もう大昔になりますが、我が息子の中学の家庭訪問がありました。
教育の分野で仕事をしているので、こういう時はできるだけ仕事を休み、待ち構えることにしていたものでした。仕事に活かせる気づきが得られる場合があるからです。
家の中の様子も見て行かれたのですが、先生がある場所で立ち止まりました。
じっと見た後で、怪訝な顔でこちらを見たのを覚えています。
これはお父さんのですか?
先生が見ていたのは、私の本箱。
確かに普通ではありません。
妙なタイトルの本が並べられています。
例えば、毒物とか伝染病の本。
普通の心理学の本もたくさんありましたが、その横に犯罪心理学の本。
なぜか、サンダーバードの本とか。
それぞれ理由があって買ったのですが、何でこんなに不思議な本がいろいろあるのだろうと思われたのでしょう。「これはお父様の本ですか?」と聞かれたのでした。
この後、困ったような、あきれたような顔でじっと見られたのを覚えています。
本箱がある家、親も本を読む姿勢を示すことは子供の教育にとても大事・・・などと話をしていた後に、最後に家の中を見ていた際に見つかったのが私の本箱。
ものすごくばつが悪かったものです。
あれから10年以上たちましたが、今、我が家はあの時以上に本であふれています。
妙な本もますます増えました。
仕事場のひとつとして運営してきていた小中高向けのEdTechの実践拠点が役割を終え今月末で終了し、3月に引き払うのですが、自宅から持ち込んでいた大量の本を少しずつ持ち帰ってきているので、自宅の本が少しずつ増えてきているのです。ちなみに、EdTechというのはEducation×Technolog(教育×テクノロジー)の造語です。 教育とテクノロジーを融合させ新しいイノベーションを起こすビジネス領域を指します。
一冊の本は本を連れてくるものです。
ひとつの興味関心がきっかけで次々と広がるのです。
本は興味関心の広がりを示しています。
でも、そろそろ我が奥様の我慢が限界になる様子があります。
本の収納について、何か手をうたないといけなくなってきました。
困りました。策を練っていますが、よい案が出てきません。
困りました。
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以上、いろどり工房ココニコのホームページ管理人(ボランティア)のお話でした。
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