前回ご紹介した私の狛江の秘密基地のブラックボードの漢字の問題。
連休明けの漢字の問題は、
「験をかつぐ」
にします。
読めますか?
答えは「げんをかつぐ」です。
以前やってみてよい結果が出た行為を繰り返しおこなうことですが、これをするとよい結果を出せると自分を信じ込ませるという意味合いもあります。
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秘密基地では、小中高校生が学習をスタートする前に必ずけん玉をしています。
けん玉には、様々な効果が実はあります。
少しだけ列挙してみると、
・目と体でけん玉の玉を追うことで集中力が得られます。
・けん玉の玉を見ながら手を動かすので、手と目の連携した動きを訓練することができます。
・繰り返し挑戦することで根気を養い、次第にできるようになるので達成感も得られます。
・うまくできるようになるには、ただ単にくり返すのではなく、頭を使っての練習が必用になると気づきます。勉強と一緒です。
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実は、最終的に実感して欲しいのは、集中の儀式の効果です。
学習スタートの前に、必ず、けん玉をするので、けん玉が集中の儀式にもなっています。ひとつの決まった行動をしてから学習するのが習慣になると、その行動をすると体と意識がこれから学習するぞのモードになります。
集中の儀式をあらかじめ作っておくと、自然に学習エンジンがかかるようになります。
試験開始の時、何かの勝負の時、こんな時に集中の儀式を作っておくと、強くなれます。
成功の確率も高まります。
イチロー選手は、スパイクは左から履くそうです。靴を履く順番から、ドアを開ける手まで、家を出てからバッターボックスに入るまで全ての行動が決まっているそうです。ベンチの座る位置、グラブとバットを置く位置も決まっています。
一つひとつをこなしていく流れの中で、自然に鈴木一朗からイチローへと切り替わることができるそうです。
五郎丸選手のポーズ。
拝むように手を合わせ、前かがみになってから蹴る独特の一連の手順。
五郎丸選手のポーズは「ルーティン」という言葉で紹介されることが多いですが、イチロー選手、五郎丸選手も行動科学的にはとても理にかなったものだと言えます。
「験をかつぐ」という言葉から話が広がりましたが、
一番大事なことは「目標を持つ」ことだと思っています。
その目標に到達するため、毎日、体と心を集中させるために行動を一定に保ち続け、一つひとつの小さな目標をクリアし、偉大な目標に到達する。
目標を持ち、作法を変えると、日常が変わってきます。
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以上、いろどり工房ココニコのホームページ管理人(ボランティア)のお話でした。
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心(ココロ)+笑顔(ニコニコ)=ココニコ