ココニコのキモチ

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いろどり工房ココニコ管理人(ボランティア)のキモチブログです。日常生活と本職(教育分野)の気づきのお話をしています。

上野で「じゃくちゅう」、モネ、涼宮ハルヒの憂鬱

5月17日から24日まで、我が奥様は上野の東京文化会館で作品を展示していました。基本的によほどのことがない限り、あちこちで作品展示をすると出かけていって激励と写真撮影をしてきます。

上野の東京文化会館は公共の施設で制約があり、写真を公開できないのです。
ちょっと残念です。

ということでちょっと違う写真をご紹介していきます。


まず、上野の東京文化会館の向かい側にある国立西洋美術館

 

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ちょうど前日、国立西洋美術館世界文化遺産に登録すべしと諮問機関が勧告したばかりでしたので、中はごったがえしていました。
国立西洋美術館は57年前に建てられています。
すごいなぁと思うのは、57年前の建造物なのに古めかしいといった雰囲気がまったくないことです。長く通用する建築のすごさを感じさせます。
パリを拠点にして活躍した20世紀を代表する建築家のル・コルビュジエが設計しています。1959年に完成した西洋美術館本館は日本にある唯一の作品で、国立西洋美術館を含む7か国の17施設のル・コルビュジエの建築作品をユネスコの諮問機関が世界文化遺産に登録するように勧告したのです。
7月には正式決定される見込みのようです。


次の写真はこれ。

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上野駅の中に上野の美術館のチケット売り場があるのですが、こんなことはめったにあることではありません。

次に東京文化会館の我が奥様の展示場の前で撮った写真がこれ。

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なんと、140分待ち。
何だこれは??というのが、私の第一印象。
この看板を持った人は次から次と質問攻めに会っていました。
「じゃくちゅう展はいつもこんなに混んでいるんですか」
おお、「じゃくちゅう」とはこれだったのか・・・というのが次に私が思ったことでした。
我が奥様から、「じゃくちゅうてん」ですごい人だとは毎日のように聞かされていたのですが、「じゃくちゅうって何だ?」と思いつつも、生返事をしていたのでした。当然、知っているよねえという雰囲気で話すので、負けず嫌いの私としては知ったふりをしていました。
しかし、本当にすごい人、人、人です。
ちょっと見に行ってみるかということで東京都美術館にてくてくと歩いて行きました。
途中でこの看板に遭遇しました。

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おぉ、このニワトリは知っている。
ここでようやく「じゃくちゅう」なる人のイメージが自分の知識と一致しました。
伊藤 若冲(いとう じゃくちゅう)は江戸時代の画家の一人です。
ニワトリのイキイキとした絵しか私は知りませんでしたが、江戸中期に様々な作風で大活躍した方です。
今回は、生誕300年を記念した展示だそうです。
東京都美術館の前に来ました。

本当に長蛇の列でした。

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もう「若冲展」は閉幕してしまいましたが、来場者は44万人だったそうです。ちなみに、去年、私は東京都美術館の「モネ展」に行ったのですが、調べて見ると2015年の美術展入場者数ランキング首位で76万だったそうです。
会期が違うので、総入場者数は「若冲展」のほうが少ないですが、1日あたりの人数が飛躍的に多く、長蛇の列になったようですが、
じゃくちゅうが30日間の会期で44万人。1日平均1万5千人。
モネ展が会期75日間で76万人。1日平均1万人。
約5千人でこんなに行列の長さが違うものなのかとちょっとこちらの事実のほうがびっくりでした。
今回はあまりの行列の長さに入場するのは断念しましたが、展示方法とか、観客層の違いなども列の長さに影響しているのでしょうか。

なお、モネ展ではこんなものをゲットしてきています。


モネ展のオフィシャルサポーターの俳優・田辺誠一画伯のトートバッグです。カールおじさんのようなモネのイラスト。
かなりお気に入りのバッグなのです。

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東京都美術館は結構、いい展示をするのですが、6月11日から9月22日まではポンピドゥー・センター傑作展です。
約30年前に仕事でパリに行ったことがあるのですが、時間を作ってポンピドゥー・センターを訪問したことは懐かしい想い出です。
これは何としても行かないといけません。
ピカソマティスデュシャンなどの絵画がやってきます。

そして、10月8日から12月18日まではゴッホゴーギャン展です。
調べたところ、音声ガイドナレーターを小野大輔さんと杉田智和さんが担当されるそうです。
小野大輔さんは『宇宙戦艦ヤマト2199』で古代進をされていましたが、このお二人からすぐに私が頭に浮かぶ作品は『涼宮ハルヒの憂鬱』。
小野大輔さんが古泉一樹杉田智和さんはキョンを担当されていました。
有名な声優さんなので、このお二人を目当てにやってくる方もいるのではないでしょうか。


じゃくちゅう展の前でぶらぶらしていたら、こんな声が聞こえてきました。
「お母さんのうそつき!! ヒヨコいなかった!! ニワトリだけだった!!」
小さな女の子が怒っています。

確かに伊藤 若冲(いとう じゃくちゅう)はニワトリの躍動感あふれる絵が印象的ですが、ヒヨコは描かれていないように思います。
微笑ましい光景でした。

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以上、いろどり工房ココニコのホームページ管理人(ボランティア)のお話でした。

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