土曜日に我が奥様が出品しているハンドメイド雑貨のお店「くらりす」のフェアをのぞいてきました。6日間だけの「ハンドメイドマーケット」というフェアをしています。
小平の駅からテクテクと歩いて行くと、まずあじさい公園。
ステキな街並みです。
ギャラリーに到着しました。
がんばって展示していました。
我が奥様の激励に行ったつもりが、店内の1か所で釘付けになってしまいました。
手塚務津夫さんという方が作られている作品です。
これを買ってきました。
材料はステンレスでした。
ステンレスのボルト、ナットなどを溶接でつないで、作品を作っています。
手作りなので、ひとつひとつが微妙に違います。
ステンレスを溶接して作っているので、溶接の焼き色が独特の味わいをかもし出しています。
ステンレスはとても固く、さびにくい材質です。
長く使える一品ですね。
後ろ側にペンをさしたりできる筒もついています。
私の作業空間にいろどりを添えてくれます。
愛らしい表情ですね。
我が奥様の伝聞によると、元々は車椅子を作る職人さんだったそうです。
ステンレスは英語でstainless steelと言います。
stainは「よごれる」+lessは「少ない」。
つまり、stainlessは「さびない」とか「さびにくい」という意味です。
鉄は時間が経つと酸化してさびますが、ステンレスは錆びにくいのです。
ステンレスは、鉄にクロムやニッケルなどを加えた合金です。
さびにくいのは、鉄にクロムを添加することで表面に非常に薄い酸化皮膜を作ることで、周辺環境と反応しにくくなるのです。薄い酸化皮膜は傷ついても酸素や水で再生され、さびの発生を防ぎます。
汚れが落ちやすく、お手入れ簡単というのがステンレスの特徴なので、調理台、シンク、蛇口、レンジフードから食器、スプーンなど家の中がステンレスだらけというご家庭も多いのではないでしょうか。
鉄は、高温にも低温に強くないのですが、ステンレスは1000℃の熱さにも耐えます。
だからでしょうか、小惑星探査機の部品の材料としても活躍しています。
では、最後にもう一度、ステンレス雑貨の写真を紹介しておわりにします。