ココニコのキモチ

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いろどり工房ココニコ管理人(ボランティア)のキモチブログです。日常生活と本職(教育分野)の気づきのお話をしています。

ふたつの箱とATOK

曜日の夜に小さな宅配便が届きました。
その中に入っていたのはふたつの箱
ひとつ目の箱はこれ。

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ジャストシステムATOKです。
エイトックと読みます。
日本語入力システムです。

ATOKにはじめて出会ったのはもう30年以上前ですが、「ひらがなを入力→スペースキーでかな漢字変換→リターンキーで変換候補の確定」という作法を編み出したのはATOKが最初でした。
日本語入力システムはいろいろ出ていますが、私の中ではATOKが確かなブランドとして染みついているので、離せない存在になっています。
世の中には品質では差がない商品はいろいろありますが、その時にブランド力は品質を実際以上に押し上げてしまうと思います。
日本語入力システムではATOKが私にとってそんな存在です。
ATOKを使って文章を書いているとポジティブな気持ちになり、ATOKとの間とのココロの絆がある感じです。
長い期間をかけて、変換できない言葉を登録して鍛えてきているので、手放せないということも理由ひとつです。
内蔵する辞書と自分で登録してきた変換情報で、日本語を入力している時の安定感、いらいらしない使用感など自分の好みの変換作法ができているのです。

今、ちまたでは人工知能が流行り言葉ですが、ATOKは20年ぐらい前から人工知能の変換技術を特徴にしていました。手作業による膨大な用例収集による変換の正確さも常に追究してきています。
今回のATOK 2017では、ディープラーニングによる学習機能を持ったATOKディープコアエンジンを搭載していて、使えば使うほど、日本語変換能力が向上していくツールに進化したそうです。今までは開発者が日本語を研究し、日本語の特徴を盛り込み、日本語変換を向上させてきていましたが、大量の日本語のテキストを人工知能ディープラーニング技術を用いて自動分析し、日本語の特徴を抽出し、この結果のデータを加えているそうです。

何かを愛用する時は、これが最高だと思うことが大切です。
何事もこれがすばらしいと思って利用すると最高になります。
ATOKは私にとってはそんな製品です。

さて、届いた箱のもうひとつがこれです。

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こちらもATOKです。
ふたつの箱を並べてみましょう。

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届いたのはちょっと特殊で
ATOK 2017 for Mac + Windows
というパッケージだったのです。
箱が2つあって、ひとつはMac用、もうひとつはWindowsです。
これはMac版とWin版の両方が入ったお買い得パックです。

Mac版の方が小さな箱ですが、理由は簡単。
Mac版はUSBでソフトが提供され、Windows版はDVD-ROMで提供されていたからです。

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私のMacはUSBが使えるのでUSB版を選択し、Windows版は元々DVD-ROM版しかありませんでした。最新のMacは気づいたらノート型でUSBではなく、USB-Cという特殊な形状のものしかついていないので、今後はダウンロード版が主流になっていくのでしょう。ちなみに、今回届いたものは、どちらもインターネット経由でダウンロードしてインストールすることもできます

なぜ「ATOK 2017 for Mac + Windows」なのかというと、普段、私生活ではMacWindowsを併用しているからです。
どちらもノートタイプです。
Macは13.3インチディスプレイのMacBookProで、ちょっと重い。

WindowsソニーVAIO-Xで、薄くて軽いのです。
13.9mmという驚異の薄さで、700グラムちょっとしかありません。
当時としては最高傑作だと思います。
VAIO-Xは私の愛称が彫られている特注品です。
もう8年ぐらい使っていますが、現役選手です。
当時のVAIO部門はソニーの職人のような方々がされていたので、いい製品です。
外で書き物をする時で、荷物が多い時は今でもVAIO君です。
恐らく職人芸のような形でこだわりの持った製品開発はVAIOの中でもこのVAIO-Xがピークだったと思います。その後、あっという間に変わってしまいました。

今は私生活での主役のパソコンはMacになりましたが、きっかけは娘の美大入学でした。
娘が美大に入学した時、それまでは娘はパソコンにはほとんど縁がありませんでした。
娘は高校の中でパソコンを授業でやむを得ず触る場合以外では、必要最低限しかパソコンに触らないように私がしてきていましたひたすら、手で書き、手で描いていました。
美大に入り、一気に世界を変えるべきタイミングになったので、デスクトップ型の大画面のiMacと携帯に便利なMacBookAirを準備してから、家の中は基本的にMac系で再編成されました。スマホも必然的というか、効率を考えて家族全員も含めてiPhoneになりました。
必用なものをAppleでそろえるのは、効率的な作業をするためという理由がありますが、Appleの製品はそろえたくなるような統一感があるので理屈抜きに自然な流れだったと思います。
このAppleブランドで統一したくなるという気持ちを持たせるところは、流石です。
タブレットiPadになったのですが、これも必然でした。
統一化したくなるようなブランド力以外に、iCloudの手軽さも使い続けている理由のひとつです。
これらによって,シームレスにそれぞれの機種間でのデータ連係が行われるため,待たされたり,二度手間になったりといったことから解放されました。
iPhoneiPadで行っていた作業をMacに引き継ぐことで実務的なやりとりもごく自然に行うことができるようになったり,iPhoneで拾った情報をメモアプリやSafariの「リーディングリスト」に一時保管しておいてMacで処理したりと,大きな効率化と作業の連続化が図れたとも感じています。

便利さを追究して、家庭環境の改善は今後も続きます。