。娘の場合はピアノをかじり、そこからダンスに向かった時期もある。子供の経験は接し方によっては、全てが栄養になる。
STELAMの頭文字は家庭の環境、考え方によって、まったく別の言葉の頭文字になるという話をこの間もしたのだが、中途半端な取り組みが一番よくないというのが根底にある。
やるからにはホンモノにふれる、体感することが大切だ。

 

さて、2002年に赤坂ACTシアターでホンモノのミュージカル「魔法の黄色い靴」で刺激を受けた時は、小学生の低学年だった娘。
この日を境に、娘は小学生、中学生、高校生、大学、社会人と誰かとライブの話になると「生まれてはじめて行ったライブはチューリップ」と言っているそうだ。
当然、同世代は???という場合が多い。
お前の家、おかしくないか?と思われることも多々あったようだ。
でも、大学で年配の教授とこの話題になったり、社会人になり年配の人と話をすると、逆に褒められることのほうが圧倒的のようだ。
いい育てられ方をしましたねと言われたこともあり、それを聞いた父親としては我が意を得たりという心境になる。

 

平成が終わりに近づいている2018年9月。
今がその時だと、思い立ち、娘と我が奥様を連れて先月、あるコンサートに行ってきた。
チューリップの50周年記念コンサートだ。
今は財津和夫さん、姫野達也さん、上田雅利さん、宮城伸一郎さんのバンドだ。

 

できるだけ小さなコンサートホールでおこなわれている日を選択し、行ってきた。
娘は前日に勤務先の専務さんと話をする機会があったそうだが、明日はチューリップのコンサートに行くんですとうれしそうに話したらしい。ますます不思議ちゃんと思われそうだが、褒められたと本人は言っていた。
いい意味で変な若者と見られるほうが活躍の場は広がるに違いない。

 

2002年の舞台では「30年後も唄っています」というセリフがあったのだが、2018年、チューリップは50年後も唄っていた。
コンサートではデビュー曲も含めスタート時の音楽もたくさん聴かせて頂いた。いい曲は永遠だというのを実感した。

 

小学校低学年ではじめて生で聴いたのがチューリップだった娘も長い年月を経て、生のチューリップにもう一度ふれ、満足そうだった。

 

2002年、教育の観点からは、漠然と次にチューリップの生を聴くのは、50周年前後が一番いいと思ったのだが、実現できて私もうれしいキモチだった。
チューリップは結局3回解散して、3回再結成している。メンバーだった方で安部俊幸さんが数年前に亡くなられたのは残念なことだ。

この日も当時の熱い想いが生きたままのコンサートだった。
ロックでもフォークでもないニューミュージックという言葉を50年前に生んだバンドのひとつ「チューリップ」。
これからもココロにしみるライブを続けていって欲しい。

 

女子高生に注目された本とよみがえるおでん女

の朝は早い。
もう一年以上、五時半起床が定着している。
五時半よりもっと早く起きる人は大勢いると思うが、我ながらよく続いてる。


国分寺駅から中央線を使うのだが、国分寺駅は西武の二路線の終着駅だ。
ふたつの路線から流れてくる人によって、数分違いの電車によっては混み具合がまるで違うことになる。


毎朝、西武で国分寺駅に到着。少し早歩きで中央線の乗り場に移動する。
西武のふたつの路線で1本前の乗客は数分前に発車した電車に全員が乗車している。
この既に行ってしまった電車はかなり混んでいる電車だ。
本や新聞を読む空間的な余裕はない。

 

私が乗り込む電車は1分前に到着したばかりだ。
私が乗り込む時には、席は埋まっているが、立っている人はそれほど多くない。
網棚に荷物を置き、ゆったりと本が読める。
ココロもおだやかなまま、乗り換えができる。


乗り込んで30秒ぐらい経つと、もうひとつの路線の西武の電車が到着する。
かなり混んでいて、人波がどどどと中央線側へ移動してくるのが中央線の窓から見えるが、私の乗った電車には間に合わない。
電車が発車する。


私が乗り換える駅まで、混み具合は若干混む程度で、ゆったり感が続く。

奇跡的に微妙なタイミングで乗車する人が少ないというゆったり電車が続く。
中央線としては貴重だ。貴重な電車に違いない。


中央線はほぼ毎日と言っていいほど、電車の遅延が発生する。
国分寺駅だと7時半を過ぎる電車はかなりの確率で遅延に巻き込まれる。
巻き込まれなくても元々大混雑なので本を読む余地はない。

 

朝の電車で本を読む。
このためだけに、時間をずらして乗ってみるという試行錯誤をくり返し、発見した1本の電車だ。
五時台に乗れば座っていけるのだろうが、毎日、もっと早起きするのは私には難しい。
そもそも座ってしまったら、寝るという誘惑に負けて本は読まない。
寝てしまったら、きっと着く頃は寝起きでぐだ〜としているに違いない。

 

なぜ、朝、本を読むのか。
キモチを到着までにピークにする方法が私にとっては読書なのだ。
ピークに達した状態で約2時間ある目標に向けて取り組む時間が毎日の日課になっている。仕事場でこれを終えると、勤務先に向かうという毎日を過ごしている。

 

先日、中央線の中で本を読んでいたら、女子高生の二人組が斜め後ろで何か言っている。
どうやら私が開いていたページをのぞき見て、「あの本、気になる~」といった感じのことを言っているのがわかった。
ちょうど次が私が乗り換える駅だ。
網棚から荷物をおろし、ドアのほうへ向く。
二人と目が合った。
おもむろに本をおおっていた書店の紙のカバーを「半分、取り」、表紙を二人に見せた。
二人が、あっ!という顔をして、ニコッとした。
私がニッとすると、二人がずっとにこにこしている。
丁度、駅に着いた。
ドアが開き、互いにさり気なく会釈しながら何事もなかったかのようにホームを歩き出す。

 

今、仕事上で女子高校生の進路指導や学び方指導をする機会が結構あるためなのか、私にとっては躊躇ない自然な流れの行動なのだが、周りからはパッと見は変なおじさんの行動に見られたかもしれない。

 

さて、私が読んでいた本のタイトルはこれだ。
「秋風羽織の教え 人生は 半分、青い。

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我が家では、NHK連続テレビ小説半分、青い。」を毎日録画して観ている。
半分、青い。」のヒロイン・楡野鈴愛(にれの すずめ)の漫画の師匠として登場したのが人気少女漫画家・秋風羽織先生だ。
ココロに響くいい話、するどい言葉が毎回のようにあり、秋風羽織先生が登場したあたりから、我が家の定番のドラマになった。

 

私が帰宅すると夕飯を食べながら「半分、青い。」を鑑賞。
娘が帰宅すると同じく「半分、青い。」を鑑賞。
我が奥様は既に観ているので、ひとりで都合一日に三回観るということになる。

 

秋風羽織先生の言葉はとても響く。
この「秋風羽織の教え 人生は 半分、青い。という本は、秋風先生の言葉が映像とともに蘇ってくるようで、読んでいると元気になる本だ。ぐっとくる言葉と写真でイメージがふくらむ。五平餅の作り方などのページもある。女子高生にのぞき込まれた時は秋風羽織先生の大きな写真とするどい言葉が大きな文字で載っていたページあたりだった。

 

興味のある方はAmazonで確認してみて欲しい。

秋風羽織の教え 人生は半分、青い。

秋風羽織の教え 人生は半分、青い。

 

 
子供の教育の成果として大切なことのひとつに、楽しく活字に親しむ習慣を持てることができたかというのがあると思う。
さらに、自分なりの感性や価値観で、素直に本を選択できることも大事だ。
自分なりのセンスで選び続けることができる能力はとても大切なのです。
自分に合っているかを見分ける力はいろいろな場面で勝負につながるとも思ったりする。
「秋風羽織の教え 人生は 半分、青い。という本を読むことも、
毎日「半分、青い。」を録画して鑑賞しているのも自分に合っているからしているといえる。

 

今、「半分、青い。」では、秋風羽織先生が登場していた漫画家時代は終わり、ある製品開発の話が進んでいる。実在する商品があるので、あれはこういう過程を経て作られたのかということもわかり、とても興味深く観ている。何で3万円以上もあの製品はするのかと思っていたのだが、あの製品が登場するまでの道のりを観ていたら、まぁいいかというキモチになってきた。でも、私は強力かどうかをこの分野の製品に求めているので、買うことはないだろう。でもドラマをきっかけに売れるかも、と家で話題になった。
理系を志望する高校生が見ていたら、参考になるはずだ。文系でも論理的に物事を追究することの大切さがわかると思う。
モノを創るというのは、こういうことなのか、生みの苦しみのためにとことんすることの大切さもわかる。生きた教科書のようでもある。
あるお店で、何でこれはこんなに高いのかと思って、じっと観察した製品だったので、余計、「半分、青い。」を見ていてびっくりしているところだ。

 

半分、青い。」と言えば、秋風羽織先生が登場していた漫画家の東京編の時に登場人物のひとりユーコの口から「カンチ」「リカ」「おでん女」という言葉が出てきたことがある。
懐かしい!と思ったが、これは「東京ラブストーリー」というドラマを知っていると通じる話題だ。
「ここぞというときにおでんを持ってきて、カンチをリカに会いに行かせないおでん女というのが流行りましたが、今はパン女です

この「半分、青い。」のセリフにはへぇ~と思った。おでん女ではなく、パン女か…。と思っていたら、東京では、突然、9月14日から平日の夕方に「東京ラブストーリー」の再放送が始まった。もう30年近くも前のドラマが、突如、再放送。ドラマはとんがったキャラクターと登場する言葉で勝負が決まると思うが、「東京ラブストーリー」はその代表作だと思うのだ。

 

「半分、青い」では似てるけれどちょっと違う音楽が流れていたが、小田和正さんの「ラブストーリーは突然に」が流れているのが「東京ラブストーリー」。ドラマの中での音楽の使い方も当時は斬新だった。


東京ラブストーリー」を録画しておいて、観ようと思う。おでん女は最後の方の回で出てきたと思う。
はじめて、おでん女のシーンを見た時はいらっとしたが、今度はどう感じるのだろう。楽しみだ。

日本の中学を卒業しないという選択

5に成り立ての頃にはじめて出会い、それから中1を終えるまでの3年間とことん接した男子生徒がいます。昨年の春に閉鎖しましたが、担当していたデジタル教材を使って学ぶという個別学習の施設でのことでした。
彼はディスレクシアと呼ばれる症状がありました。
知的能力はまったく問題ないのですが、文字の読み書きが困難という症状のことをディスレクシアといいます。
今、彼は中学3年生です。

 

その彼が先週のある日の夜、飛行機でカナダへ旅立ちました

日本の中学を卒業するという普通の進路ではなく、カナダのバンクーバー島にある公立高校へ進むためです。

 

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カナダの公立高校はグレード制という方式です。
日本の学年という考え方に相当するのではないかと思いますがグレード9~12に14-17歳までの生徒がいて、日本の高校に相当します。
日本の中3から高3の4年間がカナダでは高校だと思えばいいと思います。9月が新しい学年がはじまる入学時期となります。
一人でカナダに渡るので、カナダ人のホストファミリーのお宅に居候することになります。

 

私は彼に出会うまではディスレクシアという言葉もよく知りませんでした。
教育分野が専門でしたので、今思うと恥ずかしい限りです。
小5になったばかりの彼から話を聞くと、教科書や本の文字が私とはまったく異なる世界のものとして見えているというのがわかりました。
奇妙な生き物のように見えていたのだと想像しました。
文字を読もうと思っても、ものすごく大変な思いをして一文字、一文字と向き合っています。
でも話をすると、それ以外の面では、とてつもなく能力は高く、もし文字が普通に読めていたら優等生だったと思います。

 

日本の教育機関ではディスレクシアに対する理解は悲しいくらい乏しいものでした。
私が接していた小5から中1までの3年間もいろいろな出来事がありました。
いろいろな接し方を大人からされていました。
原因がわからなかった時は、怠けているからできないんだと責められたりしたこともあったようです。

 

日本にディスレクシアの子供たちがどのくらいいるのか正確なことはわかりません。
ディスレクシアということをわかってもらえないまま、置き去りにされ、深い失望感の中で生きている子供たちが大勢いるのではないかと思います。


先日、ミッション:インポッシブル/フォールアウトという映画を観てきましたが、主演のトム・クルーズディスレクシアだと自ら公表しています。
トム・クルーズに限らず、ディスレクシアの著名人は大勢います。
海外では、指導法がかなり確立されていて、克服していくための方法論が広がりつつあります。カナダのバンクーバー島にある公立高校も積極的にかつ科学的にディスレクシアの生徒と向き合っていました。

 

日本ではあまり多くは教育機関での対応は期待できず、本人とご家族が孤独の戦いを強いられることになりますし、進路も住んでいる場所によって限られたものになります。
私が接した、今、中3の男子も高校受験という大きな壁が立ちはだかりました。このまま日本の中で探しても、可能性が狭まることになるのは目にみえていました。

 

何とか彼の可能性を広げる高校はないかと、探し、探し、探し、考え、考え、考えた末、家族で出した案のひとつの中にカナダの公立高校へ進むというのもありました。

経済状況も考えると、ぎりぎりの選択肢のひとつだったようです。
立派だと思ったのは、お母さんが心を鬼にして、様々な選択肢の進路の中からの決断を本人にゆだねたことです。
彼は自分の意志で決めました
言われて決めたのではなく、自分で決めたところが大事なポイントです。
親に言われて決めるのと、自分で考えて決心するのでは将来大きな差が出てきます。

 

ご家族も大変だったと思います。
今までの成績証明書、先生からの推薦状など様々な書類を用意するのは手間暇がはかりしれませんし、まず先生方が理解できないと思います。何しろ中学校を卒業せずにカナダの高校に進むのですから、普通は信じてもらえないでしょう。
教育委員会ともかなり困難な折衝をされています。

 

彼やご家族のこれまでの取り組みを見ていると、ディスレクシアは直すのではなく、活かすことではないかと思えてきます。
カナダの公立高校へ行くという選択は、自ずと自然な形でその先の進路も日本ではなく、世界で考えるということにつながります。とてつもない未来を作る可能性が出てきます。
彼の5年後、10年後の未来が楽しみでなりません。

 

未来は自分で作るということを彼には繰り返し伝えてきました。
アメリカのアラン・ケイ博士の言葉を合い言葉にしていました。
The best way to predict the future is to invent it.

 

日本の教育機関や制度の中では限定した未来になってしまったと思いますが、自らの力と家族の応援でわくわくする未来になっていくに違いありません。
未来は自分で作る。
私も負けてはいられないなと思います。

 

土曜日のひととき

曜日、朝早くからドタドタと音がして目が覚めました。
我が奥様は横浜で展示があるからと出かけていきました。

 

続いて、今度は娘は千葉へ行って来ると言って玄関に向かっていきました。
「今日は帰ってこないから…」と、にこやかに出かけていこうとしたのですが、とっさに頭に浮かんだのが
千葉というとなぜか私はマザー牧場を連想してしまいます。

 

「羊を見に行くのか?」と聞くと、即座に想定外の答えが返ってきます。
「毛がある動物はキライ」
さすが我が娘。妙な感性です。

 

「泊まりがけで何をしにいくの?」
「星を見てくる!」
友達と星を見てくるそうです。
にぎやかに出かけていきました。

 

東京だと私が子供の頃は結構、肉眼で星が見えたものですが、今はなかなか見えなくなりました。
千葉だと場所によってはかなり見えると思います。

 

行ってしまってから、心配になってきました。
結構、荷物が少ない感じでした。
一眼レフは大事そうに持っていましたが、天体観測で大事なのは実は懐中電灯です。

 

天体観測は、いい場所に限って、暗いのです。
つまずかないように、懐中電灯は必需品です。
まぁスマホがあるから大丈夫でしょう。

 

さて、静寂に包まれた我が家で、おもむろにかおるちゃんをピッと押します。
かおるちゃんというのは、私のMacのニックネームです。
モノに名前をつけるのは、私が大事にしている作法?です。
大切なものには全て名前がついているのですが、ある中学生に話した時は目を輝かせて聞いてくれたのですが、嬉しくなって、今度は女子高生に話した時はものすごく異様なものを見る目でみられた経験があるので、家の中では名前はあまり口にしません。

 

モノに名前をつけるというのは心理学的に見ても興味深い効果があるのですが、この話は長くなるので、また別の機会に…。

 

あらためて、かおるちゃんと向き合います。
かおるちゃんをピッと押すと、メールがドドドと来ています。
皆さん土日だったら読んでくれると思っているのか、金曜日の夜にメールを送ってきます。
ドドドと対応して、いざ横浜へ向かいます。

 

かおるちゃんとわかばちゃんも一緒です。
わかばちゃんというのは、ミラーレスカメラです。
ふむふむ、やっぱり妙な人間かもです。

 

「子供が出来たら変わってくれると思っていた」という話をある女性から聞かさせたことがありましたが、人は基本的にめったに変わりません。変わったと思ったら、錯覚ぐらいに思ったほうがいいと思います。
様々な子供たちと接してきた経験からもはっきり言えるのですが、変えるのは至難の業です。
先ほどの女性はキモチが変わることを期待していた様子ですが、キモチはなかなか変わりません
変えるのであれば、まず、行動を変えるところからはじめるのが大事です。
行動を変えるには、本気の目標、もしくはやらねばならないと追い込まれた目標が必要です。

但し、行動が変わったから、内面も変わったとはいきません。変わったのは内面ではなく、あくまでも行動です。

行動が変わるから、周りも変わり、未来も変わるのです。


むむむ、また話が脱線してきましたので、このあたりで元に戻します。

 

ちなみに、我が奥様は、我が子供たちに私のことを「結婚した時は、こんな人じゃなかった」と話していたことがありました。
どんな人だと思っていたのかが、定かではありませんが、別段、変な人間だというつもりは本人はないですし、結婚してから変わったつもりもありません。

 

さて、2時間近くかかって横浜につきました。
みなとみらい線日本大通り駅で降りました。
日本大通り駅は「にほんおおどおりえき」と読みます。
地上に出ます。

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ステキな雰囲気の街です。
目的地に着きました。

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神奈川県民ホールです。
この日は落語の春風亭一之輔さんの公演と横浜バレエフェスティバル2018というのをしていました。
春風亭一之輔さんの舞台の入り口前のスペースで、なぜか我が奥様が作品を展示しています。
こんな感じです。

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この日は激励でやってきたのです。

神奈川県民ホールのイベントにやってきた人のみが来る場所なのですが、思っていたよりも寄ってくださる方がいました。


激励でやってきたはずが、別の場所にあったこけしの作品をじっと見ていたら、そのうちのひとつが話しかけてくるようなキモチになりました
一応、我が奥様に購入の許可をいただき、買ってきました。
このこけしです。

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あきちゃんとその場で命名しています。

 

お昼休みに我が奥様と一緒に食事をしました。展示スペースが喫茶店の横にあったのですが、店長さんに食後のアイスコーヒー代を割り引いて頂きました。
感謝しかありません。
とってもいい気分でその場を後にしました。

 

神奈川県民ホールは道路をひとつはさんで、もうそこは海です。

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ぶらぶらとしながら、考えをまとめるにはいい場所です。
それにしても暑い一日でした。
熱帯化はどこまで進んでいくのでしょう。

 

ステンレスの匠のワザ

曜日に我が奥様が出品しているハンドメイド雑貨のお店「くらりす」のフェアをのぞいてきました。6日間だけの「ハンドメイドマーケット」というフェアをしています。

小平の駅からテクテクと歩いて行くと、まずあじさい公園

ステキな街並みです。

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ギャラリーに到着しました。

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がんばって展示していました。

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我が奥様の激励に行ったつもりが、店内の1か所で釘付けになってしまいました。

手塚務津夫さんという方が作られている作品です。

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これを買ってきました。

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材料はステンレスでした。
ステンレスのボルト、ナットなどを溶接でつないで、作品を作っています。
手作りなので、ひとつひとつが微妙に違います。
ステンレスを溶接して作っているので、溶接の焼き色が独特の味わいをかもし出しています。

ステンレスはとても固く、さびにくい材質です。
長く使える一品ですね。

後ろ側にペンをさしたりできる筒もついています。
私の作業空間にいろどりを添えてくれます。

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愛らしい表情ですね。

我が奥様の伝聞によると、元々は車椅子を作る職人さんだったそうです。

ステンレスは英語でstainless steelと言います。
stainは「よごれる」+lessは「少ない」。
つまり、stainlessは「さびない」とか「さびにくい」という意味です。

 

鉄は時間が経つと酸化してさびますが、ステンレスは錆びにくいのです。
ステンレスは、鉄にクロムやニッケルなどを加えた合金です。
さびにくいのは、鉄にクロムを添加することで表面に非常に薄い酸化皮膜を作ることで、周辺環境と反応しにくくなるのです。薄い酸化皮膜は傷ついても酸素や水で再生され、さびの発生を防ぎます。

 

汚れが落ちやすく、お手入れ簡単というのがステンレスの特徴なので、調理台、シンク、蛇口、レンジフードから食器、スプーンなど家の中がステンレスだらけというご家庭も多いのではないでしょうか。
鉄は、高温にも低温に強くないのですが、ステンレスは1000℃の熱さにも耐えます。
だからでしょうか、小惑星探査機の部品の材料としても活躍しています。

 

では、最後にもう一度、ステンレス雑貨の写真を紹介しておわりにします。

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ペット

が奥様が先日、一生懸命に犬の絵を描いていました。
木製の楕円系のボードに写真を見ながら、描き続けています。

 

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亡くなられたペットの犬の絵だそうです。
渡された写真を横に置いて描いていました。
依頼をされた方から直接話を聞いていて、想いとかキモチも共有して描いているせいでしょうか、絵に命が吹き込まれていくような感じを受けました。
絵と言っても、いわば犬の肖像画のような描き方でした。

 

これまでも、ごくまれに犬やネコなどのペットの絵を描いていることがありました。
多くの場合、亡くなって依頼される場合が多いようです。
依頼される方は写真以外でも何かの形で飾ってあげたいのでしょう。
肖像画があることで、亡くなったペットがそばにいるようなキモチになればよいなと描く様子を見て思いました。

 

犬の肖像画を見ていたら、ふと想い出されたことがありました。
もう15年ぐらい前のことだったと思います。
ある朝、勤務先に着くと電話がありました。
部下からだったのですが、休みたいとの連絡でした。
今日と明日、休みたいと。

 

木曜日でしたので、木、金と休み、土日もあるので、次に来るのは月曜日です。
休まれるとピンチの連続に陥るのが頭をよぎりました。
有休取得の理由は聞かない主義でしたが、当日の突然の休み連絡でしたし、この日はいつになくやる事が立て込んでいてチーム全体に影響が及ぶということもあり、本人の声の様子がおかしかったので、何かあったのかと聞きました。

 

「飼っていたペットの犬が亡くなりました」
絶句しました。

しばらく、かける声がみつかりませんでした。
こういう理由で休みたいと言われることに遭遇したのははじめてでした。でも、ペットは家族同然というキモチはとてもよくわかります。

 

この後、周囲には休みの理由は一切伝えませんでした。理解しないであろう人も多いと思ったからです。
仕事、ペット…価値観は人それぞれですが、ペットの死を理由に会社を休むことに対して否定的な人が一定数いる、という印象は当時も今も変わらないように思います。

価値観の違いだけは、何事も埋めるのがとても難しいと思います。どちらが正しいと言えるものではなく、育ってきたまわりの意識や環境の結果なので、どちらもその人にとって正しいのだと思います。

 

家族のペットがなくなるのは、悲しくて仕方ないと思います。

亡くなったペットもかけがえのない家族の一員ですので、こういう時は時間が過ぎるのを待つ以外に心を癒やす方法はないと思うのですが、どうなのでしょう…。

好きな作家の名前

大、美大受験の相談を先日、受けました。
相手はお父さん。
娘の受験の時の様子を交えながら話をしました。

 

デザイン系で合格するには学科試験の力が必須。
デッサン力も必要。
但し、実技試験は描ければいいというわけではなくて、出題者の意図を読み取る洞察力、観察力、読解力、理解力も必要。
実技は見た目上手ではだめで、技術的に確固たる基礎力が大前提。プラスαで、発想力。
あとは、瞬発力+スピード力と体力です。

こんな話をまずしました。

 

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そして準備に必要でもっとも大事なのは人です。
指導を仰ぐ師匠が必要です。
厳しい講評をしてくださる師匠の元での特別な訓練が必要です。

最近は絵が描けなくても合格できる学科も増えてきていますので、AO入試や推薦入試で入るという方法もありますが、あまりオススメできません。
入学後の4年間での成長度合いがまるで違うからです。
描くことを学ぶのが大学ではないですし、デザイン系では、それこそ経営学も学ぶ必要が高まってきているのが今の実態です。

 

タマビグラフィックデザイン学科とムサビの視覚伝達デザイン学科はどう違うのかという質問もされました。タマグラと視デを両方とも合格して視デを選んだ娘の例を出した時には質問攻めにあいましたが、この難問の正解は一人ひとりで違ってきたりするので、理解して頂くのに苦労しました。
藝大は入る時に天才の悟りが必要だなと思いますが、タマグラと視デはデザインに対する姿勢が根底のところで違います。
まずそれを理解できる土台を作らないと、判断できないと思います。


娘の場合は結果的に本人が自分の意志で選択した(たぶん…)と思っていますが、両方合格した後に悩んでいる時に、プロの視点で、娘のことをよくわかった上でアドバイスしてくださった師匠と言える方には本当に今でも感謝しています。

 

娘の頃と今とではまったく異なる受験環境なのですが、志望分野が娘と一緒のデザイン系だったので、受験よりも卒業後の進路についての話も長くなりました。

 

最終的には美大予備校をまず訪ねるようにアドバイスしました。
普通の進学校に通っている娘さんのお父さんでしたので、師匠が必要だからです。
現在の受験情勢を把握した上でのプロの進路指導も必要です。
特殊な受験作法、戦略も必要になるので、やはり美大予備校の右に出るものはありません。

 

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娘は高1の時から美大予備校に通いましたが、今でも想い出すと笑ってしまうのが、申し込みに行った日のことです。
東京では当時3か所の突出して力のある美大予備校があり、体験と説明を本人が聞いて決めました。相性も大事ですし、自分の意思がもっと大事です。

支払いもあったので、私がひとりで申し込みに行ったのですが、申込用紙を出したところ、その場で一旦却下されました。
裏側にアンケート欄があり、記入していなかったのです。アンケートは任意だと思っていたのでした。

 

娘に電話をして記入しますと伝え、一旦、予備校の前にあった喫茶店へ。
聞いて書くなんて面倒くさいと思ったので、勝手に記入して、再度、受付へ
先ほどの受付女子の方が確認をして受理してくださったのですが、裏のアンケートの欄を見て、なぜか微笑んでいます。
微笑んでいるというより、クスクスという感じです。必死に笑いをこらえているようにも思えました。

 

家に帰ってから、まったく悪気もなく、娘にアンケートは勝手に書いておいたからと伝えたのですが、何と書いたかを聞かれたので伝えたところ、1か所の所で怒られました。
そのアンケート項目は「好きな作家の名前」でした。
娘の好きな作家など、わかるわけがないので、実は私の好きな作家の名前を書きました。

 

好きな作家の名前は宮部みゆき

烈火のごとく叱られました。

 

美大予備校で好きな作家と言われたら、小説家のわけがないでしょうと。こう言われた時は衝撃でした。
創作系の作家の名前を書くべきだったのかと気づかされたのですが、やっと受付女子の微妙な微笑みの意味がわかりました。
自分ながら、やれやれと思ったのはなつかしい想い出です。

 

予備校、師匠の先生のお陰様で意味のある大学生活につながりました。今ではある企業の宣伝部で仕事をしていますが、今年から勤務先の主力製品の担当をしています。
毎日、CMで見ない日はほとんどないというような商品ですが、これから娘の独自色が出てくるのが楽しみです。
これも娘の予備校、大学での師匠があってのことです。


ホンモノは人からしか学べないというのを心から実感しています。

ビニール傘を大事にしていますか?

りたたみ傘を毎日、持ち歩いています。
天気予報に関係なく、カバンにいつも入れています。

 

折りたたみ傘を持ち歩く人は慎重派で、用意周到な人物だそうです。

何でも準備を完璧にしないと気になって仕方がないから、いつも折りたたみ傘を持ち歩いている。
心配性の一面がある。

 

逆に傘は持ち歩かないという人は、雨が降っても何とかなるさと楽天的で我が道を行くという性格だそうです。


心理学ではまずこういう分析をするとある高名な大学の先生に教わったのですが、自分にあてはめるとあたっているようで、あたっていません。
軽さと丈夫さを兼ね備えた折りたたみ傘を娘からプレゼントされてから、持ち歩くようになったのですが、それまでは重いので、天気予報次第で持ち歩くかどうかを決めていました。
今の私の傘の持ち歩き習慣は、統計学が土台にある心理学的な分析にはあわないのです。

 

折りたたみ傘は軽いとサイズが小さいものが多いですが、娘からもらったものは適度な大きさで便利で、かつ、自分では買わないデザインでした。美大を卒業しているだけあって、個性的なデザインで、自分では選ばないものを誕生日とか父の日にいつももらいます。美大デザインを追究したせいでしょうか、見た目と実用性と丈夫さがいつもあるので、結果的に愛用&ものすごく長持ちになります。付加価値として、新たな生活提案とか新たなキモチ作りなどもあるなと感じています。
このあたりがデザイン学を学ぶものにとっての基礎基本の結果なのでしょう。

 

さて、我が家の傘立てを見ると、かなりのビニール傘が差し込まれています。
日本では、毎年数千万本のビニール傘が消費されているそうです。
つまり、毎年ほぼ同じ数だけ捨てられていることも意味します。
ビニール傘は構造や素材からも仕方ないと思いますが、燃えないゴミとして処理されます。雨に遭遇すると数百円でコンビニなどでも買えるので、使い捨てにされる傾向があります。

 

数百円だから乱雑に扱われるのだと思いますが、今の時代感覚では仕方ないことなのでしょう。もったいないビニール傘の運命です。
子供の頃から数百円の使い捨て感覚で扱われるビニール傘も大事にする精神を養うことができていると、大分違うのになと思います。訪問先に着いた時に、濡れた傘の雨水を静かに切ってから、外でたたむということが自然にできるべきだと思いますが、満員電車での傘の扱い方を見ていても、そうではない人が増えてきているように思います。びしょびしょの傘をたたみもせずに乗ってくる人がいますが、残念なキモチになります。

 

一方で、ビニール傘もちょっとしたデザインの力で大きく変わることができます。
こんなビニール傘をいただきました。

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しろねこがプリントされたビニール傘です。
武蔵野美術大学の油絵学科の遠藤彰子先生の描きおろしです。
美大生は荷物が多いのでサイズも65センチでゆったりしています。
ほかに「くろねこ」のもあるそうです。ねこがビニール傘に新たな命を吹き込んでいます。

 

ビニール傘は安いから、また買えばいい。
乱雑に扱っても気にしない。
結局、お金を大事にしないコスト意識もない感覚で包まれてしまうと思いますが、ちょっとした絵の力と工夫で変えられるなと思いました。ビニール傘も大事にされて、喜ぶことでしょう。

 

ぱるるの日めくりカレンダー

が届いたの?
先日、配達されてきた薄い段ボールを開けていたら、怪訝な表情で我が奥様から詰問されました。

薄い段ボールから出てきたのは、これです。

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島崎遥香さんの日めくりカレンダーなのです。
毎月、ひと月分ずつ届くのです。

島崎遥香さん作の言葉が毎日ひとつ書かれています。
4月15日(日)の一枚はこれです。

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文章、レイアウト、文字のバランスなど細かなところまで、ご自身でデザインした日めくりカレンダーです。島崎遥香さんの感性が伝わってくるその日の言葉は独特です。絵も個性的で愛嬌があっていいと思います。

翌日の4月16日(月)の一枚はこれです。

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1年間分を申し込んでいて、今年の1月から毎月一冊ずつ送られてきます。

B5の縦サイズで、表紙と裏表紙は毎月個性的な写真になっています。

 

島崎遥香さんは元AKBで、通称ぱるる、今は女優さんとして活躍されています。
今月はついに舞台にも進出されていました。

結構な頻度で、島崎遥香さんをテレビドラマで見かけますが、存在感があり、すごいと思って観ています。
個性的な演技はすごく魅力的だと思います。
どんな役でも、島崎遥香さんでなければできない予測不能な演技をされているのではないかと思います。

 

言葉の捉え方、感性もただ者ではないと思います。
ドラマの同じセリフでも、島崎遥香さんにしかできない個性、インパクト、存在感、そして不思議感の味付けがあるいい演技になっているなと感心していました。
たぶん評価については賛否両論が起きやすい面があると思うのですが、そういうところも女優としての需要につながっていると思います。

 

島崎遥香さんのひと言、ひと言の中にとてつもない力と感情的なスゴさ、心地よい雰囲気を感じていたのですが、そこに日めくりカレンダーの情報が届きました。
本人が一日一枚を作る日めくりカレンダーが登場すると聞き、毎月、届くようにしたのです。

 

毎日、めくるたびに出会う言葉やメッセージを受け取ると、とてつもない化学反応を自分にもたらすのではないかと思ったのです。毎日、刺激を受けられるなら、きっといい意味での自分自身のハプニングや行動、発想を起こすきっかけになると思ったのです。

 

今年の1月1日から使い始めて、4か月半。
今は1日の生活の中の大事な味付けと時々爆弾が爆発するかのごとくになっているという感じです。
最初の頃は朝にめくっていたのですが、途中から前日の夜にめくるようにしました。
翌日のメッセージやヒントを受け取って、醸成することができるので、その日の余韻もすっきり払拭できるし、これはいいなと思って続けています。

 

あたり前ですが、毎日、日めくりの中身は違います。
それも一定のテイストではありません。
一日一枚を作るというのは、とてつもなく大変なことです。


私も過去に仕事で毎日、ひとつ作るというのをいろいろな事柄でしています。
例えばその中のひとつ、今日は何の日?というあるサイトのひとつのコーナーを366日分、毎日ひとつ書きおこした日々は、コツコツと続けることのつらさと、やり遂げた時の爽快感は半端なかったものでした。

 

実際に掲載した文章の5倍ぐらいのネタ文を作っていましたが、このネタ文のほうがかなり自分にとって役立つものになっていたりします。今も私の宝物で、データベースのごとく、整理されて、さらに拡充されて続けています。

 

ひめくりカレンダーを毎日考えるという時間はとてつもなく大変で苦しい時間だと思うのですが、文章を書くというのは、間違いなくその人にとって、次に向けたパワーになります。


恐らく、島崎遥香さんは実際にできあがったその日の日めくりにたどり着くまでに、没の日めくりが大量に出ているのではないかと思います。ここが、すごいことにつながります。きっと演技の土台作りにもなっているのではと推察します。

 

日めくりカレンダーは普通どさっと1年分を販売していますが、島崎遥香さんの日めくりカレンダーはひと月ごとに届く仕組みです。一度に送ることができないのは、現在も日々一枚ずつご本人が制作を続けているからだと思われます。ものすごく苦しみながら、没を重ねながら、作られているかと思うと、毎晩、一枚ずつめくるのも厳粛な儀式になるものです。

 

1年分を申し込むと、1年分の日めくりカレンダーが綴じることができるぱるる特製オリジナルバインダー」が付いてきます。毎日めくったカレンダーが保存できるのですが、毎日じ〜と見ると、おっ、ふむふむ、へぇ〜、あっ、・・・と言ったリアクションが脳内で起きたりするいい刺激物なので、大事に保管しておきたいというキモチは自然とわきあがってきます。

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最初はバインダーはいるのか?と思っていたのですが、自分にとっては様々な場面でのアクションの素にもなる貴重な一枚一枚になっているので、今では大事なバインダーのひとつです。

 

ぱるる
島崎遥香
元AKBの人?
???
やっぱり、変わっている・・・と家の中では思われている様子が感じられますが、本人はいたって大真面目に毎日めくっているのです。

 

カレンダーというと
日付や曜日の確認、
先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口六曜の確認、
カレンダーに書き込んだ予定の確認、
などが今までの用途だったのですが、
まったく新しいカレンダーの使い道を島崎遥香さんは提案してくれました。

 

最後にバインダーの中のいくつかをご紹介して終わりにします。
お金を払って買うカレンダーなので、とっておきのものはご紹介しずらいので、当たり障りのないものの紹介にとどめますがご了承くださいませ。

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国分寺駅がすごいことに・・・

日、西武線国分寺駅まで出て、そこから中央線を利用しています。
この国分寺駅に隣接して建設されていたふたつの高層マンションが立ち並ぶ、ツインタワーが完成しました。国分寺駅の改札を出てすぐ左手にツインタワーのひとつがそびえ立っています。

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線路沿いに道路をひとつだけ間にはさんでもうひとつの高層ビルが並んでいます。

駅と一体化しているかのように立つタワーの1階から4階までにミーツ国分寺という名前のショッピングセンターができました。国分寺駅直結で、食品や衣料、雑貨などの専門店49店が入っています。

さっそく開店初日の土曜日に見に行ってきました。

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国分寺には元々、国分寺マルイとセレオ国分寺が駅ビルの地下から8階にはいる形で存在していて、ちょっとした買い物にはまったく困らなかったので、ミーツ国分寺ができると画期的に便利になるに違いないということでワクワクしたキモチで向かいました。

 

まず、最上階の5階へ。ここはミーツ国分寺ではなく、国分寺市の運営するフロアです。
最大260席のホール、行政サービスコーナーがある市の施設cocobunjiプラザ、屋上庭園があります。

 

実は一週間前にもここに来ています。
4月1日の日曜日にマルイ・セレオチームのほうにある紀伊國屋書店に寄った帰りに駅の反対側もぶらぶらしていたら、とんでもないイベントをしているのに気づきました。
チラシを何気なくもらって、何気なく見ました。
これです。

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左のところの小さな部分を拡大してみます。

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なぜ1日だけしかしないのかわからなかったのですが、1日だけ月の石が展示されていました。びっくりです。

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日本の宇宙開発は昭和30年4月12日に東大の糸川英夫教授らが実施したペンシルロケットの発射実験国分寺市で行われたのが始まりだそうです。
ロケットの大きさはわずか23センチ。

 

今日は月の石はありませんが、ペンシルロケットの模型や最近のロケットの模型などが展示してあります。

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こんなティッシュも頂きました。

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同じ階にあるリオンホールもちょっとのぞいてみました。

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最大で260席なので、市民のための小さなスペースですね。

 

屋上庭園はこんな感じで今は空間があるだけです。

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4階に降ります。

東急ハンズがあるフロアです。


マルイ・セレオチームのほうにあるロフトよりは広いですが、やっぱり普通の東急ハンズに比べると小さいです。元々国分寺のロフトも小さいので、ロフトと東急ハンズを足すと、必要なものに近いものはどちらかで手に入る・・・という感じでしょうか。品揃えは違っていたので、お互いに補完し合っていて、利用者からするとよいかと思います。本当はどちらでもよいので、ド〜ンと広〜いスペースで出店してくれると便利なのになぁと思います。

 

東急ハンズの隣にKEYUCAがあったのには、え~と思いました。
実は、マルイ・セレオチームのほうの紀伊國屋書店の隣に3月末まで店舗がありました。マルイ・セレオチームのほうの閉店の後には、こんな張り紙が今も貼ってあります。

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移転とは書いていないのは、ちょっとなんだなぁと思いますが、大人の論理では仕方のないことなのでしょう。


同じ、4階にはメガネのパリミキがありました。マルイ・セレオチームにはJINSがありますので、みごとに競合ですね。品揃えや価格帯、客層はまるで違うので、よいのかもしれません。

 

3階に降ります。
Hmv BOOK storeというHMVとしては初となる小型書店がありました。
確かに小さい本屋さんです。
ちょうど必要だった本があったので、購入しましたが、品揃えに大きな特徴が感じられなかったので、もっとクセのある本の選び方をすればいいのになぁと思いました。
購入したら、こんなトートバックをお土産に頂きました。

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トートバッグだけで、自分にはHmv BOOK storeが突如イメージアップ。

 

HMVは何をしたいのか、よくわかりませんでしたが、マルイ・セレオチームには十分な広さの新星堂があるので、CDやプルーレイのお店にしなかったのは正解かもしれません。でもマルイ・セレオチームにはかなり広い紀伊國屋書店があるので、小さな書店にするなら、やはりとんがった品揃えが必要かなと思います。

 

2階は自分の趣味にはあわず。

女性向けのお店が多いフロアです。

 

1階には薬屋さんとクイーンズ伊勢丹
マルイ・セレオチームにはマツモトキヨシがあるし、成城石井・マルイ食遊館があるし・・・。クイーンズ伊勢丹は高級スーパーと聞いていましたが、おじさんにはちょっと難しい品揃えでした。ここでこれを買ってきてと言われても、買えないだろうなと思いました。

 

ふむふむ。
新しいミーツ国分寺というものができて便利さが増すのだろうぐらいにしか思っていませんでしたが、行ってみて、見終わってから、ものすごくびっくりしました。
ミーツ国分寺国分寺マルイ&セレオ国分寺でお店の分野がかなりかぶっていたのです。

 

「ミーツ VS マルイ・セレオチーム」という図式で書き出してみます。
以下、左にミーツ、真ん中にVSの文字、右にマルイ・セレオチームの順です。

 

Hmv BOOK store  VS  紀伊國屋書店
東急ハンズ  VS  ロフト
スターバックス  VS  タリーズ
コクミンドラッグ  VS  マツモトキヨシ
クイーンズ伊勢丹  VS  成城石井・マルイ食遊館
神戸屋、箱根ベーカリー  VS  アンデルセンポンパドウル
レ ミルフォイユ ドゥ リベルチ  VS  青山フラワーマーケット
パリミキ  VS  JINS

まだまだいろいろありますが、これぐらいで。

ふむふむ。同じような分野が両方にあると、両方見に行かないといけない。時間がもったいない。

 

ミーツのほうはチラシとかを読むと、どうも女性を意識して、ちょっと高級感のある店舗作りをしている様子なのですが、実際に見てみると、おじさんにはよくわかりませんでした。
女性から見ると違って見えるのでしょうか。


できる前までは、大型商業施設とうわさでは聞いていたのですが、マルイ・セレオチームに入っている店と似たような小規模店舗がポンポン並んでいる感じでした。
商圏の競合店舗に何があるのかをよく調べずに出店するお店を決めて行ったのかしらと思ってしまいました。
これから競争して、本当に国分寺に両方あってよかったとなるようにして欲しいなと思います。

 

よかったのは、喫茶店や飲食店は増えたことでしょうか。
混雑度が分散するのは大歓迎。
再開発前にほぼ同じ場所にあったマクドナルドも出店。
花火寿司なるお店ができたのもうれしい。今日は半額でものすごい行列でした。
西友国分寺店のスターバックスコーヒーはつぶれたのかと思っていたら、ミーツに来ていました。

 

東急ハンズが一番広かったお店でしたが、でも普通の東急ハンズのイメージからすると小さすぎるのが残念。厳選された品揃えにはなっていたけれど、ちっとさびしい。

 

それにしてもミーツ国分寺ってどういう意味なのだろう。

三越伊勢丹ホールディングスが全体を運営しているそうですが、国分寺の新しい雰囲気や空気作りを頑張って欲しいと思います。国分寺の駅前の再開発を工事の最初から眺めていた自分としては、もっとやれることはあるのにと思いました。

 

個人的には西友国分寺店にも頑張って欲しいなと思います。

帰りに寄ってみましたが、特に混雑度に変化はないようでした。

 

ミーツの上は高層マンションです。
マンションシティタワー国分寺ザ・ツイン。
全583戸。
西街区が地上36階、地下3階、東街区が、地上35階、地下2階。

 

見上げていたら、ものすごく心配になってきたことがあります。
中央線のラッシュです。
大丈夫でしょうか。


都市開発はインフラも考えてやってほしいものですね。
大丈夫でしょうか。やっぱり心配になってきました。
電車が混みすぎることのないように祈るばかりです。

姿勢を正す道具のお買い物

週間ほど前、我が奥様に頼まれお買い物をしました。
これです。

ボディメイクシートスタイル(Body Make Seat Style)レッド

ボディメイクシートスタイル(Body Make Seat Style)レッド

  • 出版社/メーカー: MTG(エムティージー)
  • メディア: ヘルスケア&ケア用品
  •  
 

姿勢を矯正する器具です。
椅子の上に置いて、その上に座ります。
定期的に行っている病院で紹介されたそうです。
病院で実際に座って確かめてみたら、よいと思ったと相談を受け、Amazon君で価格を調べると、Amazon君の勝利。
ということですぐさま注文。
翌々日には到着しました。

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実はこれ、私自身が興味を持っていました。

 

パソコンと向き合っている時間が毎日あまりにも長いので、体全体をかなり酷使しているなという感覚がありました。
座る時間が長くなると、どうしても姿勢が悪くなります。悪い姿勢というよりも、楽な姿勢になりやすいなと思います。両肩が落ちた前屈みの姿勢、いわゆる猫背に近い姿勢と言ってよいかと思います。

 

猫背などの楽な姿勢を正そうとする時に人間の体は筋肉を使うことになるのですが、私の場合、かなりの頻度、時間で筋肉がやるべき仕事をしていないという状態です。猫背は楽な姿勢ですが、いい姿勢ではありません。
筋肉が仕事をしていないので、結果的に調子がおかしくなる原因になるそうです。

 

姿勢が悪くなると、肺が広がらないため、深い呼吸ができません。さらに、血管が伸びて細くなり、血流の量が減り、脳へ送られる酸素やブドウ糖が減り、結果的に脳の活動が低下します。脳の酸素が不足すると、眠くなったりします。

つまり、姿勢が悪くなると、脳の動きも低下するのです。
受験生で姿勢が悪いまま、勉強していても、効果が出にくくなるのですが、医学的に理由があるのです。

 

さて、この種の椅子の上に置く機器には実は2種類あります。
ひとつは座りやすさを追究して、腰の負担を減らすもの。
もうひとつが、姿勢のゆがみを修正し、正しい姿勢の型を身につけさせるもの。
今回購入したのは、後者のほうです。

 

ある量販店で見かけて、ちょこっと試したみたことがあり、気になっていたのですが、また変なものを買ったと言われそうなので我慢していたのでした。

 

最初に座ると、楽な姿勢に慣れている人ほど腰が痛くなります。
Amazonのレビユーであまりよくない評価をしている人のコメントを読むと、本来のこの椅子の目的を知らずに買っているのだなと思います。
正しい姿勢の型というのは、厳しい訓練が必要なのです。
道具は作られた目的を知ることが大切ですね。

 

我が奥様は届いて試したところ、痛いと言っていましたが、使い方を会得してからは15分ぐらいの短時間から慣らすようにして利用しているようです。
私も休日に我が奥様が外出している時などに活用していますが、最初はすぐに腰が痛くなる感じでしたが、今では数時間座ったままでも大丈夫になりました。
もっともこの商品は長時間座ることは目的にしておらず、姿勢を正しくするのが役割です。最終目的はこの機器を使わなくても、姿勢がよくなることです。

 

ちなみに、ふだんの歩く姿勢もピン!となってきたように思います。

本当は勤務先でも使ってみたいなと思いますが、今以上に変な人と見られるかなと思うので、我慢、我慢。

 

悪い姿勢は楽。
背筋をピンとしたい姿勢は体の構造的にはつらい状態です。
だから、いい姿勢をしようというのは、やっかいなのです。
いい姿勢は意図的に筋肉も使いながら、型をあてはめていかないといけないのです。

 

いい姿勢は本人には実感はないかもしれませんが、体が実は疲れないので、集中力を高めやすくなります。結果として、やる気を高めやすくなります。いい姿勢は左右の目から入ってくる情報のバランスがよくなります。逆に姿勢が悪いと左右の目から入ってくる情報を補正する力が必要になり、脳が疲れやすくなります。

 

アスリートと呼ばれる人は見ていると、立っていても、歩いていても姿勢がいい人が多いなと思うのですが、科学的な根拠があるのです。

 

子供が勉強している時は、正しい姿勢が大切です。

目線は水平に
背筋をピン!
肩の高さは左右同じ

この3つが大切です!

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同時に適度な時間感覚で体をほぐし、動かすことも大事です。この時間感覚は人によって違います。短くて10分、長くて50分かなと思います。

この作法が、脳と体の機能を最大限に引き出しやすくなるのです。

トラ愛の次はエヴァ

回は、トラ愛に満ちた国語辞典について取り上げました。

 今回もつい最近手に入れた辞典を取り上げます。

「ことば選び実用辞典」という辞典なのですが、見た目がとても特殊です。
これです。

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エヴァンゲリオンとコラボをしている辞典です。
ケースには碇シンジ、表紙にはエヴァンゲリオン初号機が描かれています。

 

エヴァンゲリオン×ことば選び実用辞典 01 (エヴァンゲリオン×ことば選び辞典)

エヴァンゲリオン×ことば選び実用辞典 01 (エヴァンゲリオン×ことば選び辞典)

 

例えば「わかる」という言葉。

「わかる」ということを違う表現で言いたい時とか、覚えていた言い回しがあったけれど、忘れてしまって思い出せないという時などに使います。

 

意味と言葉と用例のセットになって掲載されています。
実際に「わかる」を引くと、こんな感じで書かれています。

 

意味 意味を理解して自分のものにする
言葉 会得
用例 パソコンの操作を会得する

 

では、「わかる」で引くと登場している言葉を意味、言葉、用例の順で抜き出してみます。

 

意味を受けての側から理解説明する
解釈
難文を解釈する

 

承知する。うなずく。納得する。
合点
合点承知した

 

感じて会得する。真理を語り合う。
感得
人間の本質を感得する

 

相手の言動にわざと別の解釈をする
曲解
問題が曲解されて伝わった

 

意味をとり違えて謝った理解をする
誤解
誤解されやすい人物だ

 

悟得
誤認
悟る
自得
首肯
承知
疎通

 

「わかる」だけで32の言葉が並んでいました。
さらに、「知る」、「認める」を調べよという記載が最後にあります。

「わかる」から様々な言葉の広がりがあります。

 

「学ぶ」を調べて見ると、
荒行、温習、学修、既習、教練、苦学、研鑽、修行、習熟、習得、修得、、、

使い方次第でこれは面白いことができます。

約580の言葉で引くことができます。


実は、もう一冊の辞典を同時に手に入れました。
これです。

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「感情ことば選び辞典」です。
こちらのケースには綾波レイ、表紙にはエヴァンゲリオン零号機が描かれています。

 

 

エヴァンゲリオン×感情ことば選び辞典 00 (エヴァンゲリオン×ことば選び辞典)

エヴァンゲリオン×感情ことば選び辞典 00 (エヴァンゲリオン×ことば選び辞典)

 

 


呆れる
美しい
落ち込む
賢い
・・・
といった、感情にまつわる言葉をひくと、たくさんの意味、言葉、用例が並んでいます。

 

ためしに「考える」を引いてみます。


考えるを巡らす
案じる
我が身の行く末を案じる

 

他の人と異なった考え
異見
異見を述べることが許されない

 

他と異なった考え。特に、反対意見
異存
リーダーの提案に異存はない

 

自分だけの考え、判断
一存
私の一存では進退を決めかねる

 

ちょっと考える。一度考える
一考
一考の余地がある

 

異なった考えや意見
異論
異論を唱える

 
一考、臆見、愚行、苦慮、考察、考慮、考量、顧慮、思案、私意、私見、思考、思索、思弁、思慮、、、

 

43個も並んでいます。

 

さらに、カタカナ表現、やわらか表現の一覧があり、「思う」と「感じる」の項目も引いてみなさいと書いてあります。

 

約200語の言葉で引くことができます。

 

例えば「考える」ということを子供たちに「考えさせる」きっかけのアイデアを「考える」時などに威力を発揮しましたが、こういうキモチをどう言い表せばよかったかなとふと思った時に便利ですし、大活躍します。

 

言葉の知識がないと国語辞書は調べられませんが、キモチで引けばいいので、すごく画期的な辞典です。

 

このふたつの辞典があると、いろいろな場面で解決のヒントに出会えそうです。
最強のペアだと思いました。

 

このふたつの辞書、実は大きさも画期的です。

 

厚さわずか1センチちょっとです。

ボールペンと比べると手軽に扱えるのがわかっていただけるでしょうか。

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字が大きいので非常に読みやすく作られています。気軽に利用するキモチを形からも演出しています。

 

エヴァンゲリオンでは、国際連合直属非公開組織の特務機関NERV(ネルフ)が進める3大計画があります。
E計画、アダム計画と並ぶ最大の謎の計画が人類補完計画ですが、今回の辞典は「文章補完計画、発動」が合い言葉だそうです。

 

遊びココロと実用性が詰まった辞典です。

 

なお、実はこのエヴァとコラボした遊びココロ満載の辞典は全部で5種類あります。
大規模書店に行くとこんな感じで陳列されています。

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ことば選び実用辞典、感情ことば選び辞典、ことばの結びつき辞典、創作ネーミング辞典、難読漢字選び辞典の5種類です。ケースはパイロットたちが彩り、カバーにはそれぞれのパイロットが搭乗するエヴァンゲリオンが描かれています。5冊がワンセットになった豪華BOXセットもあります。

 

エヴァンゲリオン×ことば選び辞典 全5巻 BOXセット

エヴァンゲリオン×ことば選び辞典 全5巻 BOXセット

 

  

今、我が家のリビングのテーブルには、トラとエヴァが鎮座しています。

 呆れられているのか、「これは何?」と何も尋ねられません。ふむふむ。

トラ愛に満ちた国語辞典

事で紙の国語辞典を使う機会がかなりあります。

使っていた紙の国語辞典がボロボロになってきたので新しいのを買おうかなと思っていたら、タイミングよくすばらしい国語辞典が発売されたので、手配しました。
これです!

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これがウワサの三省堂国語辞典・第七版・阪神タイガース仕様」です。
ケースをはじめとして、全てが阪神タイガースであふれています。
トラ愛に満ちている一品です。

 

三省堂国語辞典 第七版 阪神タイガース仕様

三省堂国語辞典 第七版 阪神タイガース仕様

 

 

ケースには阪神タイガースの大きなロゴマーク
縦じまのデザイン。
中のビニールの表紙もチームカラーの黄色でした。
帯の裏側には阪神タイガースの歌六甲おろし」の歌詞が掲載されています。
表紙をめくると阪神甲子園球場の写真。

 

三省堂国語辞典の第七版は2013年の12月の発行でかなりこなれてきている時期なので、発売開始当初によくある誤植や間違いも解消されているだろうという安心感もあります。
さらに、今回は用語の使用例として載っている例文の中に3か所だけのようですが、阪神タイガースにまつわるものが載っていますので、実用と遊び心が詰まった一品なのです。

 

国語辞典は勉強のためだけに使うものではありませんが、何事も楽しさがあると結果が異なります。

 

用例は阪神一色にするとさすがに国語辞典として不思議な雰囲気になるので、そこは良心が働いたようです。ごく限られたところだけにトラ風味がほどこされていました。
国語辞典として普通に使用できるので大満足です。

 

三省堂国語辞典は新語を積極的に取り入れているので有名なのですが、最近よく見かける「裁量労働」という言葉もちゃんと掲載されていました。
ちなみに、私は裁量労働を10年以上前からず~と続けています。「裁量労働」は悪者のようにみている人もいるようですが、悪い裁量労働、変な裁量労働もあれば、心地よい緊張感のある裁量労働もあるように思います。どんなルールも使い方次第ではないかと思いますが、悪用されることが多いようです。

 

紙の国語辞典は持ち運びが不便ですが、手を動かしてめくることには様々なメリットもあります。これは実感できない限りはわからないかもしれません。
言葉をネットで調べることも日常化していますが、アナログとデジタルを使い分け、相乗効果をだすのが大切だと思います。
目的や用途に応じて変えることが大切で、遊びココロももっと大事だと思います。

 

遊びココロと言っても、例えば子どもは大人度合いによっては注意が必要だと思います。
伸び伸びさせようとすると好きなほうへいく。
楽しくさせようとすると楽なほうにいく。
絶えずあたたかな引き締めが必要なのが今のニッポンの子どもたちだなと思います。

 

もちろん、そんな心配無用の子どもたちもいますので、冷静に一人ひとり、別々だという大前提で決めないといけません。

 

スマホで言葉を調べる、知らないことを調べるのはよいことですが、見ているとそれをきっかけにして長時間、楽しいことに逃避してしまうということはよくあることです。
スマホは子どももあたり前がどんどん進行していっていますが、使い方や作法を間違えると堕落する道具になったり、逆に賢くする道具にもなります

何事も使い方次第ですね。

 

うれしい連絡、そして高校受験と大学受験の昨今

回は、小中高のそれぞれのお話です。

 

まずは小。

 

東京都狛江市で3年間だけ開いていた小中高校生のための塾のようで塾ではない場がありました。最後までがんばってくれた、今、小6の男子とお母さんから手書きのお手紙が届きました。
私立中学に合格しましたという知らせでした。

 

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私と出会った時は私立中学なんて考えていなかったと思います。

単に学校の試験が思わしくないので、家のすぐそばなのでやってきましたという感じでした。
最初の頃は長年の経験に基づく勘でしたが、普通の中学では枠に収まらない子ではないかと思いました。

 

のめり込むととてつもない集中力と学習力を発揮しますが、嫌なことは嫌だとはっきりしています。次の行動がまったく読めない子ですが、その行動には本人なりの理由があります。自分のキモチに素直すぎる形で突っ走り出すので、学校では誤解を受けやすいだろうなと思いました。

 

打ち解けていく中で、学校での様子を少しずつ本人から聞き出していくと、やはりというか、悲しい接し方をされていることがわかりました。でも、とてつもない才能にあふれているのは毎回接する度にわかりました。多人数の教室運営では、やんちゃな部分を受け入れ、眠っている才能に気づき、伸ばすのは余裕もなく困難なのでしょう。

 

このまま近くの公立中学に進学した場合の授業での様子やその後が手に取るように予測できたので、お母さんとの個別面談で私立中学を受験することを勧めました。
かなりびっくりされていました。
面談の前に、あらかじめ候補にできる私学に何度も訪問し、入学した後に彼の可能性を最大限に引き上げてくれる体制があるかを設備、シラバス、中長期計画、必要な費用、先生方、組織運営、その他もろもろのことを把握し、選定した上でお母さんに話をしました。

 

とんでもない。

何を言い出すのだとお母さんは思われたことだと思います。

 

ご家族も本人も気持ちが決まった頃、ちょうど1年前ですが、残念ながら勤務先の決定が出て運営していた施設を閉鎖することになりました。心残りでしたが、この塾なら、この先生方なら大丈夫だろうと思えるところに移っていきました。

どうしたかなぁと思っていた頃、合格しました!という手紙を受け取り、嬉しい、嬉しいキモチになりました。

 

お母さんの手紙によると、他の私学めぐりもし、進学先の私学には結局10回も見に行ったと書いてありました。本人のキモチが一番大切なのですが、伝えていた受験作法を実行してくれたこともわかり、ますます嬉しいキモチになりました。
結局、本人がこの私学1本で受験したいと決め、保護者もそれを後押しし、入りたい1校のみを受け、見事合格特待生にもなったというおまけ付きでした。
大変革を宣言し、形も中身も変える取り組みを数年前から実行してきている私学で、6年後の大学受験の時には注目を集めているに違いないと思います。

 

嬉しい手紙でした。


次は中。

 

高校入試は東京と神奈川は終了。千葉の後期試験と埼玉が3月1日にひかえています。

 

全体的な傾向として、今年の東京の中3生は私学への進学に舵を切る割合が増えているように思います。肌感覚でも感じられます。
2020年大学入試改革への不安と私立高校無償化の影響が思っている以上に大きくなってきていると感じました。単に勝負を避けるためではなく、自分の未来を最善の結果にしていくための舵取りであって欲しいと思います。

 

狛江で接していた中3生からも私学が第一志望で、合格したので、進学しますという連絡が複数来ています。私から見てもとてもいい私学で本人たちにとっても相性のよい選択をしていたので、ほっとしているところです。残りの中3生も先週、都立高校の入試に挑んでいます。後は結果を待つばかりです。

 

今年から日比谷高校や西高校など難関校は自校作成問題になりましたが、受験した中3生に聞くと、スピードと時間配分で差がつくような問題だったということでした。都立西高校の国語では説明文の問題は佐伯啓思さんの「経済成長主義への訣別」だったそうです。去年の7月に発売された書籍です。経済成長が人々を幸福にするというのは誤解だという指摘をしている経済というよりは、経済哲学の本でした。西高校としてのキモチを感じました。西高が生徒に求める生徒の力量、生徒の姿を感じさせる題材だなぁというのが正直な感想です。哲学は生きる上で大切だと思うのですが、それも入試問題から感じ取ってくれたらと思いました。

今回から久しぶりに自校作成問題が復活したのは、各高校の心意気が全面に出せてとてもいいと思いました。

 

理社は共通問題ですが、公表された問題を見ると、問題に異議ありとならないように今年は例年になくおとなしい作問になっていると感じました。


最後に高。

 

国公立大学は今日から2次試験がスタートしました。
多くの国公立大学では、今日の日曜のみの場合と2日間の大学があります。
医学部は2日間が多いですが、東大と京大などの医学部は3日間もあります。
東京藝大だと2次試験の中でさらに二段階選抜になっていて1次試験と2次試験があり、3月の9日までと長期間の戦いです。

 

こんな中、2月22日(木)に東京新聞を読んでいて、目が釘付けになりました。著作権のこともあるのでほとんどをモザイクにしましたが、かなりの広さの紙面を使っているのはわかって頂けると思います。

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タイトルは「相次ぐ出題ミス なぜ起きる」
大阪大、京都大での入試問題の出題ミスを最初に取り上げているのですが、途中でこんなことが書かれています。

 

「ある難関大学の教授によると、試験の当日、ファクスで大手予備校に問題用紙を送り、誤りがないかどうかをチェックしてもらう」・・・・・という知らない人にとってはけっこうびっくりするような内容です。

 

いわば受験産業の表に出しづらいメニューの仕事がいろいろあるというのは、長いこと教育分野で仕事をしていると、自然に伝わってくることがありますが、普通は表に出てきません。
正直、えっ、これ報道していいの?と思いました。
教育の世界の複雑怪奇な相関図が垣間見えてきます。

 

入試問題を作るという仕事は大学の先生にとっては本職ではないので大変だと思いますが、できるだけミスをなくし、公平性を担保する仕組み作りは永遠の課題だと思います。

 

入試問題の作問改善の取り組みとしては、岐阜大を中心としてスタートした過去の入試問題の相互利用というのがあり、現在は100大学以上になっています。

 

入試過去問題活用宣言

http://www.nyushikakomon.jp/index.html

 

東大、京大のように独自性の高い良問を作り続けている国立大学や早慶をはじめとするいわゆる私立の難関大学は元々作問を維持する体制作りが可能だからでしょうか、参加していませんが、相互利用で難問奇問が減り、良問で受験できるのはいいことだと思います。

 

作問の外部委託というのも存在しますが、ブームや過渡期は過ぎて、一部でのみ続いているようです。
偶然問題が漏れるというリスクが高いからだと思いますが、入試問題の作問を請け負っていると公表していた河合塾は10年程前に中止宣言をしました。今は、作問力のある予備校の一部では請け負っていますが、かなり大変そうです。悪意がなくても問題が漏れるリスクがあるので、仕事の大変さに比べて利益が出せないので、仕事としてするのはかなり大変なことだと思います。

 

今年の入試では作問や採点のミスのない正しい選抜がおこなわれることを祈るばかりです。