ココニコのキモチ

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いろどり工房ココニコ管理人(ボランティア)のキモチブログです。日常生活と本職(教育分野)の気づきのお話をしています。

食(しょく)に関わる仕事

供向けの教育分野の仕事を本職にしているためなのか、子供のためになるならば、突然、自分の専門分野の枠を取り払ったことをしないといけなくなることがあります。
今回は、年明けに、なぜか「食(しょく)に関わる仕事」について話をすることになりました。
ふむふむ、ちょっと大変。
ドキドキ。

食に関連する仕事としてまず思いつくのは、調理師、パン職人、パティシエ、寿司職人とかでしょうか。
人の健康を支える仕事として管理栄養士や栄養士もありますね。
ソムリエとかフードコーディネーターなどもいます。

単に食を直接つくるだけでなく、
食品メーカーの新商品開発やマーケティング
外食産業の店舗開発、運営
コンビニのお惣菜の企画
学校での食の教育、、、
実に多岐にわたるのが食の仕事の世界です

年明けに話をするのは、食を直接つくるという分野を志す若者が対象です。

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調査してみたところ、食をつくるという分野に関わる仕事をしたいという人が増えている様子もあるようです。
彼らにまず伝えたいことは、自分の食すら作らない人、作れない人が他人の食をまかされる仕事をしたいと思うなかれということです。
自分の仕事を他人まかせにするなんて信じられないと言っていいかもしれません。
例えば、高校を卒業して食の世界に進もうと、この分野を学ぶことができる大学や専門学校に行こうとするならば、勉強も大切ですが、勉強よりも台所に立つ、自分で食事をつくる、食事のための買い物をするといったところから食に触れることが大事ではないかと思います。

食の仕事を目指す人の中には、どこそこのレストランがおいしいとか、あの有名なシェフの料理は実はたいしたことないとか、知識やうんちくはくわしいけれど、自分で包丁を使えないとか、料理を作れないとか、そういう人がとても多いのではないのかというのが栄養学を学ぶある大学の研究室を訪問した時に感じたことがありました。

シェフをめざしていなくとも、食にかかわる仕事をするのなら、自分で料理をつくる機会を増やすことからはじめてほしいなとその時に思ったのを覚えています。そうでなければ、いい仕事はできないと思うのです。

自分で料理を作ると、毎日の栄養のバランスとか、食材の選び方とか、学べることがたくさんあります。
長時間労働が問題になっている昨今ではありますが、プロであれば仕事場を出ても、残りの時間全てでプロとしての能力を磨こうとする本能があり、結果的に24時間、365日が学びの連続になっているものです。

食べることは生きることであり、食生活は健康の源です。
食の道で仕事をするということは、実は大げさに言うと他人の命をあずかることにつながります。
だからこそ、まず自分自身の食の自立からはじめてほしいと願うのです。
食の自立とは、健全な食のものさしを持ち、日々、実践することです。

私は教育のプロとしての自覚を持てるようになるため、実践の中から自分のものさしを持つようにしてきています。
ものさしはたえず変化の連続です。
教育でも食でも、どんな分野でもやる気のある人にとっては、夢膨らむ世界に変貌します。

この仕事なんて誰でもできる。
はやっているからやってみたい。
こんな安易な気持ちで仕事についても、長続きしないものです。

仕事をする時は、険しい山を見つけて登ってやろうという勇気と素敵なロマンや志が必要です。
毎日仕事と向き合うことで、人間にとってはこの分野はこうあるべきだ
という自分なりの思いや理念を磨いていかないと、
新しい発想力もつきません。
こういう姿勢がないと、
ちょっとつらいことや
ちょっと厳しいことを言われただけで
やめてしまう。

どんなにつらくても
おもしろいからやめられないような
自分を奮い立たせるような仕事を探すことが大事です。

ふむふむ、
食(しょく)に関わる仕事について若者に話さないといけないが
大丈夫か自分!と思っていましたが、
前半の話が書きながら固まってきたので、どうやら大丈夫そうです。

しばらくブログを更新していなかったので、
今日は食(しょく)に関わる仕事についてのひとりブレストをお届けしました。
実は、ここから先のお話が若者たちに一番伝えたい内容の部分に入るのですが、
それはまた別の機会ということで。
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以上、いろどり工房ココニコのホームページ管理人(ボランティア)のお話でした。
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日常生活に刺激 メトロポリス編

日常生活には刺激が必要です。
刺激が原動力になり、次の第一歩のきっかけを生みます。

我が杉山家では無理矢理、刺激を創る手段として
コンサート
ライブ
映画
舞台
などには定期的に触れるようにスケジュール化と準備がされるようになっています。

今日は、この無理矢理、刺激を得る日・・・なのでした。
午後から渋谷のBunkamuraシアターコクーンに行き、
舞台「メトロポリス」を鑑賞してきました。
私、奥様、娘の3人組です。

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メトロポリスは1927年、ドイツでモノクロのサイレント映画になったことがあります。
2026年の未来都市を描いた映画として、「SFの原点にして頂点」と呼ばれた名作です。

日本で舞台化されるのははじめてということで、これは行かねばならぬということで観てきました。
演出は串田和美さん。出演は松たか子さん、森山未來さん、飴屋法水さんなど。

平和で繁栄する未来都市メトロポリス
しかし、実態は摩天楼に住む支配者階級と、地下で過酷な労働を行う労働者階級。
二極化された階級社会。
権力者の息子・フレーダー(森山未來さん)と労働者階級の娘・マリア(松たか子さん)が出会い、フレーダーは地下社会の実態を知る。労働者たちに階級社会の矛盾を説き続けるマリア。
労働者たちの反乱の機運が高まり、フレーダーの父がマリアを誘拐し、マリアそっくりのアンドロイド(松たか子さんの二役)を作り、アンドロイドによって、労働者たちの団結を崩そうとする・・・。

こんなお話です。

大きなメトロポリスのセット。
モノクローム調の色使い。
照明の光と影、明と暗。
支配階級と労働者階級を視覚でうまく表現していました。

支配者階級ですが、労働者と共に過ごそうとするフレーダー。
森山未來さん演じるフレーダーが自身の葛藤の様子を不思議な動きのダンスで表現。
松たか子さんは演技がお見事ですが、歌う場面が多く、これがとてもいい。
舞台美術も骨組みだけで創られた舞台らしい舞台という感じでした。
一方で、最新映像技術を使った表現もあり、楽しませて頂きました。

アンドロイドは「スターウォーズ」のC-3POにも影響を与えた映画史上最も美しいロボットと言われていますが、今回の舞台でもインパクトのあるものでした。

舞台は考えさせられたり、刺激を受けたりできるので、いい時間を過ごすことができるのですが、今回はパワーを頂きました。
今回の舞台の作り上げられた方々の創造力、発想力の凄さに触れることができただけでも幸せでした。
原作とはまるで違っていたので、かなりびっくりしましたが、2016年の東京・渋谷に出現したメトロポリスはすばらしい世界でした。今の日本や世界に対する問題提起という面もありました。このままどこに進んでいくのか、えっそっちに行くのか、おぉーそこかぁ、などと異次元の空間に放り込まれたような気分でした。
いい意味で支離滅裂な展開でしたが、ものすごさを秘めた支離滅裂でした。

近未来を表現されていますが、実は今の世界で気づかないうちに起き、進行している世界ではなかろうかという意味合いもあったと思います。
演劇っていいなぁと実感できた一日になりました。

ところが、我が奥様と娘は終了後、かなり辛辣な意見を述べていました。
難しすぎる。
わからない。
理解できない。
確かにひたすら楽しむという感じではなく、自分で解釈しないとついていけない舞台ではありました。今回は自分で観たいものを選択していたので、この世界観は非難されるかもという予感はあったのですが。
でも、娘は松たか子さんの歌は上手と言っていたので、これだけでもよしとしましょう。

中公文庫では舞台に合わせて、こんな特別カバー付きで原作の文庫本を拡販していました。

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この特別カバーの文庫本を事前にちゃんと用意して、リビングのテーブルの上にずっと置いておいたのですが、手に取った様子もありませんでした。

嫌な予感がしていたのですが、ぶうぶうの嵐でした。
ぶうぶう言われましたが、これも含めてたくさんの「刺激」を頂きました。
ぶうぶう言われたので、帰宅途中でエイジング珈琲で有名なコクテル堂に寄り、ケーキを買って帰りました。いつもはかなりの値段のケーキなのですが、偶然、12月4日まで390円のセールをしていて満足、満足で帰宅しました。次の家族での刺激の日は約一ヶ月後です。次はどうなることでしょう。
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たった数行の問題文が読み取れない子供

昼間は小中高校生の塾のようで塾ではない施設を運営しています。
自律的に学ぶことができるようになったら、施設から卒業させるという方針で運営しています。
私はここを秘密基地と呼んでいます。
スタートしてから2年と9ヶ月が経ちました。
研究施設として立ち上げたというのもありますが、学力をあげるためであれば、保護者の方にお約束したこととは全く違うこともしながらやってきています。

はじめて半年ほどたったころから、「たった数行の問題文が読み取れない子供」というのが私の研究テーマのひとつになっています。

百ます計算の生みの親で、「見える学力・見えない学力」と言う概念を提起された岸本裕史という教育のプロの方がいました。亡くなられてから10年が過ぎましたが、岸本先生がよく例としてあげられた問題文があります。
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ABCDの4つの市がある。AはCより大きく、CはBより小さい。BはAより大きく、DはAのつぎに大きい。4つの市を大きい順に書きましょう。
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この問題文を読んでも、答えが出せないという小学校高学年の子供が恐ろしく増えているように思います。
中学生でもできない子供もいます。
これは恐ろしいことだと思わないといけません。

こういう状態なのに、保護者、学校の先生、結構な割合で「文章問題が苦手」という一言で終わらしていて、具体的な対処をされることはありません。

私の秘密基地では生徒一人ひとりをタイプ診断し、それぞれのタイプに沿った対応をしています。
ひとつのタイプの例を紹介するとタイプGの子供には問題文を一緒に読みます。ひとかたまりの文で立ち止まり、何が書いてあったかな?と聞きます。時には図示させたりします。これをすることで、文を読むことと、具体化し頭にイメージさせるということがイコールとなるようになります。
やがて読んだことを、頭にイメージし、さらに頭に入れるという習慣がついていきます。

これをするのはとても面倒です。
秘密基地は研究施設でもあるので、今年の春からは募集を中止し、私がかろうじて全員の子供と向き合える人数でシーリングしているのでできていることです。
もし、「うちの子は文章問題が苦手で」という曖昧な見方をされて過ごしていくと、恐ろしいことになります。
中学生になるとこういう子供は「人の話をしっかりと聞かない」習慣もついてしまっているケースがほとんどです。さらに悪いことに、中3の夏ぐらいになって高校受験が近づいたから、そろそろ受験勉強させようということで保護者の方は子供を塾に入れようとします。
でも、根本的な部分で問題を積み重ねてきた「たった数行の問題文が読み取れない子供」は半年ではどうにもならないことになります。

言葉の織りなす文章を頭の中でイメージ化することができないので、「たった数行の問題文が読み取れない子供」は、実は学校や塾の授業、日常生活で聞いた言葉、読んだ言葉を頭の中でイメージ化できないので、知識を吸収する能力が育っていないのです。
教科書は音読できても、本当の意味での読むことができていないので、生きた知識として吸収できません。
問題集の解説も読めませんので、自学自習ができません。
単にマルバツをつけて、答えを写しておしまいにしているケースがとても多いです。

やがて社会人になっても、口頭で指示されても伝わらない、仕事のマニュアルを読んでも理解できないということにつながります。
人が話す言葉、文字で書かれた文章の言葉を視覚イメージに変換し、理解し、頭に入れるというごく普通のこことができないままになります。
後から考えると、これは経験を積むということが不足していただけなのですが、とても不幸なことです。
かわいそうです。
本人に罪はありません。

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私の仕事のテーマのひとつがEdTechという分野なのです。わかりやすく言うとデジタル×教育がEdTechですが、デジタルの進歩、生活習慣や家族のあり方の変化が「たった数行の問題文が読み取れない子供」の増加をもたらしているひとつの原因になっています。
やっかいな時代です。

小中学生を持たれている方も結構このブログを読まれている様子なので、今回はいつもと違ったテーマで書いてみました。
この続きはまたいずれ。

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奥深いハイカカオ

ハイカカオというのは、カカオ70%以上のチョコレートのこと。
仕事できつい時などに口にしているのがこれ。

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カカオ72%。

甘すぎず、ほろ苦さもあり、甘さと苦味のバランスが絶妙です。
カカオ100%なんていうのもありますが、苦すぎて、いろいろ試したところ私にはこのカカオ72%がちょうどよいという結論になりました。
ハイカカオはたんぱく質ポリフェノールがたくさん含まれています。
ポリフェノールはしわの原因となる活性酵素をやっつける効果があります。
美肌効果ですね。
便秘解消の効果もあります。

脳の活性化作用もあります。
ハイカカオを食べることで、物覚えがよくなり、勉強もはかどります。

このほかにも動脈硬化の予防にもなります。
 
なお、過剰な摂取は注意が必要です。
どんなにいいものでも食べ過ぎはよくないのです。

さて、ここで問題です。

第1問 ブロマとは?
第2問 輸出時カカオ豆は何に入れる?
第3問 日本が輸入しているNo1生産国は?
第4問 ミルクチョコの主原料は?
第5問 仏語で柔らかい、とろけるは?
第6問 メソアメリカでカカオをすりつぶす道具は?
第7問 ミルクチョコを開発したのは誰?
第8問 日本人のチョコ消費量はドイツの何分の一?

これはチョコレート検定なるものの問題例です。
9月に第一回チョコレート検定試験があったのですが、実は受けてきました。
先週、結果が送られてきました。

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見事、合格しました。
合格したので、ショコラアドバイザーの認定をいただきました。

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チョコレート検定は60分間で100問を解く試験です。
名前はチョコレート検定と遊び心が感じられますが、試験の中身は本気、遊びではありませんでした。


今年の春にチョコレートを専門に研究されている方々と接する機会があり、チョコレートの奥深い世界を知り、チョコレートの歴史や神秘的なカカオの性質は面白いですねと何気なく言った一言から、チョコレート検定なるものの存在を知らされ、話の流れから引くにくけなくなり、地道に知識を増やし、チョコを食べつつ経験を重ね?、ショコラアドバイザーの認定を受けたのでした。

ひとつのものを追究すると、その分野だけではない応用のきく知見が得られるなと思うのですが、実感しているところです。
何かに興味を持ったり、引くに引けぬきっかけは大切にして、本気モードに入ることで得られるものはいいものです。

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まうかくし

日曜日、武蔵野美術大学の芸術祭に行ってきました。
昨年までは娘が通っていたので、見に行っていましたが、春に卒業したので、行く理由がないと言えばないのですが、行くと元気がでたり、刺激になるので、今年も行ってきました。

テーマは「まうかくし」

何のこっちゃ?
と、思いながら、自転車で約15分。
到着。
入り口はこんな感じです。

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入り口を入って、中央の通りを進んでいくと、こんな光景。

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妖怪?
「まうかくし」の「まう」はMAU。
武蔵野美術大学の英語名はMusashino Art University。
この頭文字がMAU。つまり「まう」

ある日突然人が姿を消してしまう現象を「神隠し」といいますが、ムサビの学生が妖怪となって、芸術に興味関心のある人を知らないうちに、芸術祭に連れてくる。
つまり「神隠し」ならぬ、「まうかくし」。
こんな発想でした。

娘はもう卒業したのに、引き寄せられるようにやってきてしまった。
まさしく「まうかくし」。
ひとりで、ふむふむ納得しながら、あちこちを見て回りました。

ムサビの学園祭を知るまでは、大学の学園祭というと、来る人を楽しませるのではなくて、自分たちで楽しむものというイメージがありました。
食べ物の模擬店。
外部から芸能人を招いたイベント。
参加している学生のための、自分たちが楽しむための学園祭。
行っても、楽しいと感じられるものを探すのに苦労したものですが、ムサビは違いました。
午前中から行って、修了間近までいないと堪能できないくらいなのです。

何と言っても美大生って、すごいじゃないかというのが実感できるのです。
芸術というのは、自己満足ではなく観にきた客にいかに影響を与えられたかというのが大切なのかというのもムサビの芸術祭に来るとわかります。

美大なので、その場で手づくり作品の販売もあちこちで行われています。
本格的なものがあちこちで見つかります。
どこも、かなりごった返しています。
未来の有名アーティストの作品にも出会えるかもしれません。

パレードやショーもありますが、全て美大生の手づくり。
美大生だけあって、あでやかさもありますが、本気度が違います。
ごった返していて、にぎわいのある祭りです。

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この美大生はきっかけと出会い次第で大化けするような気がしたので、パチリ。

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一号館のところでぶらぶらと作品販売のコーナーを眺めていて、手に取ったのがこれ。タイトルを見て、何気なくめくってみたら、美大生の就活の体験を赤裸々に綴った小冊子でした。昨年の娘の就活のあれこれが思い出され、昨年、一昨年の作品と合わせて3冊、購入しました。美大の就活は複雑怪奇なのです。

 

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途中、学食でランチ。

MAUランチ。410円。

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校内のいたるところで本気の作品があふれていますが、学内の一番奥には本物の美術館もあります。

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美術館で行われていた「あかり / AKALI」という展示はへぇ〜の連続。
150年ほど前に西洋技術が輸入されるまで、日本の「あかり」は炎と日本の文化が融合して、独自の進化ととげてきました。
すごい展示ばかりでした。

写真OKでしたので、ちょっとだけ紹介。

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下の写真は、枕行灯(まくらあんどん)です。

旅などに持っていく、携帯用のあかりです。枕の中に、行灯、そろばん、鏡などがおさめられています。なかなかよくできています。小学生の筆箱の二つ重ねたぐらいの大きさです。

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 いつもは自転車置き場ではない場所まで、こんな感じでした。

去年は4万人の入場者だったそうです。

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エネルギーを感じさせたムサビの芸術祭「まうかくし」。
元気の源をいっぱいいただきました。

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ポケモンGOと我が家

ある日、娘との会話の中でポケモンGOが話題になりました。
ポケモンGOが日本でスタートしてしばらくした日の夜だったと思いますが、ダウンロード初日から検証済み?でしたので、使ったことがあるのがあたり前のように話をしていたところ、我が奥様にポケモンGOをしているのがばれてしまいました。
え〜、ポケモンGOなんかしているの?
という非難めいた口調で言われました。

仕事で必用だから、実際に試してみた。
実際に触ってみないと、仕事上困るから。
・・・というのが、この種の非難を受けた時にいつも使う説明なのですが、
仕事って、便利な言葉ね、
と、この日はさらに非難めいた口調で言われてしまいました。

誓って言いますが、歩きながらポケモンGOは初日だけしかしていません。
というのも、これには理由があります。
自宅でポケモンGOを起動するとこんな画面になります。

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家の目の前にポケストップやジムがあるのです。
このためなのか、自宅でポケモンGOを起動すると結構な確率でポケモンが出現します。街を歩き回ってポケモンを捕まえなくとも、増えていくのです。
約30年間にわたり、ゲームは私の仕事上のウォッチの対象になっているというのもあるのでしょうが、ゲームに本気でのめり込むことはなくなっています。我が奥様は疑っているかもしれませんが。

さて、ポケモンGOでは約3年前からサービスが始まっている位置情報ゲームIngress上が下地になっています。Ingressでエージェントと呼ばれるプレイヤーの方々が写真を撮り、ここにポータルを立ててほしいという申請を開発会社に出し、受理されたポータルがポケモンGOのポケストップとして活かされています。

ポケモンGOを自宅で起動すると、家から歩いて数分のところにもポケストップがあるのですが、「明倫桜」というポケストップでした。
ポケストップの説明書きを読むと、「日向の国・秋月藩の学問所・明倫堂跡に今も残る桜」と書いてあります。

今の場所に住んで長く経っているのですが、こんな近くに学問所なるものの跡地があったとはまったく知りませんでした。
教育の分野で仕事で生活をしてきているので、今住んでいる場所は縁があってたどり着いているのではないかと、感慨深いものがありました。
休日の午後にお塩・油揚げ・もやし・・・などの買い物を頼まれたついでに学問所跡地にある桜の木を見てきました。
これです。

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誰かがこの場所をIngressでポータル申請をしなければ、知るよしもなかった場所です。申請したのは誰なのかわかりませんが、ものすごく感謝です。
デジタル技術と人がかかわることで、新たな価値が生まれるヒントを頂くことになりました。
何事も実際に試し、行動なくしては、得られるものはないのです。
決して、ゲームをしたいからしているのではありませんよ。
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ポケモンGOと生徒指導

先日、私の仕事場のひとつである狛江市にある秘密基地で中学生からポケモンGOがしたいけれど、親がスマホを持たせてくれないがどうしたらよいか、という相談?を受けました。
秘密基地はアダプティブラーニングの試みを続けている研究施設です。
アダプティブラーニングとは、ひと言で言うと、一人ひとりの生徒にあわせて学習内容、レベルを調整し提供することで学力をあげることです。小学生から高校生まで、いろいろなタイプの生徒が通ってきています。
一見すると塾のようですが、生徒にはここは塾ではないと宣言してやっているからなのでしょうか、なぜか勉強以外の相談も多くされます。

3日間に渡り、繰り返し話した結果、スマホは持たない方がよいということになったのですが、闇雲に否定をしてはいません。
スマホを持つべきかどうかは、生徒によって答えは異なります。生徒の成長度合いや家庭環境、保護者の考え、友だち関係などによって、持たせるタイミングが違ってきます。スマホを持つことで成績が下がるのではないかという懸念を保護者は持ちやすいのですが、成績のよい生徒は健全な使い方をしていて、さらに伸ばす道具になったりしていることもあります。

さて、ポケモンGOが日本でリリースされた日、私もさっそくダウンロードしています。何でも、自分で実際に触ってみなければ、本当のところはわかりません。

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ちなみに、我が家では初代ファミコンの時からあたり前のようにゲーム機がありました。

ポケモンGOは、スマホを持って街を出歩かないといけないゲームです。
現実の街中を歩いて行くと、ポケモンに出会うことができ、ポケモンを捕まえたり、交換したり、バトルも出来るというゲームです。
GPSの仕組みを使用することで成り立っているのが新鮮です。
GPSとは、Global Positioning System(グローバルポジショニングシステム)の略で、日本語で訳すと全地球測位システムですね。
GPSは人工衛星を利用して自分が地球上のどこにいるのかを正確に割り出すことができるシステムです。アメリカ軍の軍事技術のひとつで、人工衛星が発信する電波を利用して、受信機の緯度・経度・高度などを数cmから数十メートルの誤差で割り出すことができます。例えばスマホは3つの人工衛星からの電波を受信し、それぞれの人工衛星との距離を算出することで経度と緯度を割り出します。
なお、人工衛星が発する電波に含まれるデータには暗号化されているものと、暗号化されていないものの2種類があります。
暗号化されているものの誤差は数センチから数十センチで米軍しか使えません。誘導兵器などに使われています。
暗号化されていないものは民間で使え、わざと精度が大きくなるようになっているため、誤差は10メートルほどになります。
GPSの民間利用は昔は航空機や船舶などの航行システムで利用されていましたが、やがて地図のシステムとGPSの融合でカーナビが生まれ、技術の進歩により小型化、低価格化が進み、あたり前のようにスマホで利用され、ポケモンGOで身近な存在になりました。

ポケモンGOはGPSを使うので、別の見方をすると、自分がどこにいるかという情報を発信しているということになります。どのユーザーが今、どこにいるのか、どういう行動パターンなのかということが常にポケモンGOをしていると判明してしまいます。ポケモンGOは最初にユーザー名を登録しないと使えませんが、実名とかSNSで使っている名前で登録すると個人を特定されたり悪意を持ったユーザーが近づいてくる可能性があります。

といったことをいろいろ我が秘密基地の中学生とは話をしたのですが、何事も利用するだけの側に立ったら、未来は開かれません。
サービスを利用する側のままで生きていくか、
サービスを作る側になって生きることができるか、
これは大きな違いです。

アダプティブラーニングの秘密基地としては、進路指導や生活指導もアダプティブにならないといけないという気持ちでの試行錯誤をしているところです。

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穏やかな日曜日と表札

午前中、家のまわりは土砂降りでしたが、心おだやかな日曜日でした。
慌ただしい日々が続いていたので、こんな気持ちは久しぶりです。

娘は何か創らねばならないものがあるらしく、材料を買いにいくといったまま戻ってきません。
どこぞで創作活動に励んでいるのでしょう。
就職しても、クリエイティブ職で採用されているというのもありますが、美大時代と生活様式は変わりませんね。

奥様はというと、今日は表札などを描いていました。
木の素材に花をたくさん描いています。
可愛らしい華やかな花でたくさんの表札ができあがりましたが、こういう雰囲気の方だそうです。
人柄を思い浮かべながらいつも描いている様子ですが、私から見ても渡した時の笑顔が想像できます。
表札はその家の家族の象徴でもあるので、住む人のことの想い描くというのは幸せなことです。

時々、木の表札作りを見ているせいでしょうか、表札は木が一番だなと思います。プラスチックや金属、ガラスではなく、天然の素材がよいなと思います。
住宅街を歩いていると、自然と表札に目がいってしまうのですが、表札がないとその家には住人がいないという雰囲気でよろしくないなぁと思います。表札があると運気も呼び込むような気がします。

ちなみに、我が家の表札はこれです。

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15年以上も前の我が奥様の作ですが、定期的にニスを塗ることで、今も現役です。
今、描くと違う作風のものができると思うのですが、ずっとこの表札が我が家を守ってきてくれているので、これからも大事にしていきたいと思います。

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鬼太郎と猫とリ・クリエイト

土、日、月、火、水と夏休みでした。
やらねばならないことが多すぎて、休んだという気持ちにはならなかったのですが、こんな中、我が奥様がそごう美術館のミュージアムショップのところで作品を展示していたので、初日に激励に行ってきました。
行ってみてわかったのですが、8月21日の日曜日にはトールペインティングの体験教室をするそうです。

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手描きハンカチを作るというのがテーマのようです。
興味のある方はぜひどうぞ。

ちなみに、初日に来てよかったことがいくつかありました。
鬼太郎と猫とリ・クリエイトです。

鬼太郎はこれです。

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我が奥様の展示の通路をはさんだところで、水木しげるさんのイラストの展示があったのですが、鬼太郎折紙なるものを売っていました。思わず購入してしまいました。今月いっぱいはやっているそうです。

猫はこれ。

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そごうの下のほうの階で猫にちなんだイベントをやっていて、なかなか見応えのあるグッズがありました。

最後がリ・クリエイト。
せっかく横浜そごうに来たのでということで、そごう美術館で実施している「レンブラント リ・クリエイト展2016」を鑑賞してきました。

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リ・クリエイトというのはいわゆる複製画のことです。
17世紀のレンブラントという画家の複製画。複製画だから・・・という意識で入ったので、絵はふ~ん、複製画なんだよねという気持ちでぶらぶらと歩いていきました。
夜警というのが、目玉の作品らしいということで、この絵の前では足をとめてじっと見つめてみました。
視力がよくないのもありますが、じ~と眺めていると、複製画って言われなければ、わからないなぁと思いながら、次に、絵の横にかかげてあった解説のパネルを読んでみました。
絵よりも、パネルに見入ってしまいました。

レンブラントの最高傑作と言われているのが「夜警」というこの作品です。

ちなみに、美術館の中は写真撮影が自由にできました。デジタル作品だからなのでしょう。

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この作品は火縄銃手組合からの注文で1642年に完成したそうです。しかし、1715年にアムステルダム市庁舎へと移される時に、作品の上下左右が切り詰められてしまったそうです。これは市庁舎の部屋の 2本の柱の間に絵がきちんと収まるように、切り取られたそうです。現在、本物の夜警はアムステルダム国立美術館に展示されていますが、最初の作品とは異なっているのです。
最初に作品が完成された後にヘリット・ルンデンスという方が模写をしていました。
この模写をもとに切り詰められた部分も含めて今回は再現されています。

パネルを読んでいくと、さらに面白いことが書いてありました。

今回、最初は1715年に切断された部分も含めたサイズでの完全複製を試みたそうです。
ところが、そごう美術館の天井の高さは310センチ。
最初の原寸サイズは高さが388.4センチ。
このままでは垂直に展示できないので、最初は斜めに展示することが考えられたそうです。
ところが、斜めにした場合には、真正面から鑑賞しようとすると、床に寝そべるか、もしくは一段高いところから見下ろす形での展示になってしまう。これは困った。
では、縮小すればいいかと言うと、それは夜警ではなくただの絵画になってしまう。
いろいろと検討した結果、総合監修を担当したエルンスト・ファン・デ・ウェチリンク教授が提案したのが、第二の夜警で切り取られてしまった上下左右を再現した上で、上部を美術館の高さに合わせて切り取るというものでした。
第一、第二、そして今回のそごう美術館での作品を比較したパネルを見ると、確かに、第一の夜警にあった群衆の動きが再現するにはこの方法が一番よいと思いました。

パネルの説明を読んでから、夜警のところでしばし鑑賞。
絵の鑑賞はやっぱり知識があるとないのとでは、まるで違うなと思った次第です。
絵の鑑賞も事前学習は欠かせないなぁと思います。

ちなみに、夜警という通称で呼ばれるようになったのは18世紀後半だそうです。
一部の人物にしか強い光が当たっていないこと、場所が暗い通路であること、そして画面全体が年月とともに暗く変色したことによって、夜を描いたものだと誤解されたからだそうです。

今回の展示が複製画と言わずに、“リ・クリエイト”という名前になっていますが、これも普通の複製画とは根本的に異なっているからだということが、行ってみてわかりました。
リ・クリエイトとは、複製ではなく、文字通り再・創造を意味しています。
単に再現するのではなく、作家の世界観、生命観を最新のデジタル画像技術で翻訳した新たな創造物なのです。作品は数百年にわたる経年劣化で、細部が失われています。この部分は元通りになりませんが、この失われた部分に作者の本当の想いが宿っていたとしたら・・・という発想で再現したので
リ・クリエイトと呼んでいるのだそうです。

資料、監修者の意見、当時の状況の推測などから基本修復設計を作成。
当時使われた顔料、素材を取り寄せ、本来の色、質感をスタッフ全員で共有。
作者が求めた色、コントラスト、光と影、細部のディテールの意図の解釈などから全体のイメージを確定。
創造のポイントを整理し、基本データを制作。
様々なキャンパス地にプリントし、生地を確定し、その生地での再現性を最大限にするようにデータをサイド加工。
最終作の完成。

妥協を許さない工程を経て、作品が生まれていました。

私もデジタルを活用した教育を仕事のひとつのテーマにしてやってきているのですごくよくわかりましたが、デジタルはやっぱり創造する側の心意気のあるなしで、まったく効果が違うと思った次第です。

今回のそごう美術館の展示も、18カ国に点在するレンブラント作品を一堂に鑑賞できるのは、デジタルの時代だからと言えます。デジタルでやれることはまだまだ無限にありそうです。

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以上、いろどり工房ココニコのホームページ管理人(ボランティア)のお話でした。

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いざ横浜へ

横浜駅の中央改札を出て、目的地は東口の方向にありました。

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てくてくとしばらく歩いていくと、目的地に到着。
横浜そごうです。

 

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我が奥様に連れられてたどり着いたのは6階。
そごう美術館のところだというので、行ってみると、レンブラント リ・クリエイト展のたまたま初日でした。
結構、人がひっきりなしに訪れています。

リ・クリエイトというのは複製画のことでした。
レンブラントが描いた17世紀当時の作品を分析し、経年劣化で変色する前の色を再現したり、盗難で行方不明になった作品や損傷を受けた作品を、最新のデジタル技術で17世紀当時の姿へと複製画で忠実に再現した展示でした。18カ国に点在するレンブラントの作品を一度に鑑賞できるのは、デジタルの時代ならではだなと思いました。
デジタルの技術は飛躍的に進化したというのもわかる展示です。
9月4日まで開催されています。

なぜここに来たのかというと横浜そごうで8月16日から我が奥様が展示をするのですが、その場所というのが、なぜかそごう美術館の左横にあるミュージアムショップの一角なのです。
どうしてこのような場所でさせて頂けることになったのかよくわかりませぬが、へぇ〜、、、本当にここでするの?、とびっくりするぐらい由緒正しい?雰囲気が漂っていました。

事前に見に行ってみたいと言われ、一緒について来たのですが、なるほど前もって見ておいて、念入りに検討しないといけない場所でした。
そごう美術館
ミュージアムショップ
この空気感を大事にした演出が必要になりそうです。

さて、調査終了ということで、せっかく遠くまできたのでということでぶらぶら散歩のスタートです。

上の階から順に下に向かってウィンドーショッピングです。
いつも思うのですが、二人で歩くと興味関心がまるで違うので、気がつくとまったく違う方向に向かったりと、ちぐはぐな行動になります。何度か、行方不明になりました。

男性用の商品があるフロアは素通りして、ほとんどが女性もののフロアばかりを回ったのですが、ふむふむ色に特徴があるなぁと思いながら歩いていると、「今年のトレンドカラーは「赤」でキマリ!」というパネルがあるではないですか。
じっと見ていたらお姉様が寄ってきて、説明をしてくださいました。

今年の夏のトレンドカラーは赤ですよ♡
赤をワンポイントで使うのがオシャレです。
奥様にいかがですか?

途中から質問攻めにしてしまったのですが、流行色というのは毎年12月に翌年の色が決まるというのがわかりました。
カラー・オブ・ザ・イヤーですね。
世界中で使用されている色の見本帳というのがあり、それを提供しているアメリカのパントン社が発表しています。
色のプロの方々が毎年ひとつの色を決めています。
実は、2016年のカラー・オブ・ザ・イヤーは初めて2色選ばれたそうです。
淡いビンクのローズ・クォーツと淡いブルーのセレニティです。
でも、私が立ち止まっていたお店では、あえて赤、それもとても目立つ赤をトレンドカラーとして選択していました。
なぜ2色で、このお店ではなぜ赤になったのかを説明し始めたのですが、調べればわかると思ったのと、またもやはぐれてしまっているという危険タイマーが成り始めたので、ここで退散。

赤を戦略的に使うと、ヒロインになれるそうです。
なかなかおもしろい店員さんでした。
にこやかでしたが、目だけが笑っていなかったのが、ちょっと怖かったのですが。。。

横浜そごうを出て、せっかく横浜に来たのでということで、ぶらぶらと海の方向へ散歩をしてみました。
横浜そごうを出て右手に進んでいくと、見えてきたのが、横浜ベイクォーター

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横浜ベイクォーターの前をてくてく歩いていたら、遭遇したのがガリガリ君

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親子でガリガリ君を買い求める人でごった返していました。
人気者でした。

さらに歩いていくと横浜ベイクォーターの前にシーバスの停留所がありました。
横浜駅東口みなとみらい21、赤レンガ倉庫、山下公園を結んでいる海上バス。
中華街と元町とみなとみらいを移動するる手段としてゆったりした時間も過ごせる交通手段ですね。

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さらにぶらぶらと歩いていくと、日産の広々としたギャラリー。
大昔のダットサンから最新の車まで、自由に写真を撮らせていただいたり、たくさん資料をいただいたりしました。

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息子が今、関西で医者の修行をしているのですが、来春、卒業し、そのまま兵庫で地域医療の修行に入ります。研修医として勤務する病院がほぼ決まったのですが、車がどうしても必要になります。ということで、日産のギャラリーは真剣そのものだったのです。

夜景がきれいでした。
家についたらくたくたでしたが、心地よい半日でした。

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験をかつぐ

前回ご紹介した私の狛江の秘密基地のブラックボードの漢字の問題。
連休明けの漢字の問題は、
「験をかつぐ」
にします。

読めますか?
答えは「げんをかつぐ」です。

以前やってみてよい結果が出た行為を繰り返しおこなうことですが、これをするとよい結果を出せると自分を信じ込ませるという意味合いもあります。

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秘密基地では、小中高校生が学習をスタートする前に必ずけん玉をしています。

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けん玉には、様々な効果が実はあります。
少しだけ列挙してみると、
・目と体でけん玉の玉を追うことで集中力が得られます。
・けん玉の玉を見ながら手を動かすので、手と目の連携した動きを訓練することができます。
・繰り返し挑戦することで根気を養い、次第にできるようになるので達成感も得られます。
・うまくできるようになるには、ただ単にくり返すのではなく、頭を使っての練習が必用になると気づきます。勉強と一緒です。
・・・・

実は、最終的に実感して欲しいのは、集中の儀式の効果です。

学習スタートの前に、必ず、けん玉をするので、けん玉が集中の儀式にもなっています。ひとつの決まった行動をしてから学習するのが習慣になると、その行動をすると体と意識がこれから学習するぞのモードになります。
集中の儀式をあらかじめ作っておくと、自然に学習エンジンがかかるようになります。

試験開始の時、何かの勝負の時、こんな時に集中の儀式を作っておくと、強くなれます。
成功の確率も高まります。

イチロー選手は、スパイクは左から履くそうです。靴を履く順番から、ドアを開ける手まで、家を出てからバッターボックスに入るまで全ての行動が決まっているそうです。ベンチの座る位置、グラブとバットを置く位置も決まっています。
一つひとつをこなしていく流れの中で、自然に鈴木一朗からイチローへと切り替わることができるそうです。

五郎丸選手のポーズ。
拝むように手を合わせ、前かがみになってから蹴る独特の一連の手順。
五郎丸選手のポーズは「ルーティン」という言葉で紹介されることが多いですが、イチロー選手、五郎丸選手も行動科学的にはとても理にかなったものだと言えます。


「験をかつぐ」という言葉から話が広がりましたが、
一番大事なことは「目標を持つ」ことだと思っています。

その目標に到達するため、毎日、体と心を集中させるために行動を一定に保ち続け、一つひとつの小さな目標をクリアし、偉大な目標に到達する。

目標を持ち、作法を変えると、日常が変わってきます。

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身を粉にする

7月4日の月曜日からの五日間、我が奥様は新宿の西口広場のイベント会場で作った作品を広げていました。

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私の勤務先は新宿の高層ビルのところにあります。午前中はここで仕事をして午後から狛江に移動して小中高校生相手に塾のような塾ではない秘密基地を切り盛りしています。
初日、最終日と移動途中で寄ってみましたが、とても暑くて大変そうでした。
私は暑いのが大の苦手なので、思わず、身を粉にして働くという言葉が浮かびました。

 

身を粉にする・・・皆さんは読めるでしょうか。

 

狛江の秘密基地では、毎週、漢字の問題をブラックボードに書いて、入り口前に掲示しています。

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秘密基地の前を通る小学生や中学生の集団が立ち止まって、ああだこうだと言いながら、しばらくすると去っていきます。わかった子供はドアをあけて、解答を自信満々に話していきますが、結構、間違えます。
悔しそうです。
正解の時は誉め称えますが、間違えた時は答えを教えません。

考えるには練習が必要です。
でも、練習をしないまま大きくなっていくケースが最近はとても多いと感じています。
小学生が一番よくやってくるのですが、決して教えません。
いろいろな話をしながら考えることの大切さを伝えるけっかけにブラックボードを使っています。

考えもせずにわからない。
考えてもわからない。
この二つのわからないは質がまったく違います。

でも、考えてもいないのに、考えたけれどわからないという子供が恐ろしく多いなと感じています。

何か間違えた時、逆にどうしてそう考えたのかを聞くようにしています。
考える力を伸ばしたいからです。
なぜ?、なぜ?攻撃は子供の力を伸ばします。

日常的な子供との会話でもなぜ?、なぜ?攻撃は大事です。
「これ大好き」と子供が言ったら、「どうして好きなの?」、「どこが好きなの?」となぜ?、なぜ?攻撃をしてみましょう。

これを繰り返していると、理由や根拠を考えてから意見を言う能力がついてきます。
自信もつきます。

ブラックボードで漢字を間違えたら、最後に自分で調べてくるように話をしています。
わからないことは人に聞けばいいという発想ではなく、自分で調べることを促すことが、考える力を鍛えることになります。

さて、「身を粉にする」は読めましたか?

千疋屋と父の日

土曜日に京橋の千疋屋ギャラリーに行ってきました。
武蔵野美術大学で工芸工業デザイン学科テキスタイルの田中秀穂先生から教わった時の仲間で定期的に実施してきたトロピックという名の展示会です。
ここが千疋屋で、2階にギャラリーがあります。

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今回を最後にトロピックは終わるそうです。
テーマは「未来へ」
我が奥様の作品のみしか公開できませんが、ご覧下さい。

 

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さて、終了後に1階の千疋屋の店舗に寄りました。
この日はこの後、仕事で打合せがあるのですが、千疋屋に行くと伝えたら買ってきてと頼まれたものがあったのです。
我が家用のも買いました。
千疋屋のレジのところにはギャラリーの案内も置いてくださっていました。

 

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買ったのはこれです。

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ビールではありません。
「乾杯輪果・ビール風オレンジゼリー」という名前です。
つぶつぶ果肉入りのオレンジゼリーの上にレモン風味の泡ゼリーを重ねたビール風ゼリーです。
食べてみると、さすが千疋屋という味です。つぶつぶとプルンとした食感がとても素敵でした。
500円でした。
父の日限定で19日まで販売されています。

 

翌日の日曜日、娘から父の日のプレゼントをもらいました。
洒落た感じのポロシャツです。
自分では買わない雰囲気のポロシャツなのですが、美大で学び、クリエイティブ職で社会人一年目となっただけあって、着てみると、心地よく、見た目もへぇ~という感じになりました。
日曜日の夜はDo As Infinity(ドゥ・アズ・ インフィニティ) のライブに家族で行く予定なので、さっそく着ていきます。

上野で「じゃくちゅう」、モネ、涼宮ハルヒの憂鬱

5月17日から24日まで、我が奥様は上野の東京文化会館で作品を展示していました。基本的によほどのことがない限り、あちこちで作品展示をすると出かけていって激励と写真撮影をしてきます。

上野の東京文化会館は公共の施設で制約があり、写真を公開できないのです。
ちょっと残念です。

ということでちょっと違う写真をご紹介していきます。


まず、上野の東京文化会館の向かい側にある国立西洋美術館

 

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ちょうど前日、国立西洋美術館世界文化遺産に登録すべしと諮問機関が勧告したばかりでしたので、中はごったがえしていました。
国立西洋美術館は57年前に建てられています。
すごいなぁと思うのは、57年前の建造物なのに古めかしいといった雰囲気がまったくないことです。長く通用する建築のすごさを感じさせます。
パリを拠点にして活躍した20世紀を代表する建築家のル・コルビュジエが設計しています。1959年に完成した西洋美術館本館は日本にある唯一の作品で、国立西洋美術館を含む7か国の17施設のル・コルビュジエの建築作品をユネスコの諮問機関が世界文化遺産に登録するように勧告したのです。
7月には正式決定される見込みのようです。


次の写真はこれ。

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上野駅の中に上野の美術館のチケット売り場があるのですが、こんなことはめったにあることではありません。

次に東京文化会館の我が奥様の展示場の前で撮った写真がこれ。

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なんと、140分待ち。
何だこれは??というのが、私の第一印象。
この看板を持った人は次から次と質問攻めに会っていました。
「じゃくちゅう展はいつもこんなに混んでいるんですか」
おお、「じゃくちゅう」とはこれだったのか・・・というのが次に私が思ったことでした。
我が奥様から、「じゃくちゅうてん」ですごい人だとは毎日のように聞かされていたのですが、「じゃくちゅうって何だ?」と思いつつも、生返事をしていたのでした。当然、知っているよねえという雰囲気で話すので、負けず嫌いの私としては知ったふりをしていました。
しかし、本当にすごい人、人、人です。
ちょっと見に行ってみるかということで東京都美術館にてくてくと歩いて行きました。
途中でこの看板に遭遇しました。

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おぉ、このニワトリは知っている。
ここでようやく「じゃくちゅう」なる人のイメージが自分の知識と一致しました。
伊藤 若冲(いとう じゃくちゅう)は江戸時代の画家の一人です。
ニワトリのイキイキとした絵しか私は知りませんでしたが、江戸中期に様々な作風で大活躍した方です。
今回は、生誕300年を記念した展示だそうです。
東京都美術館の前に来ました。

本当に長蛇の列でした。

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もう「若冲展」は閉幕してしまいましたが、来場者は44万人だったそうです。ちなみに、去年、私は東京都美術館の「モネ展」に行ったのですが、調べて見ると2015年の美術展入場者数ランキング首位で76万だったそうです。
会期が違うので、総入場者数は「若冲展」のほうが少ないですが、1日あたりの人数が飛躍的に多く、長蛇の列になったようですが、
じゃくちゅうが30日間の会期で44万人。1日平均1万5千人。
モネ展が会期75日間で76万人。1日平均1万人。
約5千人でこんなに行列の長さが違うものなのかとちょっとこちらの事実のほうがびっくりでした。
今回はあまりの行列の長さに入場するのは断念しましたが、展示方法とか、観客層の違いなども列の長さに影響しているのでしょうか。

なお、モネ展ではこんなものをゲットしてきています。


モネ展のオフィシャルサポーターの俳優・田辺誠一画伯のトートバッグです。カールおじさんのようなモネのイラスト。
かなりお気に入りのバッグなのです。

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東京都美術館は結構、いい展示をするのですが、6月11日から9月22日まではポンピドゥー・センター傑作展です。
約30年前に仕事でパリに行ったことがあるのですが、時間を作ってポンピドゥー・センターを訪問したことは懐かしい想い出です。
これは何としても行かないといけません。
ピカソマティスデュシャンなどの絵画がやってきます。

そして、10月8日から12月18日まではゴッホゴーギャン展です。
調べたところ、音声ガイドナレーターを小野大輔さんと杉田智和さんが担当されるそうです。
小野大輔さんは『宇宙戦艦ヤマト2199』で古代進をされていましたが、このお二人からすぐに私が頭に浮かぶ作品は『涼宮ハルヒの憂鬱』。
小野大輔さんが古泉一樹杉田智和さんはキョンを担当されていました。
有名な声優さんなので、このお二人を目当てにやってくる方もいるのではないでしょうか。


じゃくちゅう展の前でぶらぶらしていたら、こんな声が聞こえてきました。
「お母さんのうそつき!! ヒヨコいなかった!! ニワトリだけだった!!」
小さな女の子が怒っています。

確かに伊藤 若冲(いとう じゃくちゅう)はニワトリの躍動感あふれる絵が印象的ですが、ヒヨコは描かれていないように思います。
微笑ましい光景でした。

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初任給の使い道

5月の中旬、国分寺の梅の花というお店に夕食を食べに行きました。
会計担当は我が家の娘です。
4月の初任給で家族をディナーに連れて行ってくれたのでした。

うれしいような照れくさいような気持ちでした。

ちなみに、この日、関西の大学に通っている息子も一緒にご馳走になっています。息子は医学部の最終学年になり、3月は兵庫、4月は沖縄、5月は神奈川と日本全国の病院での実習が続いています。5月の神奈川は自宅からは2時間以上の場所のため平日は病院の近くに宿泊していますが、土曜日の夜は自宅に来ているので、家族四人そろっての食事となりました。

では、料理の数々をご紹介します。

梅の花というお店はお豆腐料理の専門店です。

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今まで大勢の新入社員と接して来ましたが、初任給の使い方をふり返ると5年後10年後が違っていたなと実感します。

1 初任給をもらったら、親に感謝を形でも示す。
2 将来のための貯蓄を開始する。
3 自己投資になる使い方をする。

この3点は大事だと思うのですが、娘には何も言いませんでしたが、3つとも実行に移していました。
ちょっとびっくりでした。

朝5時過ぎに起床して、毎日、元気よくでかけていきますが、毎日が楽しい様子です。頼まれた仕事も、美大生ならではの創意工夫を盛り込んで仕事をしているようですが、デザイン分野の修行をずっとしてきたからこそできる仕事っぷりになっているようで、絵心のない自分としてはうらやましい限りです。
さっきも家で妙なものをMacに向かって作っているなぁと思っていたのですが、これも仕事のアイデアを形にする作業でした。やるからには、持てる力を最大限に使って、えっ、えっ、えぇっ!という形にしているようです。

5月には母の日もありました。
我が奥様がもらっていた母の日のプレゼント。
去年までとは、あきらかに違いました。
これも初任給効果ですね。
6月の父の日が楽しみです!