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ココニコのキモチ

心(ココロ)+笑顔(ニコニコ)=ココニコ

いろどり工房ココニコ管理人(ポランティア)のキモチブログです

新聞を購読しない家庭の増加とフルーツ魚と入国拒否

聞を購読しない家庭が増えているのは、仕事で3年間接してきたご家庭からひしひしと伝わってきていました。
私の感覚だと地域差はありますが、親世代が40代までの家庭だと5割を超えているだろうと思います。
お金がかかるし、読むのは面倒だし、スマホで十分だし、新聞はゴミになるし、余計な情報が多いしというのが理由だなというのが生徒や保護者から感じられました。

新聞はお爺さんのメディアだよと話す生徒もいました。
かっこ悪いというイメージもあるようでした。
新聞を一度やめてしまうと、実際、困らないというのはあると思います。
無料のネットで十分になってしまいます。

我が家では今、東京新聞を購読しています。
全国紙に比べるとイメージが悪いようで、東京新聞をとっていると言うと変な反応をされます。全国紙に比べると700円ぐらい安いというのもありますが、妙な記事、妙な主張の記事が多いというのが購読の理由です。

今日の東京新聞での一押しは日曜版の大図解特集「フルーツ魚」です。

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フルーツ魚(フルーツさかな)はえさにフルーツを入れて育てた養殖魚のことです。
東京新聞によると魚の生臭さが少なく、さっぱりした口当たりで、魚嫌いの子供にも好評だということです。写真と図解でうまくまとめられています。

高知大学鹿児島県長島町の東町漁協が最初に開発し、2007年に販売された「柚子鰤王(ゆずぶりおう)」が日本の最初のフルーツ魚で、火付け役でした。
今は全国でブリだけでなく、カンパチ、ヒラメ、アユなどのフルーツ魚があり、果物にはゆず以外にミカン、スダチ、カボス、レモンなどが使われています。
東京新聞では日本の魚の消費量が減っていて、養殖魚の世界で「フルーツ魚」というブランド魚は注目されているということをていねいに紹介しています。

もし、今も小中高校生を対象にした塾のような場を続けていたら、一歩先に進めて、新聞をきっかけにして、もう一歩先の学びを演出して、子供の創造力をかき立てることをしたと思います。よく東京新聞の記事をぺたぺたとホワイトボードに貼っていましたが、反応の感度は成績と連動していたりしていましたね。
フルーツ魚の記事もカラフルだというのもありますが、考えさせて、新たな視点を持たせることがいろいろできると思います。

ブリは傷むのが早いのですが、傷みにくくなったというフルーツ魚の効果はすごいことです。
ゆずの香りがする魚というのは、面白いですね。
養殖魚のイメージも変えますね。
養殖魚の味が餌でコントロールできるというのは画期的です。

料理の世界に強い興味を持っていた生徒もいたので、フルーツ魚をきっかけに追究の観点も幅を広げることができたと思います。魚の切り身の調理では、下ごしらえに柑橘類をしぼると、魚の生臭さが解消することがありますので、こんな知識は持っていたでしょうから、未来の可能性も感じさせたことができると思います。

一方で、純粋な研究活動としてスタートした大学と民間との共同研究が、今ではブームに便乗しようとして売れればいいという視点で後追いしてきている輩が出現し、質が?というフルーツ魚も登場しています。養殖業は海の環境問題にも注意しないといけないので、フルーツの活用も自ずとしていいこととしていけないことがあります。このあたりは新聞には載っていないので、新聞が提供する表面的な知識に惑わされないという学びもできます。

東京新聞の毎週日曜日の日曜版を見ていると新聞のよさは一覧性だということを感じます。
見開きでの情報提示の仕方は、スマホでは困難です。
各紙面を見ても、ぱっと見て、見出しで自分の興味関心に関係なく網羅的に情報が飛び込んで来るのは意味があります。但し、よい見出しである必要があるので、その日によって質のばらつきがあるのは何とかして欲しいなと思いますし、その新聞の癖というか傾向、隔たりがあるので、注意が必要ですね。
東京新聞鵜呑みにしたらとんでもないということがありますが、妙なこだわりを持って書いている方が比較的多いように思います。

例えば、4月中旬に日本のラウドネスというバンドがアメリカのシカゴ空港で入国拒否されたニュース。ほとんどの報道がトランプ政権になり、排他的風潮、入国管理の強化が日本にも向けられたよ・・・というようなものが多かったように思いますが、東京新聞はていねいに裏事情や考え方をたくさん取り上げていました。
B5サイズぐらいの枠を使って記事が書かれていました。

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まず、主催元の招待状があるとバンドは入国できていたので、ビザなしで入国しようとしていたということが紹介されていました。コンサートをするなど様々な事情を考慮されて、今回はビザが必要と空港で言われ、入国拒否をされたというのが事実です。
ラウドネスほどの有名なバンドが、そもそもビザなしでツアーをやろうとしたこと自体が信じられない・・・という有識者の話を紹介したりしていたのをはじめ、様々な視点から問題提起をしていました。んんん?、という内容の部分もあり、やっぱり新聞は鵜呑みにしてはいけないと思ったり、追加で調べたりしないと真偽のほどがわからない記事になっていたのは愛嬌ですが、記者の方の心意気は感じられるものでした。

スマホでニュースを得るのは速報性がありますが、ネットニュースは必要なところを切り出すので怖いですし、いつの間にか傾向が偏り、結果的に洗脳されることとなり狭い視点だけになりやすいものです。さらに、自分が知りたいことだけを知る傾向が強まるのは恐ろしいことです。検索機能があるので、自分の偏った観点でニュースを見たりすることも強まりますね。

新聞はお爺さんメディアになりつつあるのは、もう避けられないですが、だからこそ、賢く生きるための知恵や作法は子供に伝えないといけないですね。学校でこの学びをするのはここ数年で困難度合いが高まってきているというのが私の肌感覚なので、やっかいな世の中です。嫌な言葉ですが、格差、それも学び方の格差が急激に高まっているのは、教育分野を仕事にしている自分としてはゆゆしきことではありますが、逆にできることがいろいろあるので喜ばしいこと?なのです。