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いろどり工房ココニコ管理人(ボランティア)のキモチブログです。日常生活と本職(教育分野)の気づきのお話をしています。

炊飯器ものがたり

件が発生しました。
先週、我が家の奥様が約一週間、家をあけていました。
箱根の旅館で手作り作品の展示を泊まりがけでしていたのです。
こんな時に限って問題が起きるものです。

一日目の夜、家に帰ってから炊飯器のご飯をみたら、表面がかた〜くなっていました。
朝炊いたばかりでした。
数日前から炊飯器の様子がおかしかったので、そろそろ買い換えかも知れないとは言われていたのですが、ついにその時が突然やってきたのです。
奥様にメールで連絡してみると、
「安いのがあれば、買い換えてください。おまかせします」
との指令が届きました。

「安いのがあれば」というのがやっかいです。
結婚して約30年たっていますが、お金の使い方の価値観の相違は平行線をたどったままです。
「安い」というのが対象によって夫婦でまるで感覚が違うなと思うことばかりです。
ふむふむ、やっかいです。
やっかいですが、忙しそうでしたし、ご飯が炊けないのは困るので、独断で進めることにしました。

電気製品を買う時は量販店をはしごして、下見をしてくるのが私のいつもの行動パターンなので、まず3箇所の量販店をまわり確認してきました。

チェックポイント1 炊飯器の容量はどうする?

我が家では息子が関西の大学に行ってから、3人分なので、いつも2合を炊いています。
量販店で確認すると、
3~3.5合が1~3人暮らし向き
5.5合が3~5人家族向き
でした。
ウロウロしていたら、親切な店員さんが教えてくれました。
同じ量のご飯を炊いても、大きい炊飯器の方が消費電力も大きくなるそうです。
大きな釜で少量炊くと味も落ちる傾向があるそうです。

独断とは言っても大きさだけは相談しないと集中砲火をあびるので聞いてみたところ、これまでは5.5合の炊飯器だったのですが、3合とか3.5合でもよいということになりました。
めでたしめでたし。

チェックポイント2 加熱方式はどれにする?

加熱方式はIH、マイコン、ガスの3種類がありました。

最近の主流はIHでした。
IHとは電磁誘導加熱(Induction Heating)のことです。
電磁力の働きで内釜自体を直接発熱するため、全体にむらなく熱を伝えることができ、火力も高いので一気に加熱することができるということがわかりました。
IHの中でも炊飯時に圧力をかける圧力IHが主流でした。
1万円台から10万円以上と価格帯はすごく差がありました。

次はマイコン
マイコン炊飯器はヒーターが釜の底部分のみにあり、その熱が釜全体に伝わって炊飯する方式でした。
値段が安価なものが多く、3~3.5合炊きはマイコン式が圧倒的に多くなっていました。

最後はガス。
ガスは火力が高いのが特徴ですが、我が家では置き場所の関係で選択肢には入りません。

加熱方式の違いで価格が大きく変わるというのがよくわかりました。

チェックポイント3 内釜の構造

いろいろありました。

厚釜
釜を厚くすることで、熱を蓄えて包み込むように炊き上げられます。

多層釜
層の数もいろいろありましたが、熱伝導率の高い素材を複数使うことで、火力をより伝えやすくしています。

真空釜
真空層がある釜です。魔法ビンとの構造と同じなので、熱が逃げにくく、熱が釜に奪われないので熱を早く内部に伝えることができるのが特徴です。熱効率が高いと表現されます。軽いのも特徴です。

土鍋釜
土鍋は蓄熱性が高く遠赤効果があり、ゆっくり熱が伝わり冷めにくいのが特徴だそうです。

この他に各社で様々な釜がありました。
鉄釜とか羽釜とか。
正直、何がいいのか調べれば調べるほどわからなくなりました。

チェックポイント4 見た目と操作性
見た目は大事ですね。
どっしり感があるほうが、おいしく炊けるような気がしました。
操作性は簡単かどうか。
あとは普段の使い勝手ですね。特にお手入れのしやすさ。

チェックポイント5 味
いろいろ考え抜いて、やはり味は大事だと思いました。
でもこればかりは、食べてみないとわからない。
困りました。
量販店を3箇所回って、聞いて回りましたが、わかりません。
味は人によって感覚が違うし、どうしたものか。

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結論です。
我が家にやってきた炊飯器は、
象印 炊飯器 マイコン式 3合ブロンズブラック NL-BS05-XB
です。
これです。

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熱が側面まで伝わりやすい5mmの黒厚釜を採用しています。
これがその5mmの黒厚釜です。

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メーカーの象印によるオススメポイントを紹介してみます。

広く浅めの形状で熱が側面までしっかり伝わる5mmの黒厚釜。
これで炊きムラが抑えられます。
495Wの強火で炊く豪熱沸とうなるワザでうまみを引き出し、芯までふっくらしたご飯が炊き上がります。
ふたヒーターつきでふっくらおいしい全面加熱。
ふきこぼれを抑える大型蒸気口。
栄養価の高い雑穀米や玄米、金芽米が炊ける健康米メニュー付き。
発酵から焼き上げまで手作りパンが楽しめるパンメニュー付き。
はずして洗えるディンプルアルミ遠赤内ぶた。

結局、決定する時の決め手となったのは、次の観点でした。
【価格が1万円】
量販店で実物と販売価格を確認し、結局アマゾンでジャスト1万円に近い価格になっていたので、アマゾンで購入。
実物を量販店で検討し、アマゾンと比較して安いほうで買うというパターンが我が家では多くなっています。
【デザインがおいしさを演出】
色とデザインをお店でじっと見ていたら、気に入ったのです。
5mmの黒厚釜のデザインも満足。おいしさを演出しているデザインだと思いました。
マイコン式は電気代が安い】
マイコン式はIHと比べると電気代が安いのがいいです。
2合を炊くなら、おいしさはマイコン式でもIHでも見分けがつかないらしいというのも決め手です。
IHは音がマイコン式より大きいらしいこともマイナスポイント。
象印だから】
ブランド力ですね。
私が持っている企業イメージだと象印であれば、炊飯器は職人気質のこだわりがある商品作りをしているというイメージがあります。マイコン式で5mmの黒厚釜というところはこだわりがあるからだと思ったのです。
IHなのにそんなに薄い釜はいかがなものかというメーカーもありました。

さて、実際にこの炊飯器で毎日食べるようになりましたが、今までの炊飯器よりは圧倒的においしいというのが今の感想です。
我が奥様が箱根から帰ってきてから、この炊飯器はいくらだったのかを聞かれないかドキドキしていたのですが、何も気にしていないようです。
自分では、1万円の炊飯器が高いのか、安いのか、手頃なのかはさっぱりわかりませんが、今日も新しい炊飯器くんはがんばってお米を炊いています。

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以上、いろどり工房ココニコのホームページ管理人(ボランティア)のお話でした。
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