西武新宿線の小平駅で降りて、「小平・ギャラリー遊」という場所を目指してテクテクと歩きました。我が奥様が手作り雑貨の展示をしていて、今日は最終日。終了後の片付けが終わった頃に行き、荷物運びを手伝います。
駅から歩いて行くと、サイクリングロードと遊歩道が並んで一直線の道路に遭遇しました。
看板がありました。
都立狭山・境緑道でした。
帰宅してから地図を眺めてみたところ、こんな感じでJR中央線の武蔵境駅近くの境浄水場から多摩湖まで一直線で作られているそうです。
大正12年に作られた水道施設(水道管)の上を走る道が都立狭山・境緑道でした。
今も水が地下を流れているそうです。不思議な気分です。
小平のこのあたりは桜の木が植えられていて、きっと春にはきれいだったのだと思います。
歩いて行くと、途中に「あじさい公園」がありました。
あじさいは6月上旬~7月上旬の梅雨シーズンに見ごろをむかえる花です。
いろいろな色のあじさいがありました。
あじさいは日本生まれの植物です。中国を経て、18世紀頃にイギリスに持ちこまれ、「東洋のバラ」として人気がでたそうです。明治時代に多くの商人が日本からあじさいを買い付けて持ち帰ったそうですが、これがヨーロッパ各地で品種改良がおこなわれ、西洋あじさいが誕生し、大正時代には日本に逆輸入されています。
あじさいにはさまざまな花言葉が付けられています。
移り気
冷淡
無情
寛容
家族団らん
平和
友情
元気な女性
「家族団らん」は小さな花びらがたくさん集まって咲き、一つの大きな花に見えることからつけられた花言葉です。
「元気な女性」はフランスでの花言葉です。ヨーロッパのあじさいは赤やピンクが多く、明るいイメージからこの花言葉になったようです。
「移り気」はあじさいは水色から青、ピンク、赤と少しずつ色が変化していく姿からこの花言葉になったようです。
見た目や色から花言葉がつけられるようですが、あじさいはいろいろな色なので、明るい花言葉から暗い花言葉まであるということのようです。
あじさいの花は、萼(がく)と呼ばれる葉っぱがたくさん集まって咲きます。
萼(がく)は根から吸収される土の養分によって花の色が変わります。
土が酸性なら青、アルカリ性ならピンクに変化する形です。
日本の雨水には二酸化炭素が溶けているので、日本の土は弱酸性が多くなり、日本のあじさいは青いものが多くなっています。根が吸い上げる量のばらつき、土の中のアルミニウムの量などによって色の濃さも変わります。
もっとも色が変わる仕組みの詳しいことはまだわからないことが多く、植えた場所によって土の成分が異なり、色が違うとだけ覚えておくとよいと思います。
こんな看板もありました。
ホタルを育てているのですね。
なかなかステキな場所です。
家から自転車で15分ぐらいのところにあったのですが、今まで知りませんでした。
やっと目的地です。
では荷物運びです。
のどかな雰囲気の街を歩くとほっとします。
いい日曜日のひとときでした。