ココニコのキモチ

心(ココロ)+笑顔(ニコニコ)=ココニコ

いろどり工房ココニコ管理人(ボランティア)のキモチブログです。日常生活と本職(教育分野)の気づきのお話をしています。

初任給の使い道

5月の中旬、国分寺の梅の花というお店に夕食を食べに行きました。
会計担当は我が家の娘です。
4月の初任給で家族をディナーに連れて行ってくれたのでした。

うれしいような照れくさいような気持ちでした。

ちなみに、この日、関西の大学に通っている息子も一緒にご馳走になっています。息子は医学部の最終学年になり、3月は兵庫、4月は沖縄、5月は神奈川と日本全国の病院での実習が続いています。5月の神奈川は自宅からは2時間以上の場所のため平日は病院の近くに宿泊していますが、土曜日の夜は自宅に来ているので、家族四人そろっての食事となりました。

では、料理の数々をご紹介します。

梅の花というお店はお豆腐料理の専門店です。

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今まで大勢の新入社員と接して来ましたが、初任給の使い方をふり返ると5年後10年後が違っていたなと実感します。

1 初任給をもらったら、親に感謝を形でも示す。
2 将来のための貯蓄を開始する。
3 自己投資になる使い方をする。

この3点は大事だと思うのですが、娘には何も言いませんでしたが、3つとも実行に移していました。
ちょっとびっくりでした。

朝5時過ぎに起床して、毎日、元気よくでかけていきますが、毎日が楽しい様子です。頼まれた仕事も、美大生ならではの創意工夫を盛り込んで仕事をしているようですが、デザイン分野の修行をずっとしてきたからこそできる仕事っぷりになっているようで、絵心のない自分としてはうらやましい限りです。
さっきも家で妙なものをMacに向かって作っているなぁと思っていたのですが、これも仕事のアイデアを形にする作業でした。やるからには、持てる力を最大限に使って、えっ、えっ、えぇっ!という形にしているようです。

5月には母の日もありました。
我が奥様がもらっていた母の日のプレゼント。
去年までとは、あきらかに違いました。
これも初任給効果ですね。
6月の父の日が楽しみです!

楽器が歌う日本武道館

5月7日の土曜日の夜、日本武道館に行ってきました。
土日は分刻みでやることが目白押しなのですが、この日の土曜日の夜をあけるため、ものすこく忙しい土曜日でした。

日本武道館へ行った目的はB'zの松本孝弘さんのライブ。

ライブのタイトルは
Tak Matsumoto Tour 2016 -The Voyage-

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グラミー賞を受賞したこともあるギタリストのソロライブ。
うまく伝えられないのですが、本当にすごいライブでした。
ステージには歌を歌う人はいません。
ひたすら刺激的な音が響き渡っています。
音の職人。
びっくりしました。

舞台中央には映像美の世界が広がり、映像世界と体にびんびんと響きわたる音。

松本孝弘さんはステージでこう言われました。
「楽器が歌うっていうのも、悪くないでしょう?」
この発言が全てをあらわしていましたが、本当に楽器が歌っていました。

歌のない、音だけの空間がこんなにも心地よいものなのかと実感できた幸せな数時間でした。

さて、この日、一緒にいったのは女子2名。
ひとりは我が娘。
新入社員くんですね。
今は営業研修の真っ直中ですが、疲れを癒やすいい時間になったと思います。

もう一人は姪っ子の小6女子。
券が一枚余ったので、義理の妹一家に声をかけたのですが、てっきり義理の妹の旦那さんが手をあげると思っていたら、小6女子が行きたいと。。。

B'zだけど松本さんだよ。
歌はないよ。
ギターだけだよ。
演奏だけだよ。
何度も念を押しましたが、終わってみれば、大満足の様子でした。
ニコニコの笑顔でした。

素敵な経験をさせて頂き、B'zの松本孝弘さんに感謝です。


ちなみに、こんなお花がありました。

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一番手前は氷室京介さん。
奥の方のお花は、、、

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あのご夫婦ですね。色を変えてお二人でふたつを贈られていました。

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以上、いろどり工房ココニコのホームページ管理人(ボランティア)のお話でした。

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いつの間にか一年中があたり前に

つい数日前、冷凍庫を開けた我が奥様が発した言葉が「何、これ! 信じられない!」。
冷凍庫にこっそり入れておいたアイスクリームを発見されたのです。
冷凍庫の中は元々かなりギュウギュウ状態でした。
そこにアイスクリームをこっそり押し込んでいたので、怒られたのでした。

今の場所に引っ越してきてちょうど4年が経ちました。
引っ越してからアイスクリームを食べることがとても増えました。
正確には、私が買うことが多くなったのですが、これには理由があります。
駅前のスーパーマーケットがアイスクリームだけは一年中、4割引きというセールをしているからなのです。
4割ということは、半額に近いのです。
4割引き!
一年中4割引き!
ここに引っ越してきてよかったなと心底思ったものです。

さて、冷凍庫に入れていたアイスクリームがこれです。

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仕事帰りに買い物をたのまれ、スーパーに寄ったところ、今までこのお店に置いていなかったアイスクリームを発見したのでした。
スーパーカップの「練乳いちご味」!

新製品だそうです。

定価130円ですが、これも4割引きになります。
つぶつぶとした食感のいちご果肉に練乳がかかっていて、幸せな気分になります。もうひとつのアイスクリームも今まで扱っていなかった商品でした。じっと見ていたら、買いなさいという声が聞こえてきて、気付いたらレジに向かっていました。買ってきたと話せば、怒られるので、こっそり冷凍庫に押し込みました。

アイスクリームについて、子供と大人では聞いてみるとイメージがかなり違っているようです。

アイスクリームというとかなり以前は夏に食べるものというイメージがありました。暑い時に食べるのがアイスクリームでした。

しかし、流通の仕組みが変わり、一年中買うことができるようになり、いつでも食べられるというイメージにアイスクリームは変わりました。
手軽で、手頃な値段で食べられるスイーツなのです。
ハーゲンダッツの高級感あふれるアイスクリームが店舗展開から、コンビニ展開に変えてからだいぶたちましたが、これによってさらにいいものが一年中提供されているスイーツがアイスクリームという意識に変わってきています。
ケーキや果物とは異なり、アイスクリームは冷凍庫で長期保存も可能です。

昔、アイスクリームは夏場のものでしたが、今は違うのです。
この変化をうまく応用していない食品メーカーや街のお店はもったいないことをしているのです。
ちなみに、駅前のスーパーもアイスクリームを客寄せの手段にして、大成功している様子です。

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我が娘の新入社員研修

我が家の娘の集合形式による新入社員研修が4月22日に終了しました。
最初の一週間は研修施設に泊まり込み、残り2週間は毎日、5時に起きて、6時には家を出発という日々でした。
昨日が最終日だったのですが、話を聞くと、この3週間で自分の会社がますます大好きになったようです。
今の世の中、新入社員の3割が3年以内に辞めてしまうと言われます。娘が入社した企業は年間退職率が1%以下と聞いていたのですが、愛社精神を育てるというか、自分の会社が大好きになるような要素なり仕組みがいっぱいあるようです。

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私の本職は教育分野なのですが、自分で立ち上げた教育研究施設での試行錯誤をしていて思うのは、優しく指導したり、威圧して指導するのは愚の骨頂だということです。そういう指導になるのは技術不足なのだと思います。
指導する側として大切なことは好かれることではなく、信頼されることなのですが、きっと娘が受けた新入社員教育では信頼できる方々がたくさん登場されたのだと思います。

教育という場で大切なことはたくさんあります。

その中でも重要なもののひとつに教えないということがあります。
教えずに、気づかせるのです。

手取り足取り教えるのは簡単ですが、自分の力で気づき、考え、解決するという中でこそ学ぶ喜びにふれる機会も生まれやすくなります。
本物の学びにもなります。
教えずに気づかせるというのは指導する側にしたらしんどいものです。

もちろん教えるべきことは教えないといけないのですが、これが度を超すと教えを待つという作法に毒された人になります。一方で教えずに、気づかせるという時間の中で育った人は挑戦するココロ、志を持つようになります。
小中高校生のいるご家庭では教えてもらうということに毒されていないか、一度ふり返ってみるとよいと思います。教えてもらう、特に耳から聞くだけということで教えられるということが多いと、確実に忘れてしまいます。しかし、ヒントを与えられて、自分で調べ、考え、こねくりまわすことは、大変なことですが、身につき度合いはまるで違います。将来の力になります。

小さい時の学び方の作法、環境は社会に出た時に、大きな力の差となって出てきます。
小さな頃の学び方をまちがえると、社会人になってから、自分が伸びないのは、教える側が悪いと本気で思ってしまうような大人にしてしまうかもしれません。

さて、娘はしばらくの間、これから営業研修にどっぷりつかります。半年から一年の間ぐらいらしいとしかわかっていませんが、クリエイティブ職で採用されても、営業研修をとことんするという企業姿勢にも好感が持てます。営業がわかる、センスがあることはクリエイティブ職にも大事なことです。
娘と話をしていると、営業研修が嫌という気持ちはまったくなく、楽しんで挑戦してこようという意気込みだとわかります。どうやら社会に立ち向かうための育て方は間違っていなかったようです。
女子力という視点での育て方は成功なのか、失敗なのかは定かではありませんが。。。

 

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杉山家の4月1日、そして悩める美大生へのメッセージ

4月になりました。
杉山家の4月も始まりました。
一番大きな変化と言えば、美大生だった娘が社会人になったことでしょうか。4月1日、入社式があり、そのまま新入社員全員は合宿研修で山梨の施設へ行きました。合宿研修は約10日間。どんな顔で帰ってくるのでしょう。

娘は美大生でしたが、就活は本当に大変でした。

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美大生のための就活はどうしたらいいのか。
美大生のための就活情報が世の中にはほとんどありません。
就活対策本はいろいろ出ていますが、美大生向けのものは他人事ではないかと思うようなものが今にして思うと、多いなと感じています。

●あこがれのクリエイティブ枠採用

娘はひたすら「クリエイティブ枠採用」を受け続けていました。
いろいろ私もアドバイスや支援をしたつもりですが、最初は不採用の連続でした。
「クリエイティブ枠採用」は未知の世界、その上、元々、数人から多くても10人ぐらいの採用枠です。

企業別に課題が出され、連日連夜、作品作りをしていた日々は今思い出しても、家の中に緊張感がただよっていました。

●赤帽は美大生の就活の必需品

びっくりしたのは、その課題作品を持ちこむために赤帽が必用だったことです。美大生の間では常識のようなのですが、親としては、本当にびっくりぽんでした。
すごい作品を作っては赤帽で運んでいましたが、不採用の場合でも心血注いで創り上げた作品はほとんど帰ってきませんでした。
不採用よりも、あんなにがんばって作った作品、それも結構巨大な作品が没収されてしまうのは、何と理不尽なんだろうと思ったものです。

本人も気落ちした頃、ポンポンポンと内内定をもらえるようになりました。
結果的に不採用だった企業も含めて、親から見ると、一番いい企業だと思える企業に入社することになりました。
でも、就活をする時は、本人も私もまったく想定していなかった企業です。
やりたいこともでき、私からみても愛すべき企業だというのは終わってみれば、娘の就活は大成功でした。

このブログはどうも娘の関係者、後輩?なのか美大生も読んでいる様子があります。
ということで、ここから先は美大生に向けたアドバイスを書き起こしておこうと思います。

ポートフォリオ地獄に陥ってはいけない

美大生の就活と言えば、まずポートフォリオ
4年間で創ってきた作品の写真とプレゼン資料で構成された作品集のことです。
相手先によってはポートフォリオは作り直しが発生します。
これは結構しんどい作業です。

但し、間違えてはいけないのは、就活はポートフォリオを作る事とイコールだと思っている美大生は多いようですが、これは勘違いです。

OB・OG訪問も美大生はポートフォリオを見せなくてはいけないと勘違いしていて、訪問が遅くなったり、結局、ほとんど行っていないという美大生も多いようです。
ポートフォリオ作りは大切なことではありますが、企業研究は大事です。

●美大生の武器はポートフォリオではない

美大生の大学生活は正解のない答えを見つける日々です。
なおかつ、他人とは違う、ひと味違った答えを表現するという訓練が続きます。
4年間、本気で美大生の生活をしていると、すごい力がついています。
娘は365日、何かしら創っていましたし、描いていました。
1日も休まずです。
このことはすごいと娘をほめてやりたい気持ちです。
実はこの4年間の過ごし方が一番の就活の武器になっています。

表現技能を4年間訓練してきていることに加えて、正解のない課題に取り組んできた経験を積んできていて、他人と違う答えを出そうとする習性も身についてます。
この修行の日々で成長した「人そのもの」が強い武器なのです。
ポートフォリオは武器になりません。

美大の就活はポートフォリオを作る事だと勘違いしていると、とんでもないことになります。
採用する側は作品ではなく、人を見ています。
ポートフォリオを見せて、評価してもらうのではなく、自分のありのままを見せて、評価してもらうのです。
これに気がつくと、就活の行動、企業に出向いた時の行動が違ってくると思います。
どの企業からも娘は何度も呼ばれていましたが、夜、その日の様子を聞くと、ある時から、おっこれはいけると思うようなやり取り、企業側の担当者の発言が感じられるようになったのですが、ポンポンポンと内々定がでるようになりました。


●美大生は宇宙人

美大生は私が知っている限りでは、我が道を行くという人種が多いように思います。
本当に宇宙人です。
元々、普通ではない道を進んでいこうとしている人種です。
なおかつ、いい意味で自信過剰な面があります。
私には才能があるという自信がなければ、美大には来ないと思うので、これは必然です。

宇宙人としての人物の魅力が伝えられるようになると、内々定が取りやすくなっていきます。

娘は最初は失敗の連続でしたが、その中で学んだことで結果が出せたのだと思います。
娘にとってさらによかったのは、失敗したことで、応募することなど想定していなかった企業がその後のタイミングで自分の目の前に登場し、なおかつ、今までで一番魅力的な企業だったことです。
終わってみれば、大成功の就活でしたが、はらはらドキドキの日々でした。

美大生が目指すクリエイティブ職の採用はどんな企業でもひとりから多くても十数人です。今年の就活もスタートしていますが、美大生がひとりでも多く自分の目指す仕事にたどり着いて欲しいと願っています。

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以上、いろどり工房ココニコのホームページ管理人(ボランティア)のお話でした。

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美大の卒業式

3月18日、娘が武蔵野美術大学を卒業しました。
卒業式には奥様と私も参加してきました。

すごいよ、と聞いていたので、わくわくして行ってきました。
武蔵美の卒業式でいただいた式次第がこれです。

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開くと、こんな風になります。

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なかなか凝っています。

総合演出という欄に空間演出デザイン学科の堀尾幸男教授のお名前がありました。
野田秀樹さん、三谷幸喜さんなどの舞台美術を手がけている堀尾幸男さんです。奥様とは中島みゆきさんの夜会という舞台を観に行ったことがありますが、その時の舞台美術も堀尾幸男さんでした。すばらしい舞台美術、空間設計でした。

現代劇、ミュージカル、オペラ、歌舞伎、落語など確か600を超える舞台美術を手がけてきています。

開式後、すぐに授与式となりましたが、学科単位で代表の卒業生が登場したと思ったら同時に巨大なキャンパスと教授がひとりずつ登場されました。
突然、教授が巨大キャンパスに大きな筆で創作活動。
ライブペインティングです。

先生方のパフォーマンスは美大ならでは。

 

武蔵美の卒業式。

完全に舞台と化していました。

卒業生のために、先生方、職員、在校生が全力で取り組み、祝福する姿がステキでした。
すごい一体感の卒業式でした。

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娘はいい4年間をいただいたと感謝の気持ちでいっぱいになりました 

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町田の8階と7階の水木しげる先生

2/16(火)から2/22(月)まで、我が奥様は町田の小田急百貨店でクラフト展というのに出ています。
私も20日(土)に少しだけ寄ってきました。同じフロアでリサイクル着物の展示があるためか、結構、人通りがある様子でした。
激励をして、本人以外は写真は撮れないので、持参したカメラでパシャパシャとしてから邪魔になってはいけないと退散しました。

クラフト展は8階だったのですが、いざ7階へ。
実はどうしても行きたいところがあったのです。
7階で「水木しげる版画展」をしていたのです。
版画展で頂いたはがきがこれです。

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私は東京都調布市で育ったのですが、自宅から小学校への通学路の途中に水木しげる先生のご自宅がありました。ちょうど私が小学生の頃、ゲゲゲ鬼太郎が誕生し、人気が出始めていました。
小学生の頃、小学校の隣にあるお寺とお墓で不謹慎ですがよく遊びました。悪ガキ3人でいつもそこで遊んでいました。ある日、お墓の前にある一軒家にゲゲゲの鬼太郎の作者が住んでいるというのを偶然に知りました。小学生にとっては怖い物などないという感じですごしていたので、学校の帰りに水木しげる先生の家に「こんにちは~」と3人で突撃しました。

今でもこの時のことが鮮明に残っています。

今、残っている記憶は心底「怖い」という気持ちです。

ガラガラと玄関をあけ、まず出てきたのは奥様でした。

仕事中なのでと言われて、え~と大合唱したことを覚えています。

何度もみんなでえ~と叫びました。

でも、しばらくして、水木しげる先生が玄関に出てきてくれました。

大歓声でした。

ニコニコしながら出てきてくれた光景は今でも目に焼き付いています。

鬼太郎の絵はがきをくれたのですが、その時、友だちが「あっ」と言って水木しげる先生の体をじっと見ました。

水木しげる先生は戦争に行かれたことがあり、その時に片腕をなくされていました。鬼太郎の漫画家先生にひと目会ってみたいという動機で乗り込んだのですが、「あっ」と友だちが言ってから、なぜ腕がないのかとか、戦争の怖さについて短い時間でしたが話をしてくれました。ニコニコしながら話をしてくださいましたが、目がとても怖かったと後になって3人で話をしました。小学生の訳のわからん子ども相手に、戦争というのはなということをまじめに話してくれたのは、水木しげる先生らしくもあり、自分にとってはとても大切な経験になっています。

水木しげる先生は昨年の11月30日に93歳でこの世を去りました。
人は人によって影響を受けたり、変わるきっかけを得たりするものだと思うのですが、私にとってはそのひとりが水木しげる大先生です。

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ですが、笑顔の奥にある心の強さ、信念がココニコらしさなのです。

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バレンタインとウルトラQとハッピーバースデー

杉山家には2月に怒濤の連続3日間があります。
正確にはありましたというべきでしょうか。
子供たちが皆、大学生になってからは前後の休日にまとめて済ませるという形が定着してきました。

連続3日間というのは、
2月14日 バレンタイン
2月15日 奥様の誕生日
2月16日 息子の誕生日
です。

今年は土曜日に奥様の誕生日をしています。
こんなケーキを食べました。

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丸いケーキを切るのは結局私だからという奥様の意見を尊重?して、味の違う小さなケーキを買ってきて、皆でそれぞれをちょっとずつ食べました。
電車に乗って、いつも混み合っている店で並んで買ってきました。

14日はあちこちで頂いたチョコを堪能しました。
中でも、仕事でお世話になっている方からいただいたバレンタインチョコ。
ぴったりのチョコですからねと言われて頂いたのですが、開けて、びっくり。

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中央にカネゴンの板チョコ。
バルタンやゼットンなどはコインの形をしている。
うれしいチョコでした。

カネゴン君と言えばウルトラQ
独特の雰囲気があふれた世界観がとても好きでした。
子供の時に最初に見た時の衝撃は今でも忘れられません。

石坂浩二さんという俳優を認識したのも、このウルトラQのナレーターが最初でした。

登場人物、怪獣は個性豊かでした。
カネゴン、M1号、ガラモンとかですね。

今から思い起こすと、当時の社会を風刺していて奥の深い作品でした。
高度経済成長の真っ只中とは対照的に環境破壊が問題視された時期でもあります。
怪獣も人間の敵として描かれているのではなく、人間に対する痛烈で風刺のこもったメッセージを込めたものになっていました。

ウルトラQは職人魂のある作品でした。

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元気の源と中島みゆきと一会

我が家の元気の源の行事のひとつにコンサートやライブ鑑賞があります。
2月11日の祝日、奥様とふたりで行ってきました。
中島みゆきConcert「一会(いちえ)」2015~2016」の千秋楽です。

f:id:kokoniko:20160214181449j:plain一会は一期一会からとったそうです。

コンサートは3部構成。
第1部はSweet。
第2部はBitter。
第3部がSincerely Yours。

幕が上がりると桟橋をイメージしたセット。
奥のほうには遊園地の観覧車とコンクリート
左手からみゆきさんがゆっくりと歩いてきてセンターへ。
白黒ベースの和風の花柄ドレス

しみいる歌声。すばらしい歌唱力です。
でも、お話の場面になると雰囲気が一変します。
なぜあの歌声でこんな声なのかというくらい、独特の声。

ウォークマンで聞くのと、生のライブやコンサートは聴いてる音の音域が違います。CDやMP3などのデジタルの音は容量の関係で生とは根本的に違うものです。耳だけで聞くのではなく、体全体だから感じることのできる音も体験できるので、世界が違う、別次元の体験になるのです。

コンサートの3部構成の中でも第2部のBitterは本当にBitterという気分になりました。

「友情」
「命の別名」
を熱唱し、第2部のBitterの最後は
NHKの朝ドラの「麦の歌」。

すばらしい表現力でした。
会場全体の空気がすごい。

中島みゆきさんのコンサートはお約束なのか、皆、座ったままです。
途中に20分の休憩もあり、体に優しいのも気に入っています。
いつもはずっと立ちっぱなしのライブに行くことが多いので、こんなことでも新鮮な気持ちになります。

最後は歌い終えて深々とお辞儀。
いつもとは違う歌い方をしている曲もあり、今の気持ちが伝わってくるような時間を過ごすことができました。

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国分寺駅の上・無印良品で長蛇の列発見

土曜日に我が奥様が出展している国分寺マルイをのぞいてきました。
国分寺駅の真上です。
5階から4階へエスカレーターを降りた真正面だと聞いていたので、本屋に行きたかったというのもありますが、まず一気に一番上の方の階にある紀伊國屋書店へ。
ちょっとぶらぶらしてから、下の階へ。
ロフトで寄り道して、0.7ミリのシャープペンシルを購入。
いつも0.9ミリか0.7ミリのシャープペンシルを使うのですが、愛用の0.7ミリの調子がわるくなっていたので買い換え。
次にロフトの隣になるノジマでブラブラ。
下の階に行ってびっくり。
かつてない長蛇の列になっている無印良品
実は改装売りつくしセールの真っ最中なのです。

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国分寺マルイはマルイと専門店街のCELEOで構成されているのですが、CELEO側は売りつくしセールを1/12から1/31まで実施しています。
3階から5階が改装工事になるので、無印良品は20%から30%OFFなのでした。ごった返していました。

やっと4階に到着。
ちゃんとお客様が来ていました。
ディスプレイ自体はこんな雰囲気です。

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4階はあいにく紳士物のフロアです。フロアに来る方も女性よりも男性が多いようです。もし、国分寺にお越しの際は4階にぜひお寄りくださいませ。

では、また次回。

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ムサビの卒展で会話の花畑

土曜日、娘の通う武蔵美の卒展に我が奥様と行ってきました。
あっと言う間の4年間で我が娘もあと数ヶ月で卒業です。

到着したのは10時半。
入口はこんな感じです。

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卒展=卒業制作展とは、4年生の学生生活最後の作品を飾る展示です。
普通の大学でいうと卒論ですね。
娘の作品の場所に行ってみると、おやおや建造物ではないですか。

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視覚伝達デザイン学科所属なのですが、建築学科の作品のような外見です。

作品のタイトルが、「会話の花畑」。
作品を鑑賞する人が発する声を活用して、作品の彩りが変わっていくのですが、ふむふむ、がんばったではないかと率直に感心、感心。
作品を作ることが目標ではなく、作品は手段であり、作品を通じて何をするかという視点があったので、我が娘ながらがんばったと思いました。
しばし娘の作品のあった部屋の他の作品も鑑賞してから、次の場所へ。


次に向かったのは、学食。
お腹がすいたのです。
私が選んだのはMAUランチ。410円

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MAUはMusashino Art Universityの略。
結構ボリュームがあって、おいしいです。

 

学食の前にある大きな空間があるのですが、こんな感じです。

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大学のキャンパス全体が展示スペースという感じです。
広ーい武蔵野美術大学のキャンパス全体が展示ルームになっているので、とてもじゃないですけど1日じゃ回りきれません。

 

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f:id:kokoniko:20160117003456j:plain卒展の直前に教授から講評を受け、そのまま一気に卒展に突入するそうなのですが、教授から却下されると卒展会場から作品の撤去を指示されてしまうそうです。美大は結構厳しい世界です。


厳しい師弟制度のような雰囲気も感じられる世界だなぁと思います。


とことこ歩いていたら、学内で工事をしている場所があり、その前を通りかかった時の景色がこれです。

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大きな木が横たわっていました。こんな光景は滅多に見られないと思ったので、パシャパシャ写真に撮ってきました。

山のような数、何百もある作品を眺めてきましたが、作品を作ると同時に空間をどう作り、演出するかということに目が向いていると違っているなあと感じました。
夕方までかかって鑑賞してきましたが、とても有意義な1日でした。

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 では、また次回。

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彩り工房ココニコ 

52+18で、あけましておめでとうございます

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あけましておめでとうございます。

元旦は年賀状が届くのが楽しみのひとつなのですが、2016年の年賀状を送った先に一枚だけですが海外宛てがありました。昨年、イギリスへ転居した知人がいて、海外だけど普通に年賀状を送ってみました。

今回、海外に日本の年賀状を送ってみたいと思い立って、不足分の切手を追加で貼ればいいはずだと思って調べたところ、日本の年賀状は不足分の18円切手を貼れば、世界中どこでも送ることが可能でした。
わずか70円で航空便扱いで国際郵便葉書が送れるのです。
日本国内に送る葉書との差額はわずか18円。びっくりでした。
差額分の18円切手を郵便局に買いに行ってさらにびっくりしました。
これがその切手です。

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2種類あったのですが、ラーメンとすき焼きのデザインでした。
日本の年賀葉書で海外に出したいという人が大勢いるということで作られたようです。

日本の年賀状に日本の文化?をあらわすデザインの切手で届く。
受け取った時のびっくりした顔が思い浮かびます。同時に、懐かしさであたたかな気持ちも届けられる年賀状になるな・・・送る側もうれしい気持ちになりますね。

18円切手をプラスするだけで海外に届く日本の年賀状。
メールであけましておめでとう・・・とするよりも、やっぱり日本の年賀状がいいなぁと実感しました。

 

2016年。
今年もよろしくお願い致します。

2015年、ありがとうございました

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ホームページ管理人です。
一年間、いろどり工房ココニコを応援していただきありがとうございました。東京、神奈川、埼玉のはじめての場所で新たな出逢いの話をいつも聞かせて頂きました。ご自宅から遠くの場所に出展していても、訪ねてきて下さる方々には本当に感謝しております。

 

2015年、我が家には様々な出来事がありました。

 

特に6月。私の母親が突然倒れ、長期入院することになりました。
ようやく安定してきたところです。
高齢者医療保険、病院の費用や介護保険の仕組みなど様々な学びもありました。

 

次は8月。美大生の娘は4年生。春から夏は就活でとても大変でした。美大生の就活は普通の大学生の就活とはかなり違っていて、親としてもびっくりの連続でした。
幸い本人が希望するクリエイティブの職種で採用されました。

 

大小、様々な事件や苦難に遭遇しブログが滞っていましたが、2015年の出来事を書くだけでも相当な量が書けるので、少しずつ再開していきます。

2016年もどうぞよろしくお願い致します。
素敵な1年になりますように…。

銀座の千疋屋でのひととき

久しぶりにブログを書きます。
だいぶ間が空いてしまい、勤務先でこのブログを読んでいる人もいたりするので、どうして書かない?と言われ、重い腰をあげました。
実は6月1日に私の母が突然歩けなくなり、入院しました。
このため、杉山家一同てんてこ舞いの状態となり、しばしブログもお休みしていました。この間、我が奥様は新宿西口広場で職人・時代(とき)の手作り展をこなし、千疋屋・銀座ギャラリーで美大の同級生の皆さんと個展を開いたりしながら、病院にも交代で行くという過酷な日々を過ごしておりました。
何があろうと明るく振る舞って動いてくれています。

さて、こんなわけで、ホームページできちんとアナウンスしないまま、千疋屋・銀座ギャラリーで美大の同級生の皆さんとの個展は終了してしまいました。申し訳ないです。

今回は千疋屋・銀座ギャラリーの様子をレポートしたいと思います。

私は6月20日の土曜日に行きました。
この日、私は10時から某市の某小学校の学校公開日で保護者向けに講演会をしておりました。一応、教育分野のプロを自負していますので、こんなこともしております。終了してからいざ、銀座へ、千疋屋へと向かいました。
地下鉄の銀座駅で降りました。

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千疋屋までたどり着いたら、連絡しておいた到着時間まで30分ありました。

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1階のお店をちょっと眺めてから、何となく2階の喫茶をのぞいてみたら、お店の方と目が合い、「丁度、今、お席が空きました」と言われ、思わずスタスタと入っていきました。
まだ30分あるし、午前中の講演会で1時間ちょっとしゃべりっぱなしだったし、という言い訳を自分に言い聞かせ、席につき、30分だけ休憩。
珈琲とフルーツサンド。
さすが千疋屋です。
ものすごく美味しい。絶品です。
甘いフルーツと苦みのある珈琲。
満足です。

さて、30分を優雅に過ごして、お店を出てから事件が起きました。
千疋屋ギャラリーが見あたらないのです。

ここで千疋屋の銀座にあるギャラリーと思いこんで、銀座駅で降りて、千疋屋に来たのですが、お店の人に聞いて判明したのが千疋屋ギャラリーは銀座というより東京駅に近い場所にあり、少し離れているということでした。
地下鉄で移動するよりも歩いても時間はほぼ同じということがわかり、てくてくと歩いて移動しました。
結局、予定時間よりも30分も遅れて到着。

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何事もなかったかのようにふるまいながら、中に入っていきました。

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あっ、千疋屋・銀座ギャラリーの様子をお届けしようとして、到着までのドタバタだけで長文になってしまいました。
では、当日の我が奥様の作品の写真のアップで今回はオシマイ!

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トールペイントの精神とワンピース、似てるけどちょっと違う

我が奥様はトールペイントというものを発端にして、様々な絵を描く技法を学んできています。
トールペイントはヨーロッパの伝統的装飾技法を土台にして、木、ブリキ、ガラス、陶器、布などあらゆる素材に絵を描くことをさしています。家具などの木製品は使うにしたがって色あせてきます。この部分にトールペイントで華やかに変身させたことがはじまりのようです。
新しいアートの分野として発祥の地ヨーロッパだけでなく、アメリカで広がり現在に至っています。
トールペイントはみていると技法が体系的にできていて、これを手順を追って学んでいき、技法を習得し、次第に独自の創作技術を見つけ出しながら成長していくように思います。

我が奥様のやっていることを観察していると、いつも使っている身近なものを大変身させたりできる職人の世界かなと思います。

何気ないいつも使っているものが色あせてきた。
あれあれという間にワンポイントの絵が描かれた。
ボロボロのイメージだったのに、ずいぶんと違ったものになったりします。

無機質なモノが、変身して行く様子をこれでもかと見せられてきました。
モノが変身した結果も大事なのでしょうが、それ以上に変身したモノによって気持ちがあたたかくなったり、気持ちを刺激したりするのがトールペイントのよさだと思います。

さて、トールペイントは見ていておもしろいですが、私が同じことをやっても仕方ないというか、家の中がおかしくなると思うので、別の形で同じく物体によって気持ちをあたたかくしたり、気持ちを刺激したりしたいと思っています。
という意図で、私の妙なコレクションが家の中のあちこちに置いています。

今日はその中のひとつ、我が家のトイレの風景をご紹介。
これです。

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アニメのワンピースとブルーレットのコラボ製品が我が家のトイレにあります。

お店には3種類ありましたが、選んだのはルフィでした。
トイレで手を洗う時にこのフィギュアが目に入り、やさしい気持ちになります。同時にすっきりとした香りがトイレ空間に広がります。
モノで気持ちを前向きにしたり、ほんわかしたり。
ある時、突然、今までなかったモノが家の中に出現する。
小さな変化で気分が変わる。
トールペイントのかもし出す精神に通じるものがあると思いながらトイレでしばしたたずんでいます。

もっとも我が娘はワンピースは好きじゃないようです。
はじめて新しいブルーレットに遭遇した時、誰?こんなの買ってきたのはと、非難されました。ふむふむ。共同生活は難しいものです。