ココニコのキモチ

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いろどり工房ココニコ管理人(ボランティア)のキモチブログです。日常生活と本職(教育分野)の気づきのお話をしています。

姿勢を正す道具のお買い物

週間ほど前、我が奥様に頼まれお買い物をしました。
これです。

ボディメイクシートスタイル(Body Make Seat Style)レッド

ボディメイクシートスタイル(Body Make Seat Style)レッド

  • 出版社/メーカー: MTG(エムティージー)
  • メディア: ヘルスケア&ケア用品
  •  
 

姿勢を矯正する器具です。
椅子の上に置いて、その上に座ります。
定期的に行っている病院で紹介されたそうです。
病院で実際に座って確かめてみたら、よいと思ったと相談を受け、Amazon君で価格を調べると、Amazon君の勝利。
ということですぐさま注文。
翌々日には到着しました。

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実はこれ、私自身が興味を持っていました。

 

パソコンと向き合っている時間が毎日あまりにも長いので、体全体をかなり酷使しているなという感覚がありました。
座る時間が長くなると、どうしても姿勢が悪くなります。悪い姿勢というよりも、楽な姿勢になりやすいなと思います。両肩が落ちた前屈みの姿勢、いわゆる猫背に近い姿勢と言ってよいかと思います。

 

猫背などの楽な姿勢を正そうとする時に人間の体は筋肉を使うことになるのですが、私の場合、かなりの頻度、時間で筋肉がやるべき仕事をしていないという状態です。猫背は楽な姿勢ですが、いい姿勢ではありません。
筋肉が仕事をしていないので、結果的に調子がおかしくなる原因になるそうです。

 

姿勢が悪くなると、肺が広がらないため、深い呼吸ができません。さらに、血管が伸びて細くなり、血流の量が減り、脳へ送られる酸素やブドウ糖が減り、結果的に脳の活動が低下します。脳の酸素が不足すると、眠くなったりします。

つまり、姿勢が悪くなると、脳の動きも低下するのです。
受験生で姿勢が悪いまま、勉強していても、効果が出にくくなるのですが、医学的に理由があるのです。

 

さて、この種の椅子の上に置く機器には実は2種類あります。
ひとつは座りやすさを追究して、腰の負担を減らすもの。
もうひとつが、姿勢のゆがみを修正し、正しい姿勢の型を身につけさせるもの。
今回購入したのは、後者のほうです。

 

ある量販店で見かけて、ちょこっと試したみたことがあり、気になっていたのですが、また変なものを買ったと言われそうなので我慢していたのでした。

 

最初に座ると、楽な姿勢に慣れている人ほど腰が痛くなります。
Amazonのレビユーであまりよくない評価をしている人のコメントを読むと、本来のこの椅子の目的を知らずに買っているのだなと思います。
正しい姿勢の型というのは、厳しい訓練が必要なのです。
道具は作られた目的を知ることが大切ですね。

 

我が奥様は届いて試したところ、痛いと言っていましたが、使い方を会得してからは15分ぐらいの短時間から慣らすようにして利用しているようです。
私も休日に我が奥様が外出している時などに活用していますが、最初はすぐに腰が痛くなる感じでしたが、今では数時間座ったままでも大丈夫になりました。
もっともこの商品は長時間座ることは目的にしておらず、姿勢を正しくするのが役割です。最終目的はこの機器を使わなくても、姿勢がよくなることです。

 

ちなみに、ふだんの歩く姿勢もピン!となってきたように思います。

本当は勤務先でも使ってみたいなと思いますが、今以上に変な人と見られるかなと思うので、我慢、我慢。

 

悪い姿勢は楽。
背筋をピンとしたい姿勢は体の構造的にはつらい状態です。
だから、いい姿勢をしようというのは、やっかいなのです。
いい姿勢は意図的に筋肉も使いながら、型をあてはめていかないといけないのです。

 

いい姿勢は本人には実感はないかもしれませんが、体が実は疲れないので、集中力を高めやすくなります。結果として、やる気を高めやすくなります。いい姿勢は左右の目から入ってくる情報のバランスがよくなります。逆に姿勢が悪いと左右の目から入ってくる情報を補正する力が必要になり、脳が疲れやすくなります。

 

アスリートと呼ばれる人は見ていると、立っていても、歩いていても姿勢がいい人が多いなと思うのですが、科学的な根拠があるのです。

 

子供が勉強している時は、正しい姿勢が大切です。

目線は水平に
背筋をピン!
肩の高さは左右同じ

この3つが大切です!

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同時に適度な時間感覚で体をほぐし、動かすことも大事です。この時間感覚は人によって違います。短くて10分、長くて50分かなと思います。

この作法が、脳と体の機能を最大限に引き出しやすくなるのです。