ココニコのキモチ

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いろどり工房ココニコ管理人(ボランティア)のキモチブログです。日常生活と本職(教育分野)の気づきのお話をしています。

食(しょく)に関わる仕事

供向けの教育分野の仕事を本職にしているためなのか、子供のためになるならば、突然、自分の専門分野の枠を取り払ったことをしないといけなくなることがあります。
今回は、年明けに、なぜか「食(しょく)に関わる仕事」について話をすることになりました。
ふむふむ、ちょっと大変。
ドキドキ。

食に関連する仕事としてまず思いつくのは、調理師、パン職人、パティシエ、寿司職人とかでしょうか。
人の健康を支える仕事として管理栄養士や栄養士もありますね。
ソムリエとかフードコーディネーターなどもいます。

単に食を直接つくるだけでなく、
食品メーカーの新商品開発やマーケティング
外食産業の店舗開発、運営
コンビニのお惣菜の企画
学校での食の教育、、、
実に多岐にわたるのが食の仕事の世界です

年明けに話をするのは、食を直接つくるという分野を志す若者が対象です。

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調査してみたところ、食をつくるという分野に関わる仕事をしたいという人が増えている様子もあるようです。
彼らにまず伝えたいことは、自分の食すら作らない人、作れない人が他人の食をまかされる仕事をしたいと思うなかれということです。
自分の仕事を他人まかせにするなんて信じられないと言っていいかもしれません。
例えば、高校を卒業して食の世界に進もうと、この分野を学ぶことができる大学や専門学校に行こうとするならば、勉強も大切ですが、勉強よりも台所に立つ、自分で食事をつくる、食事のための買い物をするといったところから食に触れることが大事ではないかと思います。

食の仕事を目指す人の中には、どこそこのレストランがおいしいとか、あの有名なシェフの料理は実はたいしたことないとか、知識やうんちくはくわしいけれど、自分で包丁を使えないとか、料理を作れないとか、そういう人がとても多いのではないのかというのが栄養学を学ぶある大学の研究室を訪問した時に感じたことがありました。

シェフをめざしていなくとも、食にかかわる仕事をするのなら、自分で料理をつくる機会を増やすことからはじめてほしいなとその時に思ったのを覚えています。そうでなければ、いい仕事はできないと思うのです。

自分で料理を作ると、毎日の栄養のバランスとか、食材の選び方とか、学べることがたくさんあります。
長時間労働が問題になっている昨今ではありますが、プロであれば仕事場を出ても、残りの時間全てでプロとしての能力を磨こうとする本能があり、結果的に24時間、365日が学びの連続になっているものです。

食べることは生きることであり、食生活は健康の源です。
食の道で仕事をするということは、実は大げさに言うと他人の命をあずかることにつながります。
だからこそ、まず自分自身の食の自立からはじめてほしいと願うのです。
食の自立とは、健全な食のものさしを持ち、日々、実践することです。

私は教育のプロとしての自覚を持てるようになるため、実践の中から自分のものさしを持つようにしてきています。
ものさしはたえず変化の連続です。
教育でも食でも、どんな分野でもやる気のある人にとっては、夢膨らむ世界に変貌します。

この仕事なんて誰でもできる。
はやっているからやってみたい。
こんな安易な気持ちで仕事についても、長続きしないものです。

仕事をする時は、険しい山を見つけて登ってやろうという勇気と素敵なロマンや志が必要です。
毎日仕事と向き合うことで、人間にとってはこの分野はこうあるべきだ
という自分なりの思いや理念を磨いていかないと、
新しい発想力もつきません。
こういう姿勢がないと、
ちょっとつらいことや
ちょっと厳しいことを言われただけで
やめてしまう。

どんなにつらくても
おもしろいからやめられないような
自分を奮い立たせるような仕事を探すことが大事です。

ふむふむ、
食(しょく)に関わる仕事について若者に話さないといけないが
大丈夫か自分!と思っていましたが、
前半の話が書きながら固まってきたので、どうやら大丈夫そうです。

しばらくブログを更新していなかったので、
今日は食(しょく)に関わる仕事についてのひとりブレストをお届けしました。
実は、ここから先のお話が若者たちに一番伝えたい内容の部分に入るのですが、
それはまた別の機会ということで。
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以上、いろどり工房ココニコのホームページ管理人(ボランティア)のお話でした。
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