ココニコのキモチ

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いろどり工房ココニコ管理人(ボランティア)のキモチブログです。日常生活と本職(教育分野)の気づきのお話をしています。

あれ買って、これ買って

うすぐ我が家の奥様の誕生日が来ます
何が欲しいか聞いてみたところ、「マフラー」との事。
今使っているマフラーは暖かいけれど、デザインがちょっと・・・ということで所望されたのでした。今使っているものを確かめたところ、確かにちょっと暗い感じの色合いです。でも、触ってみると手触りがとてもよくてものすごく暖かいのは間違いありません。
よ〜く見てみても素材が何なのかは書いていないので、これは自分であちこち探して手触りを確認しないと手に入れられないようです。がんばって探さないといけません。

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一応、本職のひとつは教育分野なので、こういう場面でも頭の片隅で違うことを思いつき、考えこむ習性ができています。
この時、欲しいものをねだる子供の姿が思い浮かびました。
ひどい旦那様かも知れませぬが、これを飯の種のひとつにしてきているので、致し方ありません。
思い浮かんだのはスーパーで「あれ買って〜、買って~」とだだをこねて泣く子供の姿です。
注 : 決して我が奥様とは何ら関係がない話です。

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こういう時、どうすればいいのでしょう。

やってしまいがちなのが、「仕方ないなぁ、今回だけだよ」
大人は今回だけと考えて、おとなしくさせるために簡単に言ってしまいます。
買うものが安いお菓子だとなおさらですね。
でもこれは、大人の負けです。子供はこうすればうまくいくと味をしめ、これを繰り返すことにつながり、とんでもない大人に成長する原動力?になります。
相手を困らせて、要求を通すという作法を大人になってしている人に遭遇することがありますが、幼少期の親子関係が原因のひとつになることがかなりあります。

次にやってしまいがちなのが、「絶対に買いません! 駄目なものはダメだ!」
無茶苦茶な要求をしている場合とか、子供が理解する力を持っている年齢であれば、これが一番です。

最後の方法は普段の親子関係次第ですが、「今日は買わないけれど、いつか買えるようにするにはどうしたらいいかな? 今買わないといけないものなのかな」と諭すことです。粘り強くわからせるという作法ですが、子供はどうしても気持ち優先なので、親も忍耐強く接する必要があります。好きなものを買うのは簡単ですが、お金を稼ぐということの大変さにも気づかせるやり取りにつなげられたらと思います。

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三つのバターンを紹介しましたが、最初の一時しのぎで買い与えるを繰り返していると、お店に行くとだだをこねるようになります。
だだをこねると買ってもらえるということを学習したからですね。
小さな子供であればあるほどやっかいなのは、理屈ではなく、体で覚えてしまうことです。
物心ついた頃から、個人差はありますが、小学校中学年ぐらいまでのこういう場面での対応が運命を分けてしまうと言っても過言ではありません。
特に一時しのぎで買うのが度重なっていくと、この経験と学習のまま、大きくなってしまいます。こうした大人は「だだをこねる」かわりに暴力的な言葉使いや自己中心的な振る舞いをするように成長します。
一歩間違えると、暴力をふるったり、要求を無理に通そうとする気質につながり、人との接し方でおかしな行動を取るようになっていくことがあります。

教育の世界では、成績を上げる前に行動を変えるというのが大事な作法なのですが、将来に悪影響を及ぼす気質を体で学んだり、習慣化してしまうことが最も恐ろしいことなのです。

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以上、いろどり工房ココニコのホームページ管理人(ボランティア)のお話でした。
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